Jonathan Kreisberg "Wave Upon Wave"
Jonathan Kreisbergは、そもそもはAri Hoenig "Live at Smalls"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60161207.html)で好感触を得て、"Shadowless"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60318377.html)で一気に引き込まれたのでありました。
その後"One"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61842894.html)で、ギターの旨さを見せつけられ..という馴れ初めです。
本作は、久々のコンテンポラリーな内容の作品でサックスの入ったピアノレスカルテットを基本に4曲でピアノ参加という編成。
"Shadowless"で引き込まれているのでこのアルバムの期待度は相当高いです。
メンツは以下のとおり。ベースはGideon Van Gelder盤に入っていた人。ドラムは初聴き(嘘、生で見てました(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60272651.html))のようです。
Jonathan Kreisberg(G)、Will Vinson(Sax)、Kevin Hays(P:1,5,6,7)、Rick Rosato(B)、Colin Stranahan(Ds)
演奏曲はJonathan Kreisbergのオリジナルが6曲。スタンダードの3曲目、Horace Silverの8曲目と言う構成で以下の通り。
01. Wave Upon Wave
02. Until You Know
03. Stella by Starlight
04. Wild Animals We've Seen
05. Being Human
06. From The Ashes
07. The Spin
08. Peace
1曲目のタイトル曲は、4ビートの6拍子でゆったりめの曲調の中を、Jonathan Kreisbergの"たゆたう"が如くのソロが心地よく響く。このソロを聴いただけでこの盤を聴いた価値があると言ったら言い過ぎだが、満足度の高いソロを聴かせてくれる。その後、Kevin Haysのソロも聴かせてくれます。
2曲目は、疾走感あるちょっとラテン調な曲調に、冒頭のギターシンセとサックスが映える格好良い演奏。唐突に終わるのも格好よさを増強してくれます。
3曲目がスタンダードになるが、このアレンジは淡々と進行するクールなもので、延々と淡々と奏でられるリズムが相当クール。ほとんど原曲を感じさせないけど現代感たっぷりな演奏。
以下、ミディアムテンポの4ビートを少し荒めな現代的演奏で聴かせる4曲目。情感たっぷりの綺麗なフレーズで聴かせるスローバラードの5曲目。少しテンポをはやめるがテンションは上げ過ぎない6曲目。
軽やかな曲調の中、めまぐるしいフレーズを縦横無尽に弾き倒すJonathan Kreisbergのギターが素晴らしい7曲目。
こちらは、情感たっぷりでありながら、原曲のイメージをあまり崩さないで演奏される8曲目。
この後2分程度のブランクの後、シークレットトラックが入っていてまして、多分8曲目をテープ逆回転で聴かせているんだと思いますが、余興的でなんか不思議でありながら聴かせる演奏。
全体通しで聴いていると、後半でサックスが耳に入ってくる比重が増しているようなイメージを感じてまして、実際の出番はあまり違わなさそうだけど、それだけWill Vinsonのサックスが存在感のある演奏をしているってことなんでしょう。
おそらく若手であろうベースとドラムの両名が繰り出すリズムがなかなか新鮮で、Jonathan Kreisbergのギターサウンドと曲調に良い感じに合っていて好感触。
特にドラムの音数多めだけどしっかり全体を盛り上げ煽る演奏はなかなか良いんじゃないと思わせてくれます。
それにつけてもJonathan Kreisbergのギターの心地よさよ!!
ベストは7曲目で良いと思います。
Jonathan Kreisberg "Wave Upon Wave"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00OUXGO80/)
その後"One"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61842894.html)で、ギターの旨さを見せつけられ..という馴れ初めです。
本作は、久々のコンテンポラリーな内容の作品でサックスの入ったピアノレスカルテットを基本に4曲でピアノ参加という編成。
"Shadowless"で引き込まれているのでこのアルバムの期待度は相当高いです。
メンツは以下のとおり。ベースはGideon Van Gelder盤に入っていた人。ドラムは初聴き(嘘、生で見てました(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60272651.html))のようです。
Jonathan Kreisberg(G)、Will Vinson(Sax)、Kevin Hays(P:1,5,6,7)、Rick Rosato(B)、Colin Stranahan(Ds)
演奏曲はJonathan Kreisbergのオリジナルが6曲。スタンダードの3曲目、Horace Silverの8曲目と言う構成で以下の通り。
01. Wave Upon Wave
02. Until You Know
03. Stella by Starlight
04. Wild Animals We've Seen
05. Being Human
06. From The Ashes
07. The Spin
08. Peace
1曲目のタイトル曲は、4ビートの6拍子でゆったりめの曲調の中を、Jonathan Kreisbergの"たゆたう"が如くのソロが心地よく響く。このソロを聴いただけでこの盤を聴いた価値があると言ったら言い過ぎだが、満足度の高いソロを聴かせてくれる。その後、Kevin Haysのソロも聴かせてくれます。
2曲目は、疾走感あるちょっとラテン調な曲調に、冒頭のギターシンセとサックスが映える格好良い演奏。唐突に終わるのも格好よさを増強してくれます。
3曲目がスタンダードになるが、このアレンジは淡々と進行するクールなもので、延々と淡々と奏でられるリズムが相当クール。ほとんど原曲を感じさせないけど現代感たっぷりな演奏。
以下、ミディアムテンポの4ビートを少し荒めな現代的演奏で聴かせる4曲目。情感たっぷりの綺麗なフレーズで聴かせるスローバラードの5曲目。少しテンポをはやめるがテンションは上げ過ぎない6曲目。
軽やかな曲調の中、めまぐるしいフレーズを縦横無尽に弾き倒すJonathan Kreisbergのギターが素晴らしい7曲目。
こちらは、情感たっぷりでありながら、原曲のイメージをあまり崩さないで演奏される8曲目。
この後2分程度のブランクの後、シークレットトラックが入っていてまして、多分8曲目をテープ逆回転で聴かせているんだと思いますが、余興的でなんか不思議でありながら聴かせる演奏。
全体通しで聴いていると、後半でサックスが耳に入ってくる比重が増しているようなイメージを感じてまして、実際の出番はあまり違わなさそうだけど、それだけWill Vinsonのサックスが存在感のある演奏をしているってことなんでしょう。
おそらく若手であろうベースとドラムの両名が繰り出すリズムがなかなか新鮮で、Jonathan Kreisbergのギターサウンドと曲調に良い感じに合っていて好感触。
特にドラムの音数多めだけどしっかり全体を盛り上げ煽る演奏はなかなか良いんじゃないと思わせてくれます。
それにつけてもJonathan Kreisbergのギターの心地よさよ!!
ベストは7曲目で良いと思います。
Jonathan Kreisberg "Wave Upon Wave"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00OUXGO80/)
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