Trio3/Vijay Iyer "wiring"

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このアルバムはVijay Iyer買いなんですが、Vijay Iyerはゲスト扱いになるようです。
とはいえ、Trio3のメンツももの凄いものがありまして、Oliver LakeにReggie Workmanってあたりの方々は個人的に聴いてる量はかなり少ないだろうと調べたら、今年4月にJason Moranを加えた作品(http://www.amazon.com/dp/B00CL1C5HW/)、2013年にはGeri Allen(http://www.amazon.com/dp/B00FW5ID9S/)、Irene Schweizer(http://www.amazon.com/dp/B00EZDKGKM/)とアルバムが出ていたようです。
Trio3自体も2002年のアルバム(http://www.amazon.com/dp/B000063698/)が見つかったので、ってことは相応の活動をしてきて飽きが来たんで、ピアニストをカンフル剤にして新しい音楽模索しだしたとか?
それが、今年になって旬のピアニストに触手を延ばしてきたとか、そんな勘繰りをしてしまうんですが、実際のところはどうなんでしょう?
ということで、メンツはTrio3の3人にVijay Iyerを加えた4人となります。編成はオーソドクスな1ホーンカルテットです。
Oliver Lake(As)、Reggie Workman(B)、Anderew Cyrille(Ds)、Vijay Iyer(P)

演奏曲は、Oliver Lake2曲、Andrew Cyrilleが1曲、Reggie Workmanが2曲、4人共作が1曲、6曲目からの組曲と冒頭がVijay Iyerで、その他1曲の全11曲。
01. The Prowl
02. Synapse II
03. Willow Song
04. Shave
05. Rosmarie
- Suite for Trayvon (and Thousands More)
06. I) Slimm
07. II) Fallacies
08. III) Adagio
09. Wiring
10. Chiara
11. Tribute to Bu

1曲目はリズムがしっかりしたベースラインが格好良い演奏で、Oliver Lakeの多少フリークトーンを入れたソロが熱い。
2曲目の冒頭で、いきなりOliver Lakeがフリーキーな音を出して、フリージャズ濃度が一気に高まる。
3曲目、ピアノソロからのドロドロ系サウンド。Oliver Lakeのサックスが主導だか、ちょっと捉えどころのない感じか?
4曲目、これもドロドロ系だがドラム主導で進行する前半から、サックス爆裂の後半。
・・・
多くの曲で、4者がタイミングだけは合わせて他は好き勝手しているような演奏をしている感じだが、それが絶妙に絡み合って非常に聴き応えのあるフリージャズに仕上がっている。
フリーキーなサウンドに無調なサウンドも多いが、完全なフリージャズと言う感じでもなく比較的聴き易い部類にはなるんじゃないかと思う。

フリーキーな曲でもそうでない曲でも冷静でありながら想像的なバッキングをしているVijay Iyerがなんとも格好良い。
ソロに関してはあまり冴えた演奏をしている感じはしないのだが、それでも御大達を前にして、胸を借りてるような感じにはならず、気後れしない演奏を繰り広げているのはさすが最近の注目株の一人と言う感じ。

Trio3の3人はさすがに破綻のない見事な演奏を繰り広げている。Vijay Iyerもこのドラムとベースあってこそ絶妙なバッキングが映えている部分はあると思う。
特にAndrew Cyrilleのドラムの絶妙さ加減がいろいろ良い作用をしているんだと思うが..。

聴きどころは、フリージャズのほうだと思うが、ベストは非フリーの10曲目とします。

Trio3/VijayIyer "wiring"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00LEZP5HI/)

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