Ian Hendrickson Smith "Live at Smalls"

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久々に"Live at Smalls"のリリースがありました。
今回は下記4枚。今回のリリースは直販価格が異様に高く、直接の購入を躊躇していたら、国内盤はまっとうな価格でリリースされましたので、それをまって入手しています。
現地で直接購入するとかなり安価だという情報を見たこともあるので、多分発送の手間がかかり過ぎたんでしょう。
SL0041 Johnny O'Neal "Live at Smalls"
SL0042 Spike Wilner "Live at Smalls"
SL0043 Ian Hendrickson-Smith "Live at Smalls"
SL0044 Theo Hill "Live at Smalls"

Ian Hendrickson Smithが"Live at Smalls"をリリースするのは、これが2枚め(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59323442.html)で、1枚めは2管、ギター、パーカッションまで入った大所帯のバンドでした。
本作は、1管のこじんまりした編成です。そのメンツは以下の通り。
Ian Hendrickson Smith(As)、David Hazeltine(P)、Mike Karn(B)、Joe Strasser(Ds)

演奏曲は、Ian Hendrickson Smithのオリジナル1曲。David Hazeltineが3曲に、Gershwinという布陣です。
01. My Ship
02. Minor Shift
03. I Be Blue
04. Blues For PW
05. Eddie Harris

ピアノのイントロから、Ian Hendrickson Smithのサックスが心地よい4ビートが奏でられる1曲目。
ラテン調のリズムからの軽快な4ビートハードバップを聴かせる2曲目。後半のドラムソロが格好良い。
ちょっとダークな色調でスローテンポの3曲目。じっくりと曲を料理するように奏でられるサックスとピアノのソロが心地よい。
4曲目は、明瞭で明快なテーマのノリの良い曲。軽快なウォーキングベースに乗ったソロが心地よい。
最後は、ベースのイントロからスネアのリムショットが刻むビートに乗ってのサックスソロが熱い。

全体に、ピアノが主導権を握っている感じで、演奏をしっかり締めているのはピアノがしっかりしているからって感じか。
ただ、そのピアノが人気のあるDavid Hazeltineなんで、ツボを抑えたと言える安心して聴ける演奏でバッキングも良い味出しているし、ソロもしっかりと聴かせる演奏を繰り広げている。
聴衆も、良い感じにノリノリの歓声をあげていて、CDを聴いていてもライブな雰囲気をたっぷりと楽しめる。
"Live at Smalls"シリーズは、NYで日常行われているライブを切り取っているようなシリーズなのでこういう臨場感は大歓迎であります。

ベストは5曲目で良いと思います。


Ian Hendrickson Smith "Live at Smalls"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00QSX2VTG/)

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