Roman Ott "If You Lived Here You'd be Home by Now"

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Roman Ottは前作"SEEING PEOPLE"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60770894.html)を、Kurt Rosenwinkel参加盤ということで購入して聴いていますが、次作がでるとはつゆとも知らず、本作は、完全にノーチェック。
リリースされた後も全然気がついていませんでした。
さるお方から情報をいただいて、すぐに聴けるよう手配を打った次第であります。

最近、あまり話題に登らなくなったFresh Sound New Talentからのポーランドで2012年11月に録音したものですが、リリースは本年6月だったようです。

メンツは前作からピアニストが変更になってますが、他は同じ。
Roman Ott(As)、Kurt Rosenwinkel(G)、Manuel Schmiedel(P)、Lars Guhlcke(B)、Peter Gall(Ds)


演奏曲は以下の8曲。8曲目以外がRoman Ottのオリジナルで、8曲目がRevel-Gordonって人の曲だそうです。
1.She’s So Good
2.If You Lived Here You’d Be Home By Now
3.Prag Song
4.Rosies
5.Blues
6.Old Love
7.Open Bazar
8.Love Thy Neighbor

ギターのイントロから、ドラム、ベース、サックスと入ってくるスローな1曲目。
中ほどから、ギターが徐々に前面に出てきてのサックスとの掛け合いが心地よい。
2曲目も静かめな曲で、サックスソロに続いて、ここでギターソロが登場。気持ち良いソロをたっぷりと聴かせてくれています。
3曲目がミドルテンポ、4曲目がバラード調と、ゆったりめの曲が前半続きまして5曲目でアップテンポの小気味よい演奏。
6曲目もスロー、7曲目がミドルテンポで、8曲目は4ビートのオールドスタイルの演奏で終了。

全体に心地よいサウンドではあるが若干温度感は低めで、そこがちょっとだけもの足りない気分も..。
ただ、前作以上にKurt Rosenwinkelの露出は高く、ギター目当てで買っても不満は少ないと思います。

アレンジがしっかりされているほどではありませんが、さりとて自由度が高いって感じでもなく、演奏に重点をおいて聴かせる音楽と言い切れる感じでもありませんが、それでもサイドで演奏に徹していられるKurt Rosenwinkelについては、ストレートにギターをしっかりと愉しませてもらえますので、


ベストは5曲目でしょう。Kurt弾きまくりが聴けます。

Roman Ott "If You Lived Here You'd be Home by Now"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00K9NB4GC/)

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