Nels Cline / Julian Lage "Room"
最近、立て続けにJulian Lageのデュオ作がリリースされてまして、2013年のFred Hershとのデュオ作で"おぉ"っと思って
"Free Flying"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62298826.html)
立て続けにリリースされたギターデュオの2作品も買おうと思った次第であります。
この前後に、Chris Eldridgeとのアルバムがリリースされています。
Julian Lage / Chris Eldridge "Avalon Import"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62997135.html)
本作は、1956年生まれのNels Clineと、1988年生まれのJulian Lageのギターデュオ作品で、なれそめとか解説とかHMVのサイト(http://www.hmv.co.jp/product/detail/6003612)に詳しいのでそちらを読んでください。
メンツはギターの2人だけ。右Nels Cline、左Julian Lageだそうです。
Nels Cline(G:right)、Julian Lage(G:left)
演奏曲は、Nels Clineの曲が8曲、Julian Lageが2曲(01,10)、共作が1曲(09)と言う内訳。
ということは完全即興ではなく、もしかしたらある程度は編曲もされているのかもしれません。
アレンジのクレジットは書いてありませんが..。
01. Abstract 12
02. Racy
03. The Scent Of Light
04. Whispers From Eve
05. Blues, Too
06. Odd End
07. Amenette
08. Freesia/The Bond
09. Waxman
10. Calder
演奏は、片方が伴奏片方が旋律という流れから、突然ユニゾンになったり、同じフレーズを微妙に音をずらしながら演奏したり、ギターサウンドが充満するようなところから突然寡黙になってみたり、高音基調で軽快な表情を見せたかと思うと、低音の重苦しい側面を垣間見せ..。
牧歌的なほんのりとした演奏の曲があったかと思うと、リズムがいないのを良いことに無調で即興的な演奏を入れてきたり、内向的思索的な雰囲気を醸すかと思えば、ギターをかき鳴らしてみたりと、まぁいろいろな演奏が盛り込まれています。
全体に対決色とか過激な展開にはならず、おだやかに会話(但し話題は飛びまくる)をしているような雰囲気に終始するのですが、縦横無尽、変幻自在に2本のギターでさまざまなカラーを表現していくさまは、次にどういう展開になるか耳をそば立ててわくわくしながら思わず聴き入ってしまうような演奏が立て続けに繰り広げられます。
曲が事前に用意されていたのは、1曲を除いて作曲者が1人なので、間違いないところですが、全体には、抽象絵画的な雰囲気が色濃く、それが重層的に積み重なっていくような感じを受けるような演奏というイメージ。
とっつきが良いとは言わないが聴き応えのある作品にはなっていると思います。(特にギター好きには)
ベストは5曲目でしょう。
Nels Cline / Julian Lage "Room"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00LU8QCTE/)
"Free Flying"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62298826.html)
立て続けにリリースされたギターデュオの2作品も買おうと思った次第であります。
この前後に、Chris Eldridgeとのアルバムがリリースされています。
Julian Lage / Chris Eldridge "Avalon Import"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62997135.html)
本作は、1956年生まれのNels Clineと、1988年生まれのJulian Lageのギターデュオ作品で、なれそめとか解説とかHMVのサイト(http://www.hmv.co.jp/product/detail/6003612)に詳しいのでそちらを読んでください。
メンツはギターの2人だけ。右Nels Cline、左Julian Lageだそうです。
Nels Cline(G:right)、Julian Lage(G:left)
演奏曲は、Nels Clineの曲が8曲、Julian Lageが2曲(01,10)、共作が1曲(09)と言う内訳。
ということは完全即興ではなく、もしかしたらある程度は編曲もされているのかもしれません。
アレンジのクレジットは書いてありませんが..。
01. Abstract 12
02. Racy
03. The Scent Of Light
04. Whispers From Eve
05. Blues, Too
06. Odd End
07. Amenette
08. Freesia/The Bond
09. Waxman
10. Calder
演奏は、片方が伴奏片方が旋律という流れから、突然ユニゾンになったり、同じフレーズを微妙に音をずらしながら演奏したり、ギターサウンドが充満するようなところから突然寡黙になってみたり、高音基調で軽快な表情を見せたかと思うと、低音の重苦しい側面を垣間見せ..。
牧歌的なほんのりとした演奏の曲があったかと思うと、リズムがいないのを良いことに無調で即興的な演奏を入れてきたり、内向的思索的な雰囲気を醸すかと思えば、ギターをかき鳴らしてみたりと、まぁいろいろな演奏が盛り込まれています。
全体に対決色とか過激な展開にはならず、おだやかに会話(但し話題は飛びまくる)をしているような雰囲気に終始するのですが、縦横無尽、変幻自在に2本のギターでさまざまなカラーを表現していくさまは、次にどういう展開になるか耳をそば立ててわくわくしながら思わず聴き入ってしまうような演奏が立て続けに繰り広げられます。
曲が事前に用意されていたのは、1曲を除いて作曲者が1人なので、間違いないところですが、全体には、抽象絵画的な雰囲気が色濃く、それが重層的に積み重なっていくような感じを受けるような演奏というイメージ。
とっつきが良いとは言わないが聴き応えのある作品にはなっていると思います。(特にギター好きには)
ベストは5曲目でしょう。
Nels Cline / Julian Lage "Room"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00LU8QCTE/)
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