Mad Kab at Ashgate "FUNNY BLUE"
石渡さんがリーダーを務めるMad Kab at Ashgateの初アルバムです。この盤は、いつものお店でよくお見かけする方が立ち上げた?アカオレコード(https://www.facebook.com/akaorecord)の1枚目のアルバムでもあります。
新譜会だったか、1曲(最後の曲)聴かせていただいて、それがえらく格好良かったので、銀座で先行発売した際に銀座まで行って買ってきた次第であります。
メンツは、以下の通り。石渡さんのギターに、第一期Black Sheepに在籍していた後藤篤さんに、上村勝正さん、湊雅史さんのリズムを擁した編成に、林さんがゲストで2曲参加しています。
石渡明廣(G)、後藤篤(Tb)、上村勝正(B)、湊雅史(Ds)
Guest 林栄一(As:5,6)
1. We Get to Entertain
2. Other Side Dance
3. Mr. Mirabilis
4. 記憶の路
5. 速い足跡
6. Humming While Walking
7. Digit'a Rotation
8. Migration of
9. Funny Blue
ベースの早いウォーキングから、ドラムの一撃の直後に石渡さんのギターが切り込んでくるオープニング。
一応ジャズの範疇になるんでしょうけど、冒頭のこのサウンドはロック色濃いです。
ここから、ドラムが過激に演奏を煽る中、石渡サウンドと言えるようなギターが響き渡る。
テーマはトロンボーンが担い、早いパッセージの曲を気持ち良くスウィングというより、グルーブさせる演奏。
2曲目以降も、緩急の差は多少なりともあれど、8ビート基調のあまり過激に振り過ぎない(1曲目のインパクトと比して)心地よくもノリの良い演奏が続きます。
すこし重めにガシガシと責め立てる湊さんのドラムと、うねうねと良く歌う上村さんのベースが作り出すヘヴィなリズムの上を、石渡さんのギターが(“過激に美しい”という語もありという範疇で)過激に響く中を、後藤さんのTbが少し荒いサウンドを混ぜながらひょうひょうと走りぬけていくようなイメージといったら良いのか..。
2曲で林さんがゲスト出演し、ソロをとっていますが、これがフリーになだれ込むことなくまっとうな演奏なんですが、これがまた良い味出してまして痺れます。
このバンドの人選で、なぜTbを入れたのか、しばらくそこはかとなく悩んでいたんですが、つまるところ演奏自体はロックの体裁をとっていて、そこにボーカルの代わりにボーカルに近い雰囲気を出せる管楽器として、後藤さんのTbを起用したんだろうなと思い至りました。
このバンドは、ボーカルなしで表層的にはジャズの雰囲気を醸していますが、根底的にはロックがででーんと居座っている感のは、間違いのないところでしょう。
ベストは、最後のタイトル曲。時間は1分強ととても短いんですがTbの4重ダビングしてたり中身の濃い1分強です。
Mad Kab at Ashgate "FUNNY BLUE"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/1006439383)
新譜会だったか、1曲(最後の曲)聴かせていただいて、それがえらく格好良かったので、銀座で先行発売した際に銀座まで行って買ってきた次第であります。
メンツは、以下の通り。石渡さんのギターに、第一期Black Sheepに在籍していた後藤篤さんに、上村勝正さん、湊雅史さんのリズムを擁した編成に、林さんがゲストで2曲参加しています。
石渡明廣(G)、後藤篤(Tb)、上村勝正(B)、湊雅史(Ds)
Guest 林栄一(As:5,6)
1. We Get to Entertain
2. Other Side Dance
3. Mr. Mirabilis
4. 記憶の路
5. 速い足跡
6. Humming While Walking
7. Digit'a Rotation
8. Migration of
9. Funny Blue
ベースの早いウォーキングから、ドラムの一撃の直後に石渡さんのギターが切り込んでくるオープニング。
一応ジャズの範疇になるんでしょうけど、冒頭のこのサウンドはロック色濃いです。
ここから、ドラムが過激に演奏を煽る中、石渡サウンドと言えるようなギターが響き渡る。
テーマはトロンボーンが担い、早いパッセージの曲を気持ち良くスウィングというより、グルーブさせる演奏。
2曲目以降も、緩急の差は多少なりともあれど、8ビート基調のあまり過激に振り過ぎない(1曲目のインパクトと比して)心地よくもノリの良い演奏が続きます。
すこし重めにガシガシと責め立てる湊さんのドラムと、うねうねと良く歌う上村さんのベースが作り出すヘヴィなリズムの上を、石渡さんのギターが(“過激に美しい”という語もありという範疇で)過激に響く中を、後藤さんのTbが少し荒いサウンドを混ぜながらひょうひょうと走りぬけていくようなイメージといったら良いのか..。
2曲で林さんがゲスト出演し、ソロをとっていますが、これがフリーになだれ込むことなくまっとうな演奏なんですが、これがまた良い味出してまして痺れます。
このバンドの人選で、なぜTbを入れたのか、しばらくそこはかとなく悩んでいたんですが、つまるところ演奏自体はロックの体裁をとっていて、そこにボーカルの代わりにボーカルに近い雰囲気を出せる管楽器として、後藤さんのTbを起用したんだろうなと思い至りました。
このバンドは、ボーカルなしで表層的にはジャズの雰囲気を醸していますが、根底的にはロックがででーんと居座っている感のは、間違いのないところでしょう。
ベストは、最後のタイトル曲。時間は1分強ととても短いんですがTbの4重ダビングしてたり中身の濃い1分強です。
Mad Kab at Ashgate "FUNNY BLUE"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/1006439383)
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