Art Hirahara "Libations & Meditations"
この盤は、Linda Oh買いです。ここのところ、Linda Ohさん参加盤はできるだけ聴きたいという欲求があり見つけたのは、たいがい買っていると思います。
Art Hiraharaさんは、日系3世のNYを拠点にしているピアニストでこれが3枚目のリーダー作になるようです。
彼のhpに参加アルバムがずらりと並んでいるんですが(http://arthirahara.com/discography/all-albums/)、これはけっこうな量がありまして、NYでは相応の活躍をしているようです。日本での注目度はまだちょっと低いですかねぇ..。
自blogを漁ると、Sarah Manningという女性サックス奏者のアルバム "Dandelion Clock"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61077599.html)で聴いています。
ドラムはJohn Davisで、山中千尋 "Reminiscence"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60873605.html)で聴いていることになっています。
ということで、メンツは以下の3人のピアノトリオです。
Art Hirahara(P)、Linda Oh(B)、John Davis(Ds)
演奏曲は、9曲が平原さんのオリジナルで、Bill Evans1曲とからたちの花で全部で11曲と言う内訳。
1. With Two Ice Cubes
2. Father’s Song
3. Be Bim Bop
4. D.A.Y.
5. Karatachi No Hana
6. Only Child
7. Dead Man Posed
8. Big Country
9. The Looking Glass
10. Bop Bim Be
11. Nereids And Naiads
全般的な曲調としては、メロディアスな良い曲が並んでいる印象で、とくに難易度の高い楽曲、難易度の高い演奏はありません。
6曲目がBill Evansなんですが、彼の曲を選んでいることで想起する通りの演奏をしていると思ってほぼ間違いないです。
5曲目の”からたちの花”がソロでの演奏で、これが(特に日本人にとって)良いインターバルになっています。
web漁ってたら他にも日本でのライブで”赤とんぼ”を演っていたなんて文を見つけたので、日本の古い曲の良さに惹かれている部分ってのもあるんでしょう。
演奏は、実にメロディアスで流麗なフレーズを中心に表情豊かに奏でられるピアノが曲の全体構成をつかさどり、ベースもドラムもリズムを刻むような演奏はほぼ皆無で、リリカルでありながらクリエイティビティな演奏を聴かせてくれ、いわゆるインタープレイ的な演奏をたっぷりと愉しませてくれます。
ピアノが曲の骨格をしっかり形成しており、さすがに前面には出ているものリーダーだからと奇抜に派手な技を繰り出すようなことはありません。
美麗だが力強い演奏が楽しめるピアノトリオは、モダンジャズの直球ではないが、王道の1本であるのは間違いのないところでしょう。
ベストは8曲目だと思います。
Art Hirahara "Libations & Meditations"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00PHWTTLC/)
Art Hiraharaさんは、日系3世のNYを拠点にしているピアニストでこれが3枚目のリーダー作になるようです。
彼のhpに参加アルバムがずらりと並んでいるんですが(http://arthirahara.com/discography/all-albums/)、これはけっこうな量がありまして、NYでは相応の活躍をしているようです。日本での注目度はまだちょっと低いですかねぇ..。
自blogを漁ると、Sarah Manningという女性サックス奏者のアルバム "Dandelion Clock"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61077599.html)で聴いています。
ドラムはJohn Davisで、山中千尋 "Reminiscence"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60873605.html)で聴いていることになっています。
ということで、メンツは以下の3人のピアノトリオです。
Art Hirahara(P)、Linda Oh(B)、John Davis(Ds)
演奏曲は、9曲が平原さんのオリジナルで、Bill Evans1曲とからたちの花で全部で11曲と言う内訳。
1. With Two Ice Cubes
2. Father’s Song
3. Be Bim Bop
4. D.A.Y.
5. Karatachi No Hana
6. Only Child
7. Dead Man Posed
8. Big Country
9. The Looking Glass
10. Bop Bim Be
11. Nereids And Naiads
全般的な曲調としては、メロディアスな良い曲が並んでいる印象で、とくに難易度の高い楽曲、難易度の高い演奏はありません。
6曲目がBill Evansなんですが、彼の曲を選んでいることで想起する通りの演奏をしていると思ってほぼ間違いないです。
5曲目の”からたちの花”がソロでの演奏で、これが(特に日本人にとって)良いインターバルになっています。
web漁ってたら他にも日本でのライブで”赤とんぼ”を演っていたなんて文を見つけたので、日本の古い曲の良さに惹かれている部分ってのもあるんでしょう。
演奏は、実にメロディアスで流麗なフレーズを中心に表情豊かに奏でられるピアノが曲の全体構成をつかさどり、ベースもドラムもリズムを刻むような演奏はほぼ皆無で、リリカルでありながらクリエイティビティな演奏を聴かせてくれ、いわゆるインタープレイ的な演奏をたっぷりと愉しませてくれます。
ピアノが曲の骨格をしっかり形成しており、さすがに前面には出ているものリーダーだからと奇抜に派手な技を繰り出すようなことはありません。
美麗だが力強い演奏が楽しめるピアノトリオは、モダンジャズの直球ではないが、王道の1本であるのは間違いのないところでしょう。
ベストは8曲目だと思います。
Art Hirahara "Libations & Meditations"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00PHWTTLC/)
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