"Woodstock Sessions Vol.2" Medeski Martin & Wood with Nels Cline

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Medeski Martin & Woodの新作は、Nels Clineを迎えた4人編成でのアルバムです。
タイトルにある"Woodstock Sessions"のVol.1は、souliveのAlan Evansのリーダー作で、本作との絡みは良く判りませんが、そっちは買ってないので、スルーさせていただきます。
おそらく、Woodstockのスタジオライブを演るという所に共通項があるってことなんだとは思いますが(汗)
※"Woodstock Sessions Vol.1"の試聴ができた(http://sp.tower.jp/article/feature_item/2014/04/21/0101)んですが、この演奏すこぶる良いです。この盤より良いかも..


ということで本作は、MM&Wにフリー系ギタリストのNels Clineが入った4人でのスタジオライブを収録したもののようです。
Nels Clineは、"The Veil"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60857201.html)というアルバムで1回聴いていることになっていますが...。

メンツは、上記の通りMM&WにNELS CLINEという布陣
JOHN MEDESKI(Key)、BILLY MARTIN(Ds)、CHRIS WOOD(B)、NELS CLINE(G)

演奏曲は、以下の通り。すべて4人のクレジットとなっているので、すべて即興でしょう。
01 Doors of Deception
02 Bonjour Beze
03 Mezcal
04 Los Blank
05 Jade
06 Looters
07 Conebranch
08 Arm & Leg
09 Cinders

冒頭、キーボードだかギターだかの持続音に促されたおどろおどろしいというかスペイシーというかそんなサウンドが延々続きます。ドラムも、音を撒き散らかすような感じで、結構ヘヴィなサウンド。
2曲目の3分過ぎに、ギターの音が聴こえてくるとドラムがビートを奏で始めると、だいぶジャムバンドな雰囲気が出てきます。
とはいえ、結構重いサウンドなんで、本来のジャムバンド的楽しみができるかと言うと..

元々、MM&W自体がフリーの素養を持ったバンドで、"electric tonic"(http://www.amazon.com/dp/B001ED6A4M)という流通を限定した販売を行っていた盤では、かなり過激な演奏をしていましたが、そこに、NELS CLINEというフリー色の強いギタリストを連れてくれば、まぁ結果がどうなっているかは想像の通りという感じ。
あまり気刻みなフレーズでガチャガチャと暴れるというよりは持続音で空間を埋めていくような感じ。
そこここに、冒頭のようなサウンドは差し挟まれますが、基本的にはドラムがガンガン叩いたりを含めリズムは感じさせるサウンドなので、過激なサウンドではありますがなかなかに面白い演奏を楽しめます。
とはいえ、ある程度はフリーに免疫のある人じゃないと、ちょっと厳しい音楽かもしれません。

ベストは、8曲目にしておきましょう。

"Woodstock Sessions Vol.2" Medeski Martin & Wood with Nels Cline(http://www.amazon.co.jp/dp/B00ISYVJDC/)

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