Walter Smith III Quartet(20141102)
１枚だけ出ていた当日券をうまくゲットできましてライブを堪能してまいりました。
Walter Smith IIIは、直前に新譜が出ていまして、
"Still Casual"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62891690.html)
こちらはギターが入ったQuintet + ゲスト(Ambrose Akinmusire)という構成でしたが、来日のメンバーはこの新譜のメンツからギタリストなしのQuatetでした。
ギターはいませんでしたが、アルバムのメンツが１人も交代せずに来日するってのもなかなか無いことだと思います。
なんて、実はメンツをしっかりチェックしていなかったのでベースは別の人が来ていると勘違いしていたのは..(汗)
Walter Smith III(Ts)、Tayler Eigsti(P)、Harish Raghavan(B)、Kendrick Scott(Ds)
16:30開場、17:00開演の告知で、17:05頃に開演。拍手のなか４人が舞台に上がっておもむろに演奏開始。
Kendrick Scottが思いのほか痩せて見えたのが以外でした。
１曲目は新譜からのオリジナルだったが、２曲目３曲目は４ビートのオーソドクスなスタンダード。
前半、音のバランス？と照明がうまくなかったようで、演奏しながら調整を繰り返しながらの演奏。
ちょっと奏者(特に、Tayler Eigsti、Harish Raghavanの2人)が演奏に集中しきれていない感があったのが...。
４曲目もオリジナル曲を演奏し、ものの40分も演奏したところで、席を立ち舞台袖へと消えていきました。
ちょっと驚き。短すぎ。
2ndセットは17:50頃から、こちらも新譜からのオリジナルとスタンダードが半々程度の５曲。
演奏は、Walter Smith IIIが左足を少し前に出して前後に揺れながら早いフレーズを繰り出す。
音色的にはあまり刺激が強いタイプではなく、短いフレーズを次々と繰り出すようなフレーズは、その最後が音が小さめになるので波のようなうねりを感じさせるもの。
これが、なんとも心地よく。Walter Smith IIIの持ち味をたっぷりと堪能させてもらいました。
Tayler Eigstiは、今回スタンダード多めだったのが個人的には裏目だったかなぁと。
オーソドクスな進行のバッキングはあまり目立つようにもならず、新譜からのオリジナルだとそこそこ面白い演奏になるのだが..。Gretchen Parlatoの歌伴やってるからオーソドクスなのもいけるんじゃ？と思ったら彼女の歌う曲は現代ぽさの強い曲が多いのでした..。
セッティングのせいもあってか、1stセットはあまり煮え切らず、2ndセットもソロ自体は良い演奏を聴かせてくれていたのだが、最後をはぐらかし拍手をするタイミングを逸らしていたのは意図的だったのか..(後半２曲の２回ともなので意図的だと思う。)
Harish Raghavanも、終始照明(楽譜が見にくかったよう)が気に食わなかったらしく、あまり演奏に集中しきれていない感じで演奏自体も、音色もあまり鋭角的ではない(Walter Smith IIIに合う音色とは思うが)のもあいまってあまり煮え切らない印象がありまして..。さすがにそつなく演奏はこなしていましたが..
で、白眉はKendrick Scottでして、(アルバムを聴いてそうではないことは承知してますが)見た目から豪放なドラムを叩くイメージが払拭できないのですがw、実際目の当たりにするともの凄く繊細かつ丁寧に叩く人であることがヒシヒシと感じられました。
今回、スタンダードが多めだったのでブラシも多用していましたが、く繊細で丁寧なドラミングは、さすがの上手さを感じさせ、Tayler Eigstiと笑顔でコンタクトを取りながらの演奏とかなかなかの好感触でした。
ソロと言う程のソロはなかったんですが存在感は抜群で、自分が座った席の真正面がKendrick Scottだったので終始Kendrick Scottばっかり見ていた感じでした。
アルバムはギターが入っていることと録音が少しエコー強めで柔らかい印象が現代ジャズ感を強めていましたが、ライブはギター抜きでスタンダード多めなこともあってもう少しハードな面が出てきたかなぁという印象。
ギターが入って完成系のグループなんだろうなと感じました。
前日のBody & Soul(http://www.bodyandsoul.co.jp/2014/11/3697)がどうだったかで何とも言えませんが、来日して３回目のライブでまだしっくりきてない部分はあるのかなぁなんて勘繰ってまして..。
Pit Innでは、きっと最高の演奏を聴かせてくれるんじゃないかと思います。(行けないけど)
2014日本ツアースケジュール
10/31 静岡 Lifetime, 11/1 東京 Body & Soul, 11/2 東京 Swing Hall, 11/4 京都 Le Club Jazz, 11/5 東京 Tokyo TUC, 11/7 東京 Pit Inn, 11/8 町田 Into The Blue, 11/9 三宿 国立音楽院
