Keith Jarrett / Charlie Haden "Last Dance"
Keith JarrettとCharlie Hadenのデュオ作の第2弾のリリースです。第2弾とはいえ、前作と同時録音の期間をおいてのリリースと言うことのようです。
これだけの大御所2人での演奏なので、没テイクは無いでしょうし時間いっぱい録れるだけ録って、出せるだけ出すって魂胆は、当然の帰結でしょう。(という、感覚も持っていた。(後日追記))
前作は、2010年リリースの2007年録音の↓
"Jasmine"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59585174.html)
ということで、同じく7年前の録音からのリリースと言うことになります。
Keith Jarrett(P)、Charlie Haden(Ds)
演奏曲は、下記9曲。7曲目のWhere Can I Go Without Youと、9曲目のGoodbyeが前作とダブりますが別テイクを入れているとのことです(未確認)
01. My Old Flame
02. My Ship
03. 'Round Midnight
04. Dance Of The Infidels
05. It Might As Well Be Spring
06. Everything Happens To Me
07. Where Can I Go Without You
08. Every Time We Say Goodbye
09. Goodbye
選ばれている曲は、前作同様スローからミディアムテンポくらい。これは、このユニットとこのメンツならではなので文句なし。この2人の演奏をじっくりたっぷり堪能するには、これくらいのテンポが一番良いのは本人達も十分承知しているということでしょう。
ゆったりとしたテンポのなか、前作同様、ここでもCharlie Hadenの重厚感のあるしっかりとしたベースサウンドとKeith Jarrettの(ソロほどゴスペル的でなく、トリオほど饒舌ではない(それぞれのフォーマットでそれぞれに良さがあるのは間違いない))じっくりと音を選びながら良く歌うピアノが寄り添うように音を紡ぐ。
ソロの場合、左手でリズムを刻む頻度が高く、Keith Jarrettのアメリカンな意識が前面に出たピアノの軽妙さが際立つ感じがあるが、そこを重たいCharlie Hadenのベースが担うことによって、演奏に落ち着きとくつろぎが出てきているのが、この盤のいいところ。
その中では、4曲目がちょっと早めの演奏で、Charlie Hadenの軽妙なウォーキングベースに、Keith Jarrettの音数多めのピアノが絡む、ちょっと異色の演奏。良いアクセントにはなってると思います。
ベストは、ラストのGoodbye。
この文章を書いた後、Charlie Hadenの訃報が届きました。
しばらく前に見た、異様に痩せたCharlie Hadenの姿に、少し心配をしていたところに、タイトルが"Last Danceというアルバムのリリース。
ECMでは珍しい同日録音を別アルバムでリリース。
ほんの少しだけ、いやな予感を持ってはいたんですが..。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
Keith Jarrett / Charlie Haden "Last Dance"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00JQHOFD6/)
これだけの大御所2人での演奏なので、没テイクは無いでしょうし時間いっぱい録れるだけ録って、出せるだけ出すって魂胆は、当然の帰結でしょう。(という、感覚も持っていた。(後日追記))
前作は、2010年リリースの2007年録音の↓
"Jasmine"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59585174.html)
ということで、同じく7年前の録音からのリリースと言うことになります。
Keith Jarrett(P)、Charlie Haden(Ds)
演奏曲は、下記9曲。7曲目のWhere Can I Go Without Youと、9曲目のGoodbyeが前作とダブりますが別テイクを入れているとのことです(未確認)
01. My Old Flame
02. My Ship
03. 'Round Midnight
04. Dance Of The Infidels
05. It Might As Well Be Spring
06. Everything Happens To Me
07. Where Can I Go Without You
08. Every Time We Say Goodbye
09. Goodbye
選ばれている曲は、前作同様スローからミディアムテンポくらい。これは、このユニットとこのメンツならではなので文句なし。この2人の演奏をじっくりたっぷり堪能するには、これくらいのテンポが一番良いのは本人達も十分承知しているということでしょう。
ゆったりとしたテンポのなか、前作同様、ここでもCharlie Hadenの重厚感のあるしっかりとしたベースサウンドとKeith Jarrettの(ソロほどゴスペル的でなく、トリオほど饒舌ではない(それぞれのフォーマットでそれぞれに良さがあるのは間違いない))じっくりと音を選びながら良く歌うピアノが寄り添うように音を紡ぐ。
ソロの場合、左手でリズムを刻む頻度が高く、Keith Jarrettのアメリカンな意識が前面に出たピアノの軽妙さが際立つ感じがあるが、そこを重たいCharlie Hadenのベースが担うことによって、演奏に落ち着きとくつろぎが出てきているのが、この盤のいいところ。
その中では、4曲目がちょっと早めの演奏で、Charlie Hadenの軽妙なウォーキングベースに、Keith Jarrettの音数多めのピアノが絡む、ちょっと異色の演奏。良いアクセントにはなってると思います。
ベストは、ラストのGoodbye。
この文章を書いた後、Charlie Hadenの訃報が届きました。
しばらく前に見た、異様に痩せたCharlie Hadenの姿に、少し心配をしていたところに、タイトルが"Last Danceというアルバムのリリース。
ECMでは珍しい同日録音を別アルバムでリリース。
ほんの少しだけ、いやな予感を持ってはいたんですが..。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
Keith Jarrett / Charlie Haden "Last Dance"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00JQHOFD6/)
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