Paco Charlin "The Ultimate Jazz Earth-tet"
FREE CODE JAZZレーベル(http://www.freecodejazzrecords.com/)はポルトガルの新興レーベルらしいのですが、サイトのカタログには80作品以上がラインナップされているよう。
国内販売のないのはおいといて、国内販売される21枚を仔細に眺めていると、Marcus Strickland, Walter Smith III, Ambrose Akinmusire, Aaron Goldberg, Sam Harris, E.J. Strickland, Johnathan Blake, Donald Edwards, Lage Lund, Mike Moreno, Jonathan Kreisbergと、個人的にむむむむとくる面々の名前がずらずらと。。
さすがに、あれもこれもと買うわけにもいかない(１枚\2500くらいしてる)ので、EXCELにメンツをずらずら書き出して厳選に厳選を重ね、さらにCD少し売って資金作って仕入れたのが・・・
Paco Charlinというベーシストのリーダー作が多いですが、そもそもの国内リリースの３／４以上が彼のリーダー作なので...。
そのPaco CharlinはAbe Rabade Trioのベーシストと言うことで、無名な存在ではないようですが、個人的には、聴いたことない人ではあります。
で、本作はJALEEL SHAW、JONATHAN KREISBERG、にDONALD EDWARDSという布陣。個人的にはJONATHAN KREISBERGで
速攻買いを決めています。
JALEEL SHAW(As)、JONATHAN KREISBERG(G)、PACO CHARLIN(B)、DONALD EDWARDS(Ds)
演奏曲は以下の９曲。すべてPACO CHARLINのオリジナルです。演奏曲をすべて自身のオリジナルにしているところが、リーダーの意地なのかもしれないです。
01. DIFROK
02. WALTZ OF SOULS
03. 2K2
04. TALE OF A CHILD
05. SUIHY KEBO
06. FLI-FLA
07. JVP
08. NEW CODE
09. IMPROLOGRAPHY
１曲目がノリの良い曲でのオープニング。これが格好良くて、まさに「つかみはＯＫ」であります。
２曲目は、テーマはあまり面白くないスローめな曲。単調なコードの上でのきっちり演奏しているソロが聴きどころ
３曲目は、アップテンポの４ビート。ばりばり吹きまくるJALEEL SHAWの熱い演奏がたまらなく良い。
４曲目が、ベースソロ。なかなか力強い音を聴かせる良いソロであります。約３分。
５曲目は、こじゃれたFUSIONを彷彿とさせる美旋律曲。雰囲気たっぷりの演奏がなかなか味わい深い。
６曲目は、少しモードのな雰囲気のある４ビート。ごりごりのウォーキングベースに乗っかってたっぷり時間をかけた２人のソロが聴きどころ。
７曲目は、ギタートリオでのコンテンポラリな曲。かなり気持ち良い。
８曲目は、サックストリオでの少々スピリチュアルな雰囲気の曲。こっちは、少々重たい印象か..。
最後はレコードのスクラッチ音みたいな音がしてからのベースソロで大団円。これは演出か？
JALEEL SHAW、JONATHAN KREISBERGのフロントが、ときにユニゾン、ときに２つのテーマが同時進行ときに主従の関係でと、縦横無尽に多彩なスタイルでの演奏を繰り広げ、全然飽きない。
後半はちょっと美麗に振ってきて温度感が上がりきらないが、その分じっくり聴かせる感じにはなっているか。
やっぱり、PACO CHARLINのベースが他のメンツに較べて弱いですかねぇ。４曲目と最後がベースソロなんですがこれでリーダーの威厳を持とうとしているってことでしょうか？ これ、なくても良いような(笑)
ベストは１曲目でしょう。このインパクトは大きいと思います。
Paco Charlin "The Ultimate Jazz Earth-tet"(http://www.freecodejazzrecords.com/control.php?sph=a_itp=2%%a_id=2%%a_lst_nrt=64%%a_lst_npa=3%%a_iap=1005)
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