"JAZZ 100の扉" "JAZZ The New Chapter"
昨年秋から今年初めにかけて、村井さんと柳楽さんの本が立て続けにリリースされています。
当然(?)、出版直後に入手して、双方とも端から端までなめるようには読んでいませんが、全体をパラパラと、ことあるごとに延々眺め続けています。
でもって、今さらながらの紹介(^^;;
"JAZZ 100の扉"は、年代順に概ね1人1枚のアルバムを選んで、その文章を書いてあるという内容。
と書くと、いわゆる名盤読本に近いものに聴こえるかもしれませんが、選ばれたアルバムをそれぞれの盤のために書いた村井さんの文章を楽しむのが真骨頂ということになります。
かたや、"JAZZ The New Chapter"は、副題に"Robert Glasperから広がる現代ジャズの地平"とあるように、Robert Glasper(のアルバム"Black Radio"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61223951.html)以降でしょうね)を起点に、参加メンバーへの広がり、影響下、影響元とかの紹介で60ページ。
BlueNoteレーベルから、Robert Glasperを離れて昨今話題のミュージシャンの紹介を、いくつかのカテゴリに分けて紹介してある。昨今、どんな人が話題かってのが、俯瞰できる内容になってます。
前者は、新譜者としては最後から最初に向けて読み進めました。
掲載されたアルバムを見ると、この人は「これ」でなく「あっちだろ」みたいな個人的嗜好の差はあるというのは、どんな本でも起こりえることなので気にしません。
とはいえ、大半は過去の名盤本から大きく違った選盤しているようなこともなく、もちろん、例外はあって思わず「こうくるか!!」と思うものもありますが、これとて個人的嗜好の差の範疇として気にしません(笑)
特筆は、最後の1枚が、Tokyo Zawinl Bach "Afrodita"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61623128.html)であることでしょう。ここまでフォローしてある書籍は初でしょう。
という選盤のところで書くことは、この本の主意ではなくて。。。(笑)
それに付随する村井さんの経験、知識、に裏打ちされた軽妙な文章が面白いので、それを楽しみ、それで気になった盤があれば購入(聴く手段)を考えるというのが吉でしょう。
後者は、完全に拾い読みしてます。まだ、読み切れてない部分もあると思います。
Q-tip、Mos Defとかが冒頭で紹介されているのは、JAZZしか聴いてない者には、知識の拡がりに繋がる"ほぅほぅ"な内容であります。
それと、JAZZからHip Hopへのアプローチとしては、Herbie Hancockの試みとか、Branford Marsalisの変名での活動とか、Christian Mcbrideの"Sci Fi"とか(いずれも成功してない)なんてあたりがどこまで書かれていたか..
などと、細かく突っ込みを入れれば、いくつか(いくらでもとは言えない)は書き連ねられると思うし、当然こちらも「この人入れるなら「これ」でなく「あっちだろ」」みたいなところはたくさんありますが、もちろん気にしません。
そもそも"Robert Glasper"がジャズとして認知されているのか?(と言うと、世代に拠る感覚の違いだと言われて議論は平行線になる)とか"そもそも論"的な話もありますが、"Robert Glasper"のやってる音楽が将来ジャズの主流になると思ってないのも事実だったり..
個人的には、聴きまくっている(た)あたりのアルバムがたくさん出ているので、自信の情報の補完と、アルバムとしては落ち穂拾い的な見方をするところが、主な利用方法になっています。
21世紀の拡散され並行乱立しまくったジャズのある部分(あくまである部分)を俯瞰できる内容にはなっていると思います。
この辺の音楽が気になっている人には、好適な書籍になっていると思います。
双方とも、1990年代以降の最近のアルバムの部分では良い参考書になると思います。
当然(?)、出版直後に入手して、双方とも端から端までなめるようには読んでいませんが、全体をパラパラと、ことあるごとに延々眺め続けています。
でもって、今さらながらの紹介(^^;;
"JAZZ 100の扉"は、年代順に概ね1人1枚のアルバムを選んで、その文章を書いてあるという内容。
と書くと、いわゆる名盤読本に近いものに聴こえるかもしれませんが、選ばれたアルバムをそれぞれの盤のために書いた村井さんの文章を楽しむのが真骨頂ということになります。
かたや、"JAZZ The New Chapter"は、副題に"Robert Glasperから広がる現代ジャズの地平"とあるように、Robert Glasper(のアルバム"Black Radio"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61223951.html)以降でしょうね)を起点に、参加メンバーへの広がり、影響下、影響元とかの紹介で60ページ。
BlueNoteレーベルから、Robert Glasperを離れて昨今話題のミュージシャンの紹介を、いくつかのカテゴリに分けて紹介してある。昨今、どんな人が話題かってのが、俯瞰できる内容になってます。
前者は、新譜者としては最後から最初に向けて読み進めました。
掲載されたアルバムを見ると、この人は「これ」でなく「あっちだろ」みたいな個人的嗜好の差はあるというのは、どんな本でも起こりえることなので気にしません。
とはいえ、大半は過去の名盤本から大きく違った選盤しているようなこともなく、もちろん、例外はあって思わず「こうくるか!!」と思うものもありますが、これとて個人的嗜好の差の範疇として気にしません(笑)
特筆は、最後の1枚が、Tokyo Zawinl Bach "Afrodita"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61623128.html)であることでしょう。ここまでフォローしてある書籍は初でしょう。
という選盤のところで書くことは、この本の主意ではなくて。。。(笑)
それに付随する村井さんの経験、知識、に裏打ちされた軽妙な文章が面白いので、それを楽しみ、それで気になった盤があれば購入(聴く手段)を考えるというのが吉でしょう。
後者は、完全に拾い読みしてます。まだ、読み切れてない部分もあると思います。
Q-tip、Mos Defとかが冒頭で紹介されているのは、JAZZしか聴いてない者には、知識の拡がりに繋がる"ほぅほぅ"な内容であります。
それと、JAZZからHip Hopへのアプローチとしては、Herbie Hancockの試みとか、Branford Marsalisの変名での活動とか、Christian Mcbrideの"Sci Fi"とか(いずれも成功してない)なんてあたりがどこまで書かれていたか..
などと、細かく突っ込みを入れれば、いくつか(いくらでもとは言えない)は書き連ねられると思うし、当然こちらも「この人入れるなら「これ」でなく「あっちだろ」」みたいなところはたくさんありますが、もちろん気にしません。
そもそも"Robert Glasper"がジャズとして認知されているのか?(と言うと、世代に拠る感覚の違いだと言われて議論は平行線になる)とか"そもそも論"的な話もありますが、"Robert Glasper"のやってる音楽が将来ジャズの主流になると思ってないのも事実だったり..
個人的には、聴きまくっている(た)あたりのアルバムがたくさん出ているので、自信の情報の補完と、アルバムとしては落ち穂拾い的な見方をするところが、主な利用方法になっています。
21世紀の拡散され並行乱立しまくったジャズのある部分(あくまである部分)を俯瞰できる内容にはなっていると思います。
この辺の音楽が気になっている人には、好適な書籍になっていると思います。
双方とも、1990年代以降の最近のアルバムの部分では良い参考書になると思います。
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