Lee Konitz & Dan Tepfer "Duos with Lee"
Lee KonitzがDan Tepferというピアニストと作ったデュオアルバムです。
これ、実は自分で買ってなくて、借りて聴いてます。新譜会(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62717962.html)のとき借りてきた。本作は、2009年リリースの作品で、・・・新譜じゃないですが、"まぁ、聴いたことない盤は、新譜みたいなもんでもありますが.."ということで(笑)
Lee Konitzは言わずと知れたな方なので良いんですが、自blogでは3枚の紹介。未紹介の古い有名盤も少しは持っていますが、あまり律義に買っているとは言えません(汗) その前に多作でもありますが..。
"Enfants Terribles: Live at the Blue Note"もwish listに入りっぱなしですが、そのままで。。。
Dan Tepferは1982生まれの若手ピアニストですが、netを調べてみると一部では、気になる存在になっているようです。
個人的には初聴きですが、リーダー作も5~6枚くらいは出ているようです。
この後、Lee KonitzはDan Tepferと"First Meeting"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00J60HV4I/)というタイトルのカルテット作品も作っているようです。
Lee Konitz(As)、Dan Tepfer(P)
演奏曲は、前半11曲が共作のクレジットになってるのと、タイトルがタイトルなんでおそらくキーを変えた即興で、
12曲めがDan Tepferの曲で、最後が他の人の曲という全部で12曲の構成です。
01 Elande No.1(F♯)
02 Elande No.2(B♭)
03 Elande No.3(A)
04 Elande No.4(B)
05 Elande No.5(D)
06 Elande No.6(G♯)
07 Merka Tikva
08 Elande No.7(F)
09 Elande No.8(G)
10 Elande No.9(E)
11 Elande No.10(Free for Paree)
12 No Lee
13 Trees
前半の即興部分は概ね2分前後の小品(除7曲目7分台、11曲目4分台)で、12曲目が約4分、13曲目が6分という演奏時間。
即興部分も特に誰が出だしをとるかとか決まってないようで、曲により、ピアノ先導、サックス先導、お互いが音を
出してみてスタートとかいろいろ。
探りをいれながらという感じはいずれの曲でもうかがえるので、曲調としてはスローめな無調のものが大半となる。
曲によっては、多少フリー気味なアプローチもあるが、基本的にはDan Tepferのピアノがリリカルでメロディアスで、Lee konitz`もDan Tepferのピアノに合わせてクールというよりウォームなサウンドで全体に易しい雰囲気に包まれた演奏に終始し、ある意味ほほえましいと言うかいわゆるクールジャズの旗手というイメージのLee konitzが自信の枠を崩す活動を進めているとしたら、80歳を超えてますます盛んと言わざるを得ません。
Lee konitzの最近の共演者をちょっと調べたら、Alexandra Grimalとか、Walter Langとか、Giovanni Ceccarelliとか、(自分が)知らない名前がぞろぞろと...。
普通に考えたら、御大Lee Konitzが、若手の育成に肩を貸してやろうってところだと思うんですが、自信の基本スタイルではなく、共演者のスタイル(この場合Dan Tepferのリリカルでメロディアスなスタイル)に自信が歩みよっていると思える演奏をしているのは、実は彼らのエキスを搾取して若返りを計ろうとしているのかと勘繰ってしまうところも..。
いずれにせよ、Lee KonitzとDan Tepferの個性が有機的に絡み合い、聴き応え充分なデュオ作品に仕上がっていることは、聴けば疑うわけにもいかず、Lee KonitzがDan Tepferと次の共演をしていることを見ても、彼の実力を買っていることも間違いないわけで、そう言う意味でも耳目の価値のあるアルバムであるとは言えるでしょう。
ベストを曲単位で選んでいると、前半の2分前後の演奏が密度濃く良い演奏でもベストに選出しづらく..
