Andre Mehmari "TOKYO SOLO"
Andre Mehmariのアルバム自体は15枚くらい(http://diskunion.net/latin/ct/list/0/14541)ありそうですが、リーダー作を買うのはこれが初めて。唯一持っているのは、共演作の下記。が、この演奏も素晴らしかった。
"Triz"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61897316.html)
ということで、メンツはANDRE MEHMARIただ1人。ソロピアノですからw
Andre Mehmari(P)
演奏曲は以下の通り。11曲の東京でのソロコンサートでの演奏と、4曲のボーナストラックという構成。
自身の代表作を含むオリジナル曲からブラジルの名曲を散りばめたものだそう。
3曲目がエルネスト・ナザレーの楽曲メドレーで、5曲目が街角クラブの楽曲メドレー、8曲目は荒城の月
01. Um Anjo Nasce
02. Beatriz
03. Nazareth Suite
04. Lagoa Da Conceicao
05. Clube Da Esquina Medley:Tudo Que Voce Podia Ser / O Trem Azul / Cravo E Canela
06. Que Falta Faz Tua Ternura
07. Choro Da Continua Amizade
08. Kojo No Tsuki / Assum Branco
09. Sehr Langsam, From The Youth Album
10. Um Anjo Nasce
11. Baiao Malandro
12. Modular Paixoes
13. Proezas De Alexandre
14. Lullaby Zuzu
15. Valsa-Variacao Sobre Tico Tico No Fuba
冒頭、非常に美麗かつ繊細な旋律のとても美しい演奏からスタート。これが彼の代表曲の1つのようです。
2分弱で次の曲に引き継がれるが、これまた美麗で繊細な曲で、ゆっくりとしっとりとしたタッチで丁寧に奏でていきます。
3曲目で「なんか聴いたことあるぞ」な旋律が紛れるのですが、メドレーで奏でられるさまざまな曲がもの凄く表情豊かに奏でられるここでの演奏の凄さはちょっと筆舌に尽くしがたいもんがあります。
5曲目もお馴染みの旋律が奏でられる訳ですが、ここはリズムのしっかりした演奏でノリの良さとダイナミックさを感じさせる演奏。早いフレーズでも荒さを感じさせない丁寧なタッチは、最高峰のピアニストという売り文句も嘘ではないなと感じさせます。
以降もさまざまな曲を多彩な表情で繰り広げ、何度聴いても飽きない、飽きさせない演奏をたっぷりと堪能させてくれます。
演奏されている曲がブラジルのものが多いというのもあるとは思いますが、クラシックともジャズともちょっと違う雰囲気を湛えた演奏で、その辺が個人的に新鮮な気分で聴けてる部分はありそうです。
もちろん曲(演奏)によってクラシック感の強い場面、ジャズっぽさが強い場面ってのはありますが、それでもそこはかとなく、なんか違うぞという雰囲気を感じるところが耳を惹きつけているというか..。
ベストは・・・曲の良さもあいまって5曲目に惹かれまくってます。
Andre Mehmari "TOKYO SOLO"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00M4JDW3M/)
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