Walter Smith III "Still Casual"

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Walter Smith IIIの新作はギター入り。
前作が下記なので、リーダー作リリースペースとしては結構間が空いています。
 "III"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60087231.html)

メンツは以下の通り、白眉はTayler EigstiとKendrick Scott。ゲストのAmbrose Akinmusireでしょう。
とか書きますが、Tayler Eigstiって名前は良く聞きますが、Eric Harland盤(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60031516.html)では聴いてますが、他はほとんど聴いてないんですよね(汗)
Walter Smith III(Ts)、Tayler Eigsti(P)、Matthew Stevens(G)、Harish Raghavan(B)、Kendrick Scott(Ds)
Ambrose Akinmusire(Tp:3,7,9)

演奏曲は下記の通りで、全部オリジナル。Walter Smith IIIが9曲、Matthew Stevensが1曲という内訳。
1 Foretold You
2 Kaleidoscope
3 Something New
4 Apollo
5 Greene
6 Processional
7 Fing Fast
8 July
9 About 360
10 Goodnight Now

演奏は、非4ビートの現代NYらしいサウンドで、変拍子も多め。
全体に(バラードだったり神妙な曲もあるが)ビートがしっかりした曲が大半を占めるため、聴いてて"なんじゃこりゃ?"になるようなことはほぼ皆無。

サックスはいろいろな技を駆使していろいろな音色を出しているが、録音のせいか刺激的なサウンドとして響くことはなく、この辺も意図的にクールな雰囲気を醸していると推測。
当然、他の楽器(シンバルとか)も、刺激的に響く状況にはなっていないです。
ピアノは、なんと言ってもバッキングが良い味出してます。音数多めで後ろにいても存在感のある演奏をしてます。
ギターも、全体としてはあまり自己主張の強い演奏って感じはしませんが、ここぞというところで良いソロを繰り出していて、特に8曲目後半のソロは短いけど影響度高いと思います。
全体の音の締まり具合とか、Kendrick Scottのドラムに拠ってる部分は大きいと思います。
この盤の裏番長はKendrick Scottでしょう(意味不明)

前半、快調な演奏が3曲続いた後、美麗系で3曲、後半3曲が熱気高めの演奏。最後は美麗系小品で締めくくられる。
7曲目の疾走するドラムに乗って2管でのテーマから、細かいフレーズをつなぐソロの格好良さ
8曲目のゆったりとしたテーマから徐々に疾走感が出てくるところが格好良い。
9曲目、早いフレーズで吹き倒すテーマからソロまわしが熱い。あっという間に終わってしまう。
と言う後半の展開が結構好きです。

ベストは後半のオープニングを飾る7曲目にしときます。


Walter Smith III "Still Casual"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00M9IKI3K/)

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