さりとて、後半の長めの曲もそれほど際立って良い演奏とも言えず。。。
(全体として聴き応えある演奏なのは間違いないですが)
ということで、前半の中でちょっと長めで充実した演奏の2曲目をベストにします。
Lee Konitz & Dan Tepfer "Duos with Lee"(http://www.amazon.co.jp/dp/B002C2KAXG/)
これ、実は自分で買ってなくて、借りて聴いてます。新譜会(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62717962.html)のとき借りてきた。本作は、2009年リリースの作品で、・・・新譜じゃないですが、"まぁ、聴いたことない盤は、新譜みたいなもんでもありますが.."ということで(笑)
Lee Konitzは言わずと知れたな方なので良いんですが、自blogでは3枚の紹介。未紹介の古い有名盤も少しは持っていますが、あまり律義に買っているとは言えません(汗) その前に多作でもありますが..。
"Enfants Terribles: Live at the Blue Note"もwish listに入りっぱなしですが、そのままで。。。
Dan Tepferは1982生まれの若手ピアニストですが、netを調べてみると一部では、気になる存在になっているようです。
個人的には初聴きですが、リーダー作も5~6枚くらいは出ているようです。
この後、Lee KonitzはDan Tepferと"First Meeting"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00J60HV4I/)というタイトルのカルテット作品も作っているようです。
Lee Konitz(As)、Dan Tepfer(P)
演奏曲は、前半11曲が共作のクレジットになってるのと、タイトルがタイトルなんでおそらくキーを変えた即興で、
12曲めがDan Tepferの曲で、最後が他の人の曲という全部で12曲の構成です。
01 Elande No.1(F♯)
02 Elande No.2(B♭)
03 Elande No.3(A)
04 Elande No.4(B)
05 Elande No.5(D)
06 Elande No.6(G♯)
07 Merka Tikva
08 Elande No.7(F)
09 Elande No.8(G)
10 Elande No.9(E)
11 Elande No.10(Free for Paree)
12 No Lee
13 Trees
前半の即興部分は概ね2分前後の小品(除7曲目7分台、11曲目4分台)で、12曲目が約4分、13曲目が6分という演奏時間。
即興部分も特に誰が出だしをとるかとか決まってないようで、曲により、ピアノ先導、サックス先導、お互いが音を
出してみてスタートとかいろいろ。
探りをいれながらという感じはいずれの曲でもうかがえるので、曲調としてはスローめな無調のものが大半となる。
曲によっては、多少フリー気味なアプローチもあるが、基本的にはDan Tepferのピアノがリリカルでメロディアスで、Lee konitz`もDan Tepferのピアノに合わせてクールというよりウォームなサウンドで全体に易しい雰囲気に包まれた演奏に終始し、ある意味ほほえましいと言うかいわゆるクールジャズの旗手というイメージのLee konitzが自信の枠を崩す活動を進めているとしたら、80歳を超えてますます盛んと言わざるを得ません。
Lee konitzの最近の共演者をちょっと調べたら、Alexandra Grimalとか、Walter Langとか、Giovanni Ceccarelliとか、(自分が)知らない名前がぞろぞろと...。
普通に考えたら、御大Lee Konitzが、若手の育成に肩を貸してやろうってところだと思うんですが、自信の基本スタイルではなく、共演者のスタイル(この場合Dan Tepferのリリカルでメロディアスなスタイル)に自信が歩みよっていると思える演奏をしているのは、実は彼らのエキスを搾取して若返りを計ろうとしているのかと勘繰ってしまうところも..。
いずれにせよ、Lee KonitzとDan Tepferの個性が有機的に絡み合い、聴き応え充分なデュオ作品に仕上がっていることは、聴けば疑うわけにもいかず、Lee KonitzがDan Tepferと次の共演をしていることを見ても、彼の実力を買っていることも間違いないわけで、そう言う意味でも耳目の価値のあるアルバムであるとは言えるでしょう。
ベストを曲単位で選んでいると、前半の2分前後の演奏が密度濃く良い演奏でもベストに選出しづらく..
さりとて、後半の長めの曲もそれほど際立って良い演奏とも言えず。。。
(全体として聴き応えある演奏なのは間違いないですが)
ということで、前半の中でちょっと長めで充実した演奏の2曲目をベストにします。
Lee Konitz & Dan Tepfer "Duos with Lee"(http://www.amazon.co.jp/dp/B002C2KAXG/)