Pat Metheny Unity Group(20141010)

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10/10のPat Metheny Unity Groupのコンサートに行ってきました。
今回のコンサートは、18時会場 18時半開演と平日にも関わらず、開始時間が早い。
なもんで、会社を少々早退けして、いそいそと錦糸町は墨田トリフォニーーホールへと赴きました。

席は、実は後から友人に譲っていただいたのですが、なんとなんとの2列目上手側という好位置。
前回のトリフォニーーホールはOrchestrion(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59555321.html)だったのですが、このときは3階だったので、もの凄い出世です(笑)

開演は、18時40分ちょっと前くらい。ピカソギターによるソロ演奏から。Pat Methenyは青の濃淡の縞模様のシャツが今回のステージ衣装のようです。
ピカソギターの使い方がなんだか進化している感じで、出てくる音がこれまでより多彩になっている気がしたのは気のせいでしょうか??

次の曲で他の3人(4人ではない)がステージに登場。ピカソギターでイントロを奏でた後、Chris Potterはバスクラでの演奏。
左から、Pat Metheny, Antonio Sanchez, Chris Potter, Ben Williamsという立ち位置。


 セットリストは、きっとどっかで公開されるでしょう。


前半はPat Metheny Unity Bandとしての演奏が中心。80/81から2曲。SongXからの曲も演奏していたと思います。
フリー濃度濃いめ、ジャズ濃度濃いめの演奏。
1時間くらいで4~5曲演ったところで、後ろの小Orchestrionの幕が外され、Giulio Carmassiが登場。
残念ながら座った席からは姿はほとんど見えず。キーボードがあって、曲によってTp,Voとを担っていたようです。
5人で4~5曲演りまして..。これは、Kinからの曲が中心で。

その後、Pat Methneyと、Band(ここ重要)のメンバーの1人のデュオ演奏が1曲ずつ。
順番は、 Ben Williams, Chris Potter, Antonio Sanchezだったか..

最後に、Pat Metheny Groupの名曲。Have You Heardで大団円となるのですが、この時点で21時少し前。

ここからが凄かった。
アンコールの曲目も後からどっかで出ると思いますが、ソロ演奏3曲(メドレー含む)を含む6回7曲?
終わってみれば22時近かったんじゃないかと思います。最後はバンドメンバーと観客の根競べのような形相になってました。

終演後、縁あってピックを入手しまして、先日知り合いになった方々と少し歓談して...

Chris Potterは、ソプラノ、テナー、バスクラ、フルートを曲によって使い分け。
Chris Potterは、今回が初めて生演奏を聴いたのですが、この人は凄い。若干、音のバランス的には弱めだったが、圧巻のブローはそれをも凌駕するほどのものがあったと思います。 ひぃぃ。
これで、日本でも知名度もぐぐぐぐっとあがって、Undergroundバンドの人気が上がると良いのですが..

Ben Williamsは、1曲の1回のソロだけエレベを弾きましたが、基本ずっとアコベ。1回アルコ弾きもしてました。
PMGの時代のPedro AznarとArmand Marcalが、Mark LedfordとDavid Blamires が忙しく立ち回っていた役割の大半はOrchestrionが担い、Lyle MaysとボイスをGiulio Carmassiが担うのですが...。

今回、Pat Metheny Unity Group名義でのコンサートでしたが、Giulio Carmassiはあまり前面には出ずサポートメンバー程度の立ち位置だったんじゃないかと思います。
ステージ上も、Orchestrionに挟まれた最後尾(自分から見えなかったので尚更影が薄い)。アンコールで1回も出てきてないんじゃないかな?


それにしても、アンコールが凄かった。 たぶん、以下のような。。。
 1.Are You Going With Me?
(引っ込む)
 2.ソロでのメドレー
(引っ込む)
ここで一旦会場の明かりがつくが、拍手鳴り止まず
 3.The Good Life
(引っ込む)
 4.ソロでスタンダードを演って
 5.そのまま続けて、ビートルズ(And I Love Her)をソロのままで
 メンバーを呼んで
 6.Breakdealer
ここで一旦会場の明かりがつくが、拍手鳴り止まず
 7.Song For Bilbao
また明かりついて、終了を告げるアナウンスが流れて、ようやく拍手が止んだと..


このコンサートを見て、Chris Potterの入ったバンドは、80/81の再来なんだろうなとあらためて感じました。
Michael Breckerの次代を担うのはChris PotterであることをPat Methenyが期待しているということなんだと邪推してます。
そして、Pat Metheny Unity Group。"グループ"と付くだけあって、Pat Metheny Groupからの継承を感じさせる演奏を指向しているんだと思います。
ただ、このユニットの主目的はステージでの登場頻度を見てもPat Metheny Unity Bandであり。
逆に、"グループ"としての演奏では、Pat Metheny自身ももの足りなさを感じてるんじゃないかと、これまた邪推しております。
ということは。。。Pat Metheny Groupの活動再開も近いなと...(^-^)

[SET LIST 2014/10/10]
1 Into The Dream

2 Come And See
3 Roofdogs
4 The Bat
5 Police People
6 Folk Song

7 Kin (←→)
8 Rise Up
9 Born
10 Genealogy
11 On Day One

12 Bright Size Life (with Ben Williams)
13 All The Things You Are (with Chris Potter)
14 Dream Of The Return (with Giulio Carmassi)
15 (Go) Get It (with Antonio Sanchez)

16 Have You Heard

17 Are You Going With Me?
18 Medley (Phase Dance - Minuano (Six Eight) - ??? - Last Train Home)
19 The Good Life
20 Medley (Our Spanish Love Song - Waltz For Ruth - First Song)
21 And I Love Her
22 Breakdealer
23 Song For Bilbao

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