Ricardo Herz & Antonio Loureiro "Ricardo Herz & Antonio Loureiro"

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ブラジルはミナスの才人であらせられるAntonio Loureiroの新譜は、暫くは出たら買いをしておこうということで、中身も確認せずにかったら、バイオリンとヴィブラフォンのデュオアルバムでした。

過去のAntonio Loureiroの作品紹介は以下の通り、
 "Antonio Loureiro"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61878099.html)
 "SO"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61798990.html)
10月には"In Tokyo"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00M4JDYAI/)がリリースされるようです。これも楽しみであります。

ということで、メンツは以下の2人だけ、楽器も2つだけです。
Ricardo Herz(Vln)、Antonio Loureiro(Vib)

演奏曲は、以下の10曲。7曲が2人のオリジナル(共作含む)。3曲がGinga, Lea Freire, Gismontiといった布陣。


1 Baio de Lacan
2 Mosquito
3 Por Cima da Barra
4 Sambito
5 Saci
6 Armnia
7 Cego Aderaldo
8 Hipnose
9 Quinem Quiabo
10 Lamento

Antonio Loureiroのアルバムなんで、多少なりともブラジルな雰囲気を期待しての購入ではあったんですが..
ヴィブラフォンとヴァイオリンでは、音色でブラジル色は出にくいです。
楽器2つだと音の厚みを期待できるでもなくハーモニー面でブラジル色は出にくいです。
歌がいっさい入っていないので、ポルトガル語でブラジル色は出にくいです。
曲は、ブラジル人作曲と言うことになりますが、曲だけでブラジル色ってのは多分出にくいんだと思います。

ということであまりブラジルを意識せずに聴き込んでいたのですが、聴き込むほどに音楽家として、両者の演奏の力量の高さに感嘆するというか、凄さに圧倒されてしまいました。

ヴィブラフォンの打音に、ヴァイオリンの綺麗な高音が絡んで綾織り的に美旋律を紡ぎだす。
ヴァイオリンの低音多めのピチカートにヴィブラフォンのアタック音を抑えた演奏が絡む。
楽器が楽器なので、室内楽的な響きになる部分も多々あるがそれも絶妙かつ巧妙な演奏でしっかりと聴かせる。
と、両者がそれぞれの楽器の持ち味を駆使して縦横無尽のテクニックで演奏すれば、さらに、その両者が(アレンジだとは思うが)双方のサウンドに重ならないよう絡み合いながら作り出す音世界が素晴らしい。

曲の完成度の高さもさることながら、ほんとうに両者の絶妙な絡み方に感嘆させられています。
と、ブラジル色が関係ないところで、充分に素晴らしさを堪能しておりますが、でも意識して聴いているとやっぱりそこはかとなく(具体的にココとは言えないが)ブラジル色(臭)は出ているのかな?と感じる部分もあるような..。

いや、良いもん聴かせてもらいました。ベストは5曲目ですかねぇ。

Ricardo Herz & Antonio Loureiro "Ricardo Herz & Antonio Loureiro"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00KQ9FKQE/)

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