ZAZ "Paris"
"ZAZ"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60869626.html)
その直後にライブ盤
"Sans Tsu Tsou"(http://www.amazon.co.jp/dp/B0063FQLTK/)
がリリースされたのが欲しかったが、価格がこなれず、買えないうちに今にいたり...。
昨年、新作
"Recto Verso"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00C6XBESQ/)
が出ているが、こちらもなんだか食指が動かず買わずじまい。
なのに、本作が出たら、これは何かがピピッと来て購入にいたっています。
メンツは割愛して、演奏曲はタイトル通りパリにちなんだ曲が並んでいて、全部で13曲の収録となっています。
01. Paris sera toujours Paris/いつものパリ
02. Sous le ciel de Paris/パリの空の下
03. La parisienne/パリジェンヌ
04. Dans mon Paris/私の心のパリ
05. Champs Elysees /シャンゼリゼ
06. A Paris/パリ
07. I love Paris
08. La romance de Paris/パリのロマンス
09. Paris Canaille/パリ野郎
10. La complainte de la butte/モンマルトルの丘
11. J'aime Paris au mois de mai/5月のパリが好き
12. Paris, l'apres-midi/パリの午後
13. J'ai deux amours/二つの愛
上述の通りパリにちなんだ、主に往年から親しまれてきた曲(ということはほぼシャンソンかそれに類するもの)が選曲されてまして。
それらの曲をエディットピアフの再来と言われるZAZが、彼女の持ち味であるちょっとハスキー気味の声でありながら、微妙に舌ったらずで小悪魔的な雰囲気とか、おてんば娘的とか、を彷彿とさせる声音で歌い上げていきます。
この辺の曲ってフランスの演歌みたいなものでしょうから、言ってみれば日本の演歌アイドルとかその辺の立ち位置になるような気もします。
が、その歌唱力というか勢いと言うかパワー感と言うか、説得力と言うか、歌の旨さは、かなりのものがあると思います。
演奏も、ギター、アコーディオン、バイオリン、クラリネット、ビッグバンドと、多彩でありながらいずれも往年のシャンソンな雰囲気をたっぷりと感じさせるものになっており、この辺もこの辺が好きな人には魅力的なサウンドに仕上がっています。
なんて書いてますが、ZAZの人気って(自分もそうですが)シャンソンとかフランス歌謡を普段から好んで聴いている層だけでなく、もっと広い人気を得ていると思われまして、歌っている曲に拠らず彼女の歌唱力に魅了されている人が多数いるんだろうなと思います。(かく言う自分も)
ベストは1曲目で良いと思います。
ZAZ "Paris"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00NI5RKBQ/)
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