Jim Snidero "Main Street"

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最近、メンツ買いが多い気がしていますがこの盤もメンツ買い。リーダーのJim Snideroは過去に聴いたことない人です。これまで、criss cross,savantとか結構なリーダー作はあるようです。

で、買いを決めたメンツですが、以下の通り、リーダー作(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63049097.html)がえらく格好良かったFabian Almazanのピアノに、昨年リーダー作(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62488479.html)を出して注目度上昇中のドラマー。そして、上記掲載2作に名を連ねているLinda Ohと言う布陣。
個人的には、はずすわけにはいかないアルバムであります。
と、過去の記憶を掻き回してたら、たしか前作(http://www.amazon.co.jp/dp/B00B999F20/)も気になって(メンツ(Linda Oh, Rudy Royston)が今作と同じ)いたんですが、このときは買っていないと..。う~む。
Jim Snidero(As)、Fabian Almazan(P)、Linda Oh(B)、Rudy Royston(Ds)

演奏曲は、オリジナルが5曲に、Gil Evansとスタンダード2曲という布陣
1. Duluth at Noon
2. Post Time Saratoga
3. Las Vegas Tango
4. Oxford Square
5. Autumn in New York
6. Born in Redwood City
7. Walla Walla
8. The Streets of Laredo

ミディアムテンポのピアノトリオの演奏を2分弱も聴かせてから、おもむろにJim Snideroのサックスが朗々としたサウンドを響かせる1曲目。
アトランティック時代のJohn Coltraneを彷彿とさせるようなヘヴィな2曲目。

と続いたところで、ちょっとうねうね感あるサックスの音色で聴かせる3曲目、朗々と響かせる音色で聴かせる4曲目、さらにスタンダードでとスローめなテンポが続くが、聴かせ方を変えることで表情の多彩さを見せつけてきてるって感じ。
ほとんどビブラートしない音色がJohn Coltraneを彷彿とさせるんだと思うが、この音色で中盤ではスローな演奏を並べ5曲目ではスタンダードを盛り込んでいる。
このあたりはJohn Coltraneの"Ballad"を若干意識したりもしているのだろうかw
ただ、Rudy Roystonのドラムはあまりスローな演奏では特徴的な部分は出てこないかなぁ
逆に、Linda Ohはスローな曲での表現力が増しているのか、前面に出てくる頻度も高めなのか、味のある良い演奏を聴かせてくれてます。
無骨なJim Snideroのサックスに対し、Fabian Almazanのピアノが優しい音色で、この対比が良い感じ。ただ、フレーズ的にはなかなかエグいものもあって侮れませんw

6曲目がFUSION色を感じさせる軽快な曲で、7曲目もスローめな曲。最後はベースのイントロからダイナミックな曲調の8曲目で終了。Rudy Roystonは8曲目が本領発揮だと思う。

ベストは6曲目と書こうと思ったんですが8曲目です。こっちの演奏が圧倒的です。


Jim Snidero "Main Street"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00QNUF2GS/)

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