Walter Smith IIIは、直前に新譜が出ていまして、
"Still Casual"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62891690.html)
こちらはギターが入ったQuintet + ゲスト(Ambrose Akinmusire)という構成でしたが、来日のメンバーはこの新譜のメンツからギタリストなしのQuatetでした。
ギターはいませんでしたが、アルバムのメンツが１人も交代せずに来日するってのもなかなか無いことだと思います。
なんて、実はメンツをしっかりチェックしていなかったのでベースは別の人が来ていると勘違いしていたのは..(汗)
Walter Smith III(Ts)、Tayler Eigsti(P)、Harish Raghavan(B)、Kendrick Scott(Ds)
16:30開場、17:00開演の告知で、17:05頃に開演。拍手のなか４人が舞台に上がっておもむろに演奏開始。
Kendrick Scottが思いのほか痩せて見えたのが以外でした。
１曲目は新譜からのオリジナルだったが、２曲目３曲目は４ビートのオーソドクスなスタンダード。
前半、音のバランス？と照明がうまくなかったようで、演奏しながら調整を繰り返しながらの演奏。
ちょっと奏者(特に、Tayler Eigsti、Harish Raghavanの2人)が演奏に集中しきれていない感があったのが...。
４曲目もオリジナル曲を演奏し、ものの40分も演奏したところで、席を立ち舞台袖へと消えていきました。
ちょっと驚き。短すぎ。
2ndセットは17:50頃から、こちらも新譜からのオリジナルとスタンダードが半々程度の５曲。
演奏は、Walter Smith IIIが左足を少し前に出して前後に揺れながら早いフレーズを繰り出す。
音色的にはあまり刺激が強いタイプではなく、短いフレーズを次々と繰り出すようなフレーズは、その最後が音が小さめになるので波のようなうねりを感じさせるもの。
これが、なんとも心地よく。Walter Smith IIIの持ち味をたっぷりと堪能させてもらいました。
Tayler Eigstiは、今回スタンダード多めだったのが個人的には裏目だったかなぁと。
オーソドクスな進行のバッキングはあまり目立つようにもならず、新譜からのオリジナルだとそこそこ面白い演奏になるのだが..。Gretchen Parlatoの歌伴やってるからオーソドクスなのもいけるんじゃ？と思ったら彼女の歌う曲は現代ぽさの強い曲が多いのでした..。
セッティングのせいもあってか、1stセットはあまり煮え切らず、2ndセットもソロ自体は良い演奏を聴かせてくれていたのだが、最後をはぐらかし拍手をするタイミングを逸らしていたのは意図的だったのか..(後半２曲の２回ともなので意図的だと思う。)
Harish Raghavanも、終始照明(楽譜が見にくかったよう)が気に食わなかったらしく、あまり演奏に集中しきれていない感じで演奏自体も、音色もあまり鋭角的ではない(Walter Smith IIIに合う音色とは思うが)のもあいまってあまり煮え切らない印象がありまして..。さすがにそつなく演奏はこなしていましたが..
で、白眉はKendrick Scottでして、(アルバムを聴いてそうではないことは承知してますが)見た目から豪放なドラムを叩くイメージが払拭できないのですがw、実際目の当たりにするともの凄く繊細かつ丁寧に叩く人であることがヒシヒシと感じられました。
今回、スタンダードが多めだったのでブラシも多用していましたが、く繊細で丁寧なドラミングは、さすがの上手さを感じさせ、Tayler Eigstiと笑顔でコンタクトを取りながらの演奏とかなかなかの好感触でした。
ソロと言う程のソロはなかったんですが存在感は抜群で、自分が座った席の真正面がKendrick Scottだったので終始Kendrick Scottばっかり見ていた感じでした。
アルバムはギターが入っていることと録音が少しエコー強めで柔らかい印象が現代ジャズ感を強めていましたが、ライブはギター抜きでスタンダード多めなこともあってもう少しハードな面が出てきたかなぁという印象。
ギターが入って完成系のグループなんだろうなと感じました。
前日のBody & Soul(http://www.bodyandsoul.co.jp/2014/11/3697)がどうだったかで何とも言えませんが、来日して３回目のライブでまだしっくりきてない部分はあるのかなぁなんて勘繰ってまして..。
Pit Innでは、きっと最高の演奏を聴かせてくれるんじゃないかと思います。(行けないけど)
2014日本ツアースケジュール
10/31 静岡 Lifetime, 11/1 東京 Body & Soul, 11/2 東京 Swing Hall, 11/4 京都 Le Club Jazz, 11/5 東京 Tokyo TUC, 11/7 東京 Pit Inn, 11/8 町田 Into The Blue, 11/9 三宿 国立音楽院
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