林正樹、西嶋徹 "El retratador"
林正樹さんのデュオアルバム購入第2弾です。
実は、それをあまり意識せず、どっかで誰かがつぶやいていたリリース情報と良いと言う情報をたよりにデュオ作好きでもあるし、なんとなく琴線に触れたと言う感じで、購入にいたっています。
買ってから、前作のサックスとのデュオを聴いていることを、ふと思いだしたと..(汗)
前作の時も、特に林正樹さんの来歴とか調べていなかったんですが、1978生35才くらいと、演奏の印象からしたら、てんで若い。
西嶋さんとのデュオ作は、10年前の2004年に1回リリースしたことがあること。
自blogでは、田中邦和さん(Ts)とのデュオ作以外に、ペペトルメントアスカラールで名前が出て(気づいてなかった(汗))いました。
"Double Torus"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61724220.html)
2008年のペペ加入前後から、ewe界隈のレーベルからのリリースが増えていて、前作はAirplaneレーベル、今作はApollo soundsレーベルからのリリースとなっています。
ということで、演奏は以下の2人。ピアノとベースのデュオとなります。ベースデュオというとどうしてもCharlie Hadenの諸作を思いだします。
林正樹(P)、西嶋徹(B)
演奏曲は、林さんのオリジナル3曲、西嶋さんのオリジナル5曲、共作1曲に、アルゼンチンの作曲科Ariel Ramirezの曲を入れて全部で10曲です。
01. 耳雨 Jiu
02. 褻の笛 Que no fue
03. El retratador
04. Alfonsina y el mar
05. mの問いかけ Emu no toikake
06. Muro de stono
07. Orbit P
08. Folded wind
09. 残光 Zankoh
10. 西日 Nishibi
演奏ですが、滋味あふれるというか、枯淡の境地というか、実にゆったりとしたサウンドでゆったりとした時間が流れる音楽です。(なんで、年齢調べて驚いた)
"南米の音楽をイメージさせる"なんて、宣伝文に書かれていますが、旋律こそもしかしたら南米系のものがあるのかもしれません(と言っても、それを如実に感じる曲少ない印象)が、全体の印象としては、美旋律の応酬で、クラシカルだったり、バラードだったり、讃美歌的だったりって感じ。
3曲目とか、そのままオルゴールになっても良いんじゃないかって印象(意味不明)
さらに、ラテンというとテンポ速めの音数が多いイメージですが、本作は必要以上の音は足さずピアノもほぼ単音、ベースも訥々とした音出し程度にとどめ、テンポもとってもゆったりしたもので、気だるさと癒し感と独特の世界観を作り出している。
演奏は滋味だったり枯淡だったりするわけですが、実は出てくる音自体は、あまり枯れた味わいと言う感じでもなく、優しい音ではあるがしっかりとした力を感じるもので、緩さだけの音楽というわけではない。
ベースデュオというと代名詞的に出てくるCharlie Hadenの一連の作品があるが、それらの低音の重さ低さに比重を置いたどっしりとしたサウンドに比して、もう少し良い意味で軽くヘヴィさを感じさせない演奏という印象。
宣伝文の最後に"時間がゆっくりと進んでいくことを知覚させられる。"と記載があるが、まさにそんな感触のアルバムであります。
ベストは、2曲目でしょう。
林正樹、西嶋徹 "El retratador"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00HV6YDGI/)
実は、それをあまり意識せず、どっかで誰かがつぶやいていたリリース情報と良いと言う情報をたよりにデュオ作好きでもあるし、なんとなく琴線に触れたと言う感じで、購入にいたっています。
買ってから、前作のサックスとのデュオを聴いていることを、ふと思いだしたと..(汗)
前作の時も、特に林正樹さんの来歴とか調べていなかったんですが、1978生35才くらいと、演奏の印象からしたら、てんで若い。
西嶋さんとのデュオ作は、10年前の2004年に1回リリースしたことがあること。
自blogでは、田中邦和さん(Ts)とのデュオ作以外に、ペペトルメントアスカラールで名前が出て(気づいてなかった(汗))いました。
"Double Torus"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61724220.html)
2008年のペペ加入前後から、ewe界隈のレーベルからのリリースが増えていて、前作はAirplaneレーベル、今作はApollo soundsレーベルからのリリースとなっています。
ということで、演奏は以下の2人。ピアノとベースのデュオとなります。ベースデュオというとどうしてもCharlie Hadenの諸作を思いだします。
林正樹(P)、西嶋徹(B)
演奏曲は、林さんのオリジナル3曲、西嶋さんのオリジナル5曲、共作1曲に、アルゼンチンの作曲科Ariel Ramirezの曲を入れて全部で10曲です。
01. 耳雨 Jiu
02. 褻の笛 Que no fue
03. El retratador
04. Alfonsina y el mar
05. mの問いかけ Emu no toikake
06. Muro de stono
07. Orbit P
08. Folded wind
09. 残光 Zankoh
10. 西日 Nishibi
演奏ですが、滋味あふれるというか、枯淡の境地というか、実にゆったりとしたサウンドでゆったりとした時間が流れる音楽です。(なんで、年齢調べて驚いた)
"南米の音楽をイメージさせる"なんて、宣伝文に書かれていますが、旋律こそもしかしたら南米系のものがあるのかもしれません(と言っても、それを如実に感じる曲少ない印象)が、全体の印象としては、美旋律の応酬で、クラシカルだったり、バラードだったり、讃美歌的だったりって感じ。
3曲目とか、そのままオルゴールになっても良いんじゃないかって印象(意味不明)
さらに、ラテンというとテンポ速めの音数が多いイメージですが、本作は必要以上の音は足さずピアノもほぼ単音、ベースも訥々とした音出し程度にとどめ、テンポもとってもゆったりしたもので、気だるさと癒し感と独特の世界観を作り出している。
演奏は滋味だったり枯淡だったりするわけですが、実は出てくる音自体は、あまり枯れた味わいと言う感じでもなく、優しい音ではあるがしっかりとした力を感じるもので、緩さだけの音楽というわけではない。
ベースデュオというと代名詞的に出てくるCharlie Hadenの一連の作品があるが、それらの低音の重さ低さに比重を置いたどっしりとしたサウンドに比して、もう少し良い意味で軽くヘヴィさを感じさせない演奏という印象。
宣伝文の最後に"時間がゆっくりと進んでいくことを知覚させられる。"と記載があるが、まさにそんな感触のアルバムであります。
ベストは、2曲目でしょう。
林正樹、西嶋徹 "El retratador"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00HV6YDGI/)
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