Laurent Coulondre "Opus II"
この盤は、新宿のユニオンでかかっていたのを聴いて、格好良いと買い込んできた盤。
・・・? もしかしたら後から通販で買ったのかもしれません(汗)
リーダーのLaurent Coulondreはフランスの若手ピアニストで、これが2作目のリーダーアルバムになるようです。
初作は、想像の通り"Opus I"(http://laurent.coulondre.fr/albums.htm)と言うタイトルだったそうです。
ということで、もちろんLaurent Coulondre初聴きになります。
メンツは、ピアノトリオ構成にゲストでボーカルが3曲入っています。で、ベースもドラムも個人的には聴いたことない人です。
Laurent Coulondre(P)、Jeremy Bruyere(B)、Pierre-Alain Tocanier(Ds)
Guest : Laura David(Vo:4,7,8)
演奏曲は、すべてメンバーいずれかのオリジナル(共作含)です。7曲目の表記はアラビア語に括弧で英語が書かれているようです。
01. Unexpected
02. Left Out
03. Take-Off N’ I
04. Plane
05. An Awkward Dream
06. Area Of Turbulence
07. Inner Child
08. Last Seven
09. C'est Ting
10. Unexpected Part 2
11. Crash Landing
12. Shadows Of Our Love
3者のサウンドがそれぞれ太めのタッチでありながら鋭角的にならない音色で、空間を太く切り裂いていくようなイメージ。
冒頭のベースのイントロからして、ふてぶてしいと言いたくなるような音を繰り出している。
楽曲としては、前半3曲がアコピを使った非4ビートで、曲中の展開もおもしろいけどいかにも現代ジャズな曲。
4曲目はRobert Glasperな手法を入れたような曲で、ボーカルはボイス程度の起用。
6曲目はオルガンを使用した16ビートで、オルガンも従来のRhodesスタイルというより、シンセサイザのような電子音的な使い方。2分と短いがドラムが暴れまくってて格好良い。
7曲目がスペイシーな雰囲気を醸した演奏で、この2曲はSF(science Fiction)的なパートになるのかな?
8曲目は、しっかりとボーカルフィーチャした曲。
3曲目からここまでが、2~3分程度の短い曲が並んでいて、後半4曲でじっくり長めな曲が並びます。
9曲目は、蒸気機関車的にテンポが上がっていく冒頭から快調に飛ばして行く。
10曲目はベースアルコからの陽系美旋律な演奏。
11曲目、短いフレーズを繰り返すピアノを従えてドラムが叩きまくりベースはアルコで責め立てる大仰な雰囲気の曲。
12曲目は、心地よい疾走感を感じさせながら実は複雑そう、Pat Metheny的な雰囲気も感じさせる曲。
全体には非オーソドクスでダイナミックな演奏が充実していていて、聴き応え充分。中間部のオルガンとボーカルの起用は、それ以外の演奏と比すると余興感もあるが、まぁ多彩な表現の一面と言うことで...。
もちろんテクニック的にも、さすが昨今の若手演奏家と唸らされる充分な実力を感じさせるもので、ある程度の作り込みによる表現の幅の広さと3者の演奏の強度があいまって、このトリオの実力(Laurent Coulondreのセンス?)がしっかりと発揮されている演奏に仕上がっていますね。
ということで、この盤のハイライトは3~8の短い曲で、真骨頂は9曲目以降と言うことになると思います。
ベストは11曲目にします。これ、結構新しいスタイルの演奏になっていると思います。
Laurent Coulondre "Opus II"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/5903683)
・・・? もしかしたら後から通販で買ったのかもしれません(汗)
リーダーのLaurent Coulondreはフランスの若手ピアニストで、これが2作目のリーダーアルバムになるようです。
初作は、想像の通り"Opus I"(http://laurent.coulondre.fr/albums.htm)と言うタイトルだったそうです。
ということで、もちろんLaurent Coulondre初聴きになります。
メンツは、ピアノトリオ構成にゲストでボーカルが3曲入っています。で、ベースもドラムも個人的には聴いたことない人です。
Laurent Coulondre(P)、Jeremy Bruyere(B)、Pierre-Alain Tocanier(Ds)
Guest : Laura David(Vo:4,7,8)
演奏曲は、すべてメンバーいずれかのオリジナル(共作含)です。7曲目の表記はアラビア語に括弧で英語が書かれているようです。
01. Unexpected
02. Left Out
03. Take-Off N’ I
04. Plane
05. An Awkward Dream
06. Area Of Turbulence
07. Inner Child
08. Last Seven
09. C'est Ting
10. Unexpected Part 2
11. Crash Landing
12. Shadows Of Our Love
3者のサウンドがそれぞれ太めのタッチでありながら鋭角的にならない音色で、空間を太く切り裂いていくようなイメージ。
冒頭のベースのイントロからして、ふてぶてしいと言いたくなるような音を繰り出している。
楽曲としては、前半3曲がアコピを使った非4ビートで、曲中の展開もおもしろいけどいかにも現代ジャズな曲。
4曲目はRobert Glasperな手法を入れたような曲で、ボーカルはボイス程度の起用。
6曲目はオルガンを使用した16ビートで、オルガンも従来のRhodesスタイルというより、シンセサイザのような電子音的な使い方。2分と短いがドラムが暴れまくってて格好良い。
7曲目がスペイシーな雰囲気を醸した演奏で、この2曲はSF(science Fiction)的なパートになるのかな?
8曲目は、しっかりとボーカルフィーチャした曲。
3曲目からここまでが、2~3分程度の短い曲が並んでいて、後半4曲でじっくり長めな曲が並びます。
9曲目は、蒸気機関車的にテンポが上がっていく冒頭から快調に飛ばして行く。
10曲目はベースアルコからの陽系美旋律な演奏。
11曲目、短いフレーズを繰り返すピアノを従えてドラムが叩きまくりベースはアルコで責め立てる大仰な雰囲気の曲。
12曲目は、心地よい疾走感を感じさせながら実は複雑そう、Pat Metheny的な雰囲気も感じさせる曲。
全体には非オーソドクスでダイナミックな演奏が充実していていて、聴き応え充分。中間部のオルガンとボーカルの起用は、それ以外の演奏と比すると余興感もあるが、まぁ多彩な表現の一面と言うことで...。
もちろんテクニック的にも、さすが昨今の若手演奏家と唸らされる充分な実力を感じさせるもので、ある程度の作り込みによる表現の幅の広さと3者の演奏の強度があいまって、このトリオの実力(Laurent Coulondreのセンス?)がしっかりと発揮されている演奏に仕上がっていますね。
ということで、この盤のハイライトは3~8の短い曲で、真骨頂は9曲目以降と言うことになると思います。
ベストは11曲目にします。これ、結構新しいスタイルの演奏になっていると思います。
Laurent Coulondre "Opus II"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/5903683)
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