Stefano Di Battista / Sylvain Luc "Giu La Testa"
前作の"Woman's Land"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60766517.html)が、値段がこなれずなかなか入手できなかったんですが、入手できたら内容がもの凄く良くて、これが2011年のリリースなので、3年ぶりのリーダー作と言うことになります。
Stefano Di Battistaもほぼ全部買いしていまして、自blog漁ると5つ記事が出てきますが、多分10枚くらいは持っていると思います。
しいていえば、"Jazz Italiano Live"の2006年版(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/JZ110909-57)が欲しいんですが、今となってはきっと高額過ぎて買えません。
イタリアものは意図的になるべく買わないようにしているんですが、何人かだけ例外がいまして、この人がその例外の1人です。
本作はギターのSylvain Lucとの双頭名義です。
Sylvain Lucもリーダー作は多く聴いていまして、全部買いはしてませんが自blogでは3枚紹介してて、6~7枚は聴いているはずです。
と思ったら、Richard Gallianoとの新作(http://www.hmv.co.jp/product/detail/6194323)が出ているようです。
メンツは、双頭のStefano Di BattistaとSylvain Lucに、ベースは1980生、ドラムは1984生の若手を起用したカルテット。
Sylvain Luc(G)、Stefano di Battista(Sax)、Daniele Sorrentino(B)、Pierre-Francois Dufour(Ds,Cello)
演奏曲は、Sylvain Lucが2曲、Stefano di Battistaが1曲、Ray Charles、Michel Legrand、Ennio Morricone等で全部で10曲。
01 I got a Woman
02 Touch her soft lips & Part
03 Django Rock
04 Love Thema for Nata
05 Arrivederci
06 Giu' la Testa
07 Sauvage
08 La chanson des Jumelles
09 Otto e Mezzo
10 Fresh
Stefano Di Battistaというと骨太なガッツリとしたサウンドで王道ジャズをやらせたら一級という印象。
Sylvain Lucは、クラシックに近いくらいに端正なアコギを聴かせる名手という印象。
・・・なんですが..1曲目。
突然の歪み系ギターサウンドに縦ノリ系サウンドに度肝を抜かれます。
が、これが格好良い演奏で、若手2人の作り出すハードなビートの上を、ジョンスコばりのSylvain Lucのギターに、サンボーンの如くにブローするStefano di Battistaのサックス。笑っちゃうくらいにイメージと違う演奏に驚かされます。
つづく2曲目は、がらっと赴きを変え、ソプラノの美音で奏でる美旋律に、ギターアルペジオが呼応する逸品。
このギャップももの凄いですが、こちらのしっとりとした演奏の美しさにも聴き惚れます。
その後、3曲目、7曲目、9曲目がゴリゴリのハードな曲で、しっかりハードなビートにのってぶっ飛びファンキーな演奏を楽しめます。このインパクトは相当なものがあり、このアルバムの印象は完全にこっちの演奏に引っ張られるんですが、聴き応えも相当なものがあります。
4曲目、5曲目、6曲目、8曲目、10曲目が美旋律系の端正な楽曲で、アコギで奏でられるいかにもSylvain Lucなギターサウンドと呼応するように美音で奏でられるサックスが印象的。
この大きく2つの演奏スタイルのギャップがでか過ぎるというのが、凄いところでありますが曲数からいっても主体は美旋律のほうにあり、インパクトとインターバルにハードな演奏を用意していると思うんですが、前述の通り印象は、ハードな演奏に完全に持っていかれます。
が、この按分が多分ちょうど良くて、これ以上ハードな曲が多すぎるとアルバム全部を聴き通すには相当の体力が必要になってくると思います。
といいつつ、ベストはハードな曲からの選択になるんですが.. 1曲目でしょう。
Stefano Di Battista / Sylvain Luc "Giu La Testa"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00MELIY0G/)
Stefano Di Battistaもほぼ全部買いしていまして、自blog漁ると5つ記事が出てきますが、多分10枚くらいは持っていると思います。
しいていえば、"Jazz Italiano Live"の2006年版(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/JZ110909-57)が欲しいんですが、今となってはきっと高額過ぎて買えません。
イタリアものは意図的になるべく買わないようにしているんですが、何人かだけ例外がいまして、この人がその例外の1人です。
本作はギターのSylvain Lucとの双頭名義です。
Sylvain Lucもリーダー作は多く聴いていまして、全部買いはしてませんが自blogでは3枚紹介してて、6~7枚は聴いているはずです。
と思ったら、Richard Gallianoとの新作(http://www.hmv.co.jp/product/detail/6194323)が出ているようです。
メンツは、双頭のStefano Di BattistaとSylvain Lucに、ベースは1980生、ドラムは1984生の若手を起用したカルテット。
Sylvain Luc(G)、Stefano di Battista(Sax)、Daniele Sorrentino(B)、Pierre-Francois Dufour(Ds,Cello)
演奏曲は、Sylvain Lucが2曲、Stefano di Battistaが1曲、Ray Charles、Michel Legrand、Ennio Morricone等で全部で10曲。
01 I got a Woman
02 Touch her soft lips & Part
03 Django Rock
04 Love Thema for Nata
05 Arrivederci
06 Giu' la Testa
07 Sauvage
08 La chanson des Jumelles
09 Otto e Mezzo
10 Fresh
Stefano Di Battistaというと骨太なガッツリとしたサウンドで王道ジャズをやらせたら一級という印象。
Sylvain Lucは、クラシックに近いくらいに端正なアコギを聴かせる名手という印象。
・・・なんですが..1曲目。
突然の歪み系ギターサウンドに縦ノリ系サウンドに度肝を抜かれます。
が、これが格好良い演奏で、若手2人の作り出すハードなビートの上を、ジョンスコばりのSylvain Lucのギターに、サンボーンの如くにブローするStefano di Battistaのサックス。笑っちゃうくらいにイメージと違う演奏に驚かされます。
つづく2曲目は、がらっと赴きを変え、ソプラノの美音で奏でる美旋律に、ギターアルペジオが呼応する逸品。
このギャップももの凄いですが、こちらのしっとりとした演奏の美しさにも聴き惚れます。
その後、3曲目、7曲目、9曲目がゴリゴリのハードな曲で、しっかりハードなビートにのってぶっ飛びファンキーな演奏を楽しめます。このインパクトは相当なものがあり、このアルバムの印象は完全にこっちの演奏に引っ張られるんですが、聴き応えも相当なものがあります。
4曲目、5曲目、6曲目、8曲目、10曲目が美旋律系の端正な楽曲で、アコギで奏でられるいかにもSylvain Lucなギターサウンドと呼応するように美音で奏でられるサックスが印象的。
この大きく2つの演奏スタイルのギャップがでか過ぎるというのが、凄いところでありますが曲数からいっても主体は美旋律のほうにあり、インパクトとインターバルにハードな演奏を用意していると思うんですが、前述の通り印象は、ハードな演奏に完全に持っていかれます。
が、この按分が多分ちょうど良くて、これ以上ハードな曲が多すぎるとアルバム全部を聴き通すには相当の体力が必要になってくると思います。
といいつつ、ベストはハードな曲からの選択になるんですが.. 1曲目でしょう。
Stefano Di Battista / Sylvain Luc "Giu La Testa"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00MELIY0G/)
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