James Farm "City Folk"

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James Farmは2011年のアルバム以来のこれが2枚目のアルバムになります。
さすがにこれだけのメンツだと頻繁にスタジオに入るようなこともできず、ようやく2枚目を作れたってことなんでしょう。
それよりも、2枚目がリリースされたことが驚愕もんでもあります。

 "James Farm"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60572847.html)
ついでに
 "Montrey 2011"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61493471.html)

メンツは不動(このバンド名だと不動にせざるをえない・・らしい)の以下の4人。
Joshua Redman(Sax)、Aaron Parks(P)、Matt Penman(B)、Eric Harland(Ds)

演奏曲は各人のオリジナル持ち寄りで、Joshua Redman3曲(4,9,10)、Aaron Parks3曲(2,5,6)、
Matt Penman3曲(1,7,8)、Eric Harland1曲(3)という内訳。
01. Two Steps
02. Unknown
03. North Star
04. Mr. E
05. Farms
06. Otherwise
07. Jury's Out
08. Aspirin
09. City Folk
10. What Remains

大半の曲で、曲自体はゆったりめの8ビートをじっくり聴かせるスタイルで、一聴きは凝った作りのものは無い印象で、じっくりと演奏を聴かせることに重点を置いていると推測。
そのコンセプト通りに、各人がガッツリとした演奏をしっかりたっぷりと繰り広げているので、聴き応えはかなりあると思います。事実あります。

Eric Harlandのドラムが骨太で熱い打音で全体を鼓舞しつつ締めあげる。
Matt Penmanのベースは、裏で表で技巧的なフレーズを繰り出し演奏の厚みを作り出す。
Aaron Parksは、数曲でエレピを起用しているが、大半はアコピで印象的なフレーズでのバッキングとソロで演奏を盛り上げる。
フロントが、リーダー的役割のJoshua Redmanで、絶妙なフレーズで演奏に彩色を加えるという分担か。w

前半は、テンポ自体はゆったりめだが曲としての印象が強い曲が並んでいる印象。
4曲目の軽快でありながら、気持ち良く縦乗りできる曲でありながら、実は技巧的でギミック満載の曲で次々と展開する曲の中を、アグレッシブなドラムに乗ったサックスとピアノのソロの格好良さ..。
8曲目の単調なリズムにミニマルなエレピが絡んでリズムを形成するうえで、Joshua Redmanのサックスが映えるやつとか、格好良いとしか言いようがない。
後半は、バラード的な演奏が増えるが、その甘美なるところもまた聴き応えのある素晴らしいもので..
いやもう、聴きどころ満載で、聴き応え充分で

ベストは耽美で流麗でありながら、アグレッシブさも感じられる6曲目ですかねぇ

James Farm "City Folk"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00NVAU6Y6/)

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