Opus 5 "Progression"
Opus 5名義のアルバムは、criss crossレーベルからだけのリリースでこれが3枚目です。
"Introducing Opus 5"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60939658.html)
"PENTASONIC"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61617934.html)
メンツは不動の5人。中堅所とはいえ、この5人が揃って演奏するってのも、もの凄い気がしています。
Seamus Blake(Ts)、Alex Sipiagin(Tp/Flh)、David Kikoski(P/Fender Rhodes) 、Boris Kozlov(B)、Donald Edwards(Ds)
演奏曲は、メンバーのオリジナルだらけ。、Donald Edwardsの曲が3曲、Boris Kozlovが2曲。
Seamus Blake、Alex Sipiaginが各1曲という陣容です。
1. Snow Child
2. Fear Of Rooming
3. Climbing
4. Walk A Waltz
5. Geraldine
6. Inner Balance
7. For Instance, Take This
1曲目、4ビートだけど変拍子?リズムが複雑な曲。
2曲目、イントロからベースのリズムがMy Favarite Thingsで、ちょっとAll Bluesな雰囲気を感じる。
3曲目、エレピ主導のイントロから綾織のようなテーマ。この曲3管分の音がするので多重録音?
4曲目、イントロがベースで、メカニカルなテーマの曲。前半のDavid Kikoskiのソロが格好良い。
5曲目、スローテンポで、ちょっと怪しい雰囲気とフリーな雰囲気を醸す楽曲。
6曲目、ブルースなピアノから、しっとりとしたバラードなんだけど、ちょっとクセを感じる。
7曲目、ぶわーっと勢いよく突進するような高速4ビートが、熱い演奏
ちょっと複雑なリズムの4ビートを、2管のアンサンブルでクールに、しかしビッタリと決まる演奏を繰り広げるスタイルは、おおよそこれまで通りサウンドと言えるでしょう。
David Kikoskiの奏でるピアノ、キーボードが核になって、そこにガッツリとしたリズムが土台を作り、前面を2本の管が織りなす複雑なサウンドで彩りを添えるような演奏スタイル。
オーソドクスに気持ち良い演奏のように聴こえながら、実は難易度が相当高そうな曲をさらりと演ってのける、良く考えると恐ろしいバンド。
それでいて、往年のジャズを聴いてる耳でも、あまり違和感を感じない演奏に徹する。
といったあたりがこのOPUS 5のコンセプトなんでしょうね
聴いてて(往年のジャズと比しても)非ジャズ感を感じる部分は希薄でありながら、とっても現代ジャズな雰囲気を感じさせる演奏で、聴いていると、次から次へと、違和感(ちょっとしたひっかかり)を感じる部分が出て、そこを注視して聴くと、次の?が出てくるような、聴けば聴くほど、のスルメ感のあるアルバムだと思います。
criss crossに対して、伝統的ジャズに則ったオーソドクスな演奏が多く、その辺ももうそろそろ卒業して、もうちょっと尖がった演奏をやってるレーベルの比率を上げようかなんて気分も少しもたげてきていたんですが、こういうバンド(演奏)も充分尖がっているなぁ、と今回しっかと感じました。
この路線の進化をもうちょっと聴き続けるのも良いことだと、ふと思いました。
自blogでの文章は、1作目はあまり高評価でなく、2作目は良いんじゃない?と評価上がってますが、今作も前作を上回る好作品に仕上がっていると思います。
これ、新譜会でかけるのも、手だったかもしれないなぁ..(次回でも良いかもしれないw)
ベストは、OPUS 5の真骨頂からは1曲目あたりがベストになるんでしょうけど、曲としては最後の曲がやっぱり楽しい。
Opus 5 "Progression"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00IZ7ZDD4/)
"Introducing Opus 5"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60939658.html)
"PENTASONIC"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61617934.html)
メンツは不動の5人。中堅所とはいえ、この5人が揃って演奏するってのも、もの凄い気がしています。
Seamus Blake(Ts)、Alex Sipiagin(Tp/Flh)、David Kikoski(P/Fender Rhodes) 、Boris Kozlov(B)、Donald Edwards(Ds)
演奏曲は、メンバーのオリジナルだらけ。、Donald Edwardsの曲が3曲、Boris Kozlovが2曲。
Seamus Blake、Alex Sipiaginが各1曲という陣容です。
1. Snow Child
2. Fear Of Rooming
3. Climbing
4. Walk A Waltz
5. Geraldine
6. Inner Balance
7. For Instance, Take This
1曲目、4ビートだけど変拍子?リズムが複雑な曲。
2曲目、イントロからベースのリズムがMy Favarite Thingsで、ちょっとAll Bluesな雰囲気を感じる。
3曲目、エレピ主導のイントロから綾織のようなテーマ。この曲3管分の音がするので多重録音?
4曲目、イントロがベースで、メカニカルなテーマの曲。前半のDavid Kikoskiのソロが格好良い。
5曲目、スローテンポで、ちょっと怪しい雰囲気とフリーな雰囲気を醸す楽曲。
6曲目、ブルースなピアノから、しっとりとしたバラードなんだけど、ちょっとクセを感じる。
7曲目、ぶわーっと勢いよく突進するような高速4ビートが、熱い演奏
ちょっと複雑なリズムの4ビートを、2管のアンサンブルでクールに、しかしビッタリと決まる演奏を繰り広げるスタイルは、おおよそこれまで通りサウンドと言えるでしょう。
David Kikoskiの奏でるピアノ、キーボードが核になって、そこにガッツリとしたリズムが土台を作り、前面を2本の管が織りなす複雑なサウンドで彩りを添えるような演奏スタイル。
オーソドクスに気持ち良い演奏のように聴こえながら、実は難易度が相当高そうな曲をさらりと演ってのける、良く考えると恐ろしいバンド。
それでいて、往年のジャズを聴いてる耳でも、あまり違和感を感じない演奏に徹する。
といったあたりがこのOPUS 5のコンセプトなんでしょうね
聴いてて(往年のジャズと比しても)非ジャズ感を感じる部分は希薄でありながら、とっても現代ジャズな雰囲気を感じさせる演奏で、聴いていると、次から次へと、違和感(ちょっとしたひっかかり)を感じる部分が出て、そこを注視して聴くと、次の?が出てくるような、聴けば聴くほど、のスルメ感のあるアルバムだと思います。
criss crossに対して、伝統的ジャズに則ったオーソドクスな演奏が多く、その辺ももうそろそろ卒業して、もうちょっと尖がった演奏をやってるレーベルの比率を上げようかなんて気分も少しもたげてきていたんですが、こういうバンド(演奏)も充分尖がっているなぁ、と今回しっかと感じました。
この路線の進化をもうちょっと聴き続けるのも良いことだと、ふと思いました。
自blogでの文章は、1作目はあまり高評価でなく、2作目は良いんじゃない?と評価上がってますが、今作も前作を上回る好作品に仕上がっていると思います。
これ、新譜会でかけるのも、手だったかもしれないなぁ..(次回でも良いかもしれないw)
ベストは、OPUS 5の真骨頂からは1曲目あたりがベストになるんでしょうけど、曲としては最後の曲がやっぱり楽しい。
Opus 5 "Progression"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00IZ7ZDD4/)
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