Terje Gewelt "Spindrift"

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Terje Geweltの2012年のアルバムです。Terje GeweltはChristian JacobとのDUO作で一気にハマって、その後Dag Arnesenのトリオ作等たいがい買ってるつもりでしたが..最近てんで未チェックだったようです。
2010年の"Azure"も、2012年の本作も買い逃してました。
先日、抱き合わせを探して通販サイトを漁っていたら存在を見つけてしまったので、思わず買ってしまいました。"Azure"はVocal入りなんでとりあえず保留w

 "OSLO"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56747688.html)
 "InterPlay"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a51950617.html)
 "Duality" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45577178.html)
 "Hope" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45827890.html)

もしかしたら、メンツ見て保留したままだったかもしれないですが..
かくいうメンツは以下の通り。GにTpが入ったカルテット編成です。
Terje Gewelt(B)、Erik Smith(Ds)、Bjorn Klakegg(G)、Eivind Lonning(Tp,Flh)

演奏曲は下記の11曲。全部Terje Geweltのオリジナルです。
1 Ohio-Ho
2 Aftermath
3 Carousel
4 Homeward
5 Bosporus Strait
6 Satie
7 Citified
8 Have A Nice Day
9 Late Autumn
10 Spin...
11 ...Drift

冒頭、ドラムのイントロからエレベの演奏にボイスが乗った演奏がはじまって、ちょっとのけぞりましたw
Terje Geweltというとアコベの音を聴きたいという欲求が主だった購入動機となるので、ちょっとまずったかなんて思ったのですが、気を取り直して聴き続けると、その美しくも流れるようなベースサウンドの上手さ、巧みさにエレベもやるなぁなんて感嘆し、そこに絡むギターも実に味のあるサウンドでしっかり聴けば期待とは違った魅力に満ちていました。
2曲目以降、フォークぽかったりECMぽかったり牧歌的だったりコンテンポラリ調だったりと、テンポは若干遅めにして、ギター、トランペットの音色を生かした楽曲を、多分一部多重録音を駆使しながらの演奏は、ゆったりとくつろいだ気分でも聴けるし、じっくりしっかりと演奏の凄さを楽しむこともできるんじゃないかと思います。
9曲目は例外的になかなかハードな演奏してます。これなんか、桑原トリオの森田さんに聴いてもらいたい。

冒頭記載の通り、Terje Geweltのエレベは美しいフレーズを流れるように弾き、それが早いフレーズになっても同じ雰囲気のまま演奏されるんですが、これって実力ゆえなんだろうなと..ちょっとジャコを感じるかな?

ということで、エレベだらけで当初の期待とは違うサウンドではありましたが、しっかりと良い演奏を楽しませてもらいました。

ベストは、7曲目にしときます。


Terje Gewelt "Spindrift"(http://www.amazon.co.jp/dp/B009XH0QBO/)

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