Tokyo Zawinul Bach - Special "ChangeGravity"

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Tokyo Zawinul Bachの人力バンドってのが新宿Pit Innでライブをやってまして、3/20のライブ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61829154.html)を見に行ってます。
このときが2回目のライブで、この後の3回目、4回目のライブがこのアルバムに収録されています。

メンツは、若手リズム陣に、類家さんが加わった以下の5人。良いところを揃えていると思います。
たしか、このバンドを始めるきっかけは織原さんと出会ったからなんてインタビューを読んだ記憶があります。
織原さんは、自blogでは橋爪バンドで聴いていることになっています。
石若さんは、坂道のアポロンで話題でしたが、個人的には"Live at The Body & Soul"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61999075.html)での演奏でぶっ飛んだ逸材です。宮嶋さんは知らなかったんですがライブで良い味だしてました。
類家さんは言わずと知れた..
坪口昌恭(Key)、類家心平(Tp)、宮嶋洋輔(G)、織原良次(B)、石若駿(Ds)

ということで、2013年7/25,11/11にPit Innでのライブを収録したアルバムに演奏曲は5曲。"AFRODITA"から3曲、"Sweet Metallic"から1曲と、DUB Sextetでも演っていたShoutという内訳。
1. Tribal Junction
2. Nostalgica
3. Sagittarius
4. Betty Go Round
5. Shout

坪口さんのボコーダーかかったボイスに促されて、バスドラムから人力の演奏がスタート。この瞬間結構好きです。
織原さんのベースによるリズムは、固定化した反復のリズムを奏で続ける部分が多いんですが、そこは人力でやることで、ある種のうねりというかグルーブ感が出ていて、格好良いことこの上なし。
そこに、石若さんのドラムが絡むんですが、これがアグレッシブというか、暴れまくると言うか、演奏に格好良いことこの上なし。
このリズムだけでも、かなり満足度高い演奏になっています。
このうねるリズムの上で、坪口さんのキーボードが、縦横無尽に多彩なサウンドで彩りを添えていく。
これが、tzbの真骨頂的坪口節なわけで、これを聴けるのがたまらなく背筋ゾゾー状態になります。
さらに、類家さんのTpが乗ることで、旋律にも力感がのっかる。これも人力の人力感増強に一役買っている。
さらにさらに、ライブのときの文章にも書きましたが、ここにのっかる宮島さんのギターがこれまた格好良くて、宮島さんってまだリーダー作を出す域に達していないと思いますが、あっという間に話題の人になりそう。この盤で評価一気に上がるんじゃないでしょうか?

白眉は、石若さんの前ノリ系、いけいけに煽りまくるドラムと、宮島さんのギター。
全体に、人力のグルーブがかった演奏は、ノーマルのtzbの演奏よりも熱気を感じさせる分だけ満足度は上がっているような気がします。
やっぱり、人が聴いてる分には、人が演奏したほうがいろいろ感じ入る部分が多いってことなんでしょうかね。

ライブだと1時間の2セット構成なので、この1枚に5曲だけというのは、実はもの凄くもの足りない。
もう1~2曲、贅沢言えば古いtzbからの曲とか入れててくれてると、古くからのファン的にはうれしいんですけどねw

ベストは、・・正直決め難いほど、どの曲も良いんですが、2曲目にしておきます。


Tokyo Zawinul Bach - Special "ChangeGravity"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00ID6VDE0/)

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