山下洋輔トリオ+1 "イン・ヨーロッパ-1983-complete-"
山下洋輔さんの古いアルバムの再発の1つで、これだけ買って来ています。
以前、オマさんのアルバム(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63124646.html)のところで書きましたが、古くから活躍されている方の盤ってあまり聴いておりません。(恥)
と言う意味では、山下洋輔さんのアルバムも実はあまり多くは聴いていなかったり..
いつも行く店にここ最近ずっとこのLPが飾ってあって、常連のK氏にこれはいいよと勧められ続け、満を持しての購入と相成りました。
LPでは途中で切れていた1曲目を完全収録。さらに3曲目5曲目はLP未収録曲とのことで、このCDで1983年7月8日ドイツ「ハイデルベルク・ジャズ・ターク」でのライブの全貌が明らかになったということのようです。
メンツは、山下洋輔トリオの3人(山下、武田、小山)に林栄一さんが加わります。
山下洋輔(P)、武田和命(Ts)、小山彰太(Ds)
林栄一(As)
演奏曲はそういうわけで、長尺の1曲目を筆頭に上記の通りのコンプリートな陣容であります。
01. パンジャ組曲
02. ストロベリー・チューン
03. アローン・トゥゲザー
04. 蜜月組曲
05. バトル・ロイヤル
06. ピカソ
ピアノのイントロからアルトが咆哮する冒頭。この熱さ、この勢いを期待していたんだと思わず、身を乗り出したくなる。
と、ここで"Now let me Introduce ・・・"とMCは山下さんか。カタカナ英語にフランスなまりが入っているのが微笑ましい。"サキソフォンヌ。。"
そのまま、ガッツンガッツン叩きまくる山下さんのピアノの上で、林さんのアルトの高音域を多用した咆哮が吹き荒れる17分超えの大作。
2曲目も林さんのアルトの咆哮が冴えわたる演奏で、ピアノとドラムが煽る中を乱れ咲きする前半と、ソロでギュルギュルガツガツと吠えまくる後半と、お腹いっぱいになります。
林さんは1950生なのでこのとき33才。リーダー作は1990年なのでまだまだ売り出し中で、もしかしたら初欧州で興奮しまくってるってのもあるのか?
3曲目でようやく武田さんのテナーからの演奏で、レギュラーの武田さんが前面に出ていると言う意味ではこの曲を当初お蔵入りさせているのは、林さんの演奏がそれだけ凄かったってことなんでしょう。
たしかに圧倒的なパワー感という意味では林さんに分がある感じします。
ちなみに、武田和命さんは1939生なので44才ということになります。が、1989年49才で没なので..。
4曲目は山下さんをフィーチャした曲で、中間部はほぼ山下さんのソロパフォーマンスに終始するが、これだけガッツリと山下節を聴けると、この演奏をLPで残したのが良く判る熱い演奏を堪能できます。
5曲目は、林、武田のバトルの様相を呈した演奏で、山下さんのピアノが煽りまくる中を、アルト、テナーの両者ががっぷりよつに組んだ演奏を繰り広げる。
最後は、またカタカナ英語のMCから林、武田、山下、小山の順で熱い熱いソロをたっぷりと詰め込んだこのアルバムで一番長い演奏で終了。終演後の聴衆の盛り上がりももの凄い。
この後、このトリオは解散してしまうそうですが、これだけの演奏をしてしまうと、この先が想像できなくなってしまった可能性は充分に考えられます。
ベストは、最後の曲なんでしょう。凄いものを聴かせていただきました。
"イン・ヨーロッパ-1983-complete-" 山下洋輔トリオ+1(http://www.amazon.co.jp/dp/B00PLODQXS/)
以前、オマさんのアルバム(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63124646.html)のところで書きましたが、古くから活躍されている方の盤ってあまり聴いておりません。(恥)
と言う意味では、山下洋輔さんのアルバムも実はあまり多くは聴いていなかったり..
いつも行く店にここ最近ずっとこのLPが飾ってあって、常連のK氏にこれはいいよと勧められ続け、満を持しての購入と相成りました。
LPでは途中で切れていた1曲目を完全収録。さらに3曲目5曲目はLP未収録曲とのことで、このCDで1983年7月8日ドイツ「ハイデルベルク・ジャズ・ターク」でのライブの全貌が明らかになったということのようです。
メンツは、山下洋輔トリオの3人(山下、武田、小山)に林栄一さんが加わります。
山下洋輔(P)、武田和命(Ts)、小山彰太(Ds)
林栄一(As)
演奏曲はそういうわけで、長尺の1曲目を筆頭に上記の通りのコンプリートな陣容であります。
01. パンジャ組曲
02. ストロベリー・チューン
03. アローン・トゥゲザー
04. 蜜月組曲
05. バトル・ロイヤル
06. ピカソ
ピアノのイントロからアルトが咆哮する冒頭。この熱さ、この勢いを期待していたんだと思わず、身を乗り出したくなる。
と、ここで"Now let me Introduce ・・・"とMCは山下さんか。カタカナ英語にフランスなまりが入っているのが微笑ましい。"サキソフォンヌ。。"
そのまま、ガッツンガッツン叩きまくる山下さんのピアノの上で、林さんのアルトの高音域を多用した咆哮が吹き荒れる17分超えの大作。
2曲目も林さんのアルトの咆哮が冴えわたる演奏で、ピアノとドラムが煽る中を乱れ咲きする前半と、ソロでギュルギュルガツガツと吠えまくる後半と、お腹いっぱいになります。
林さんは1950生なのでこのとき33才。リーダー作は1990年なのでまだまだ売り出し中で、もしかしたら初欧州で興奮しまくってるってのもあるのか?
3曲目でようやく武田さんのテナーからの演奏で、レギュラーの武田さんが前面に出ていると言う意味ではこの曲を当初お蔵入りさせているのは、林さんの演奏がそれだけ凄かったってことなんでしょう。
たしかに圧倒的なパワー感という意味では林さんに分がある感じします。
ちなみに、武田和命さんは1939生なので44才ということになります。が、1989年49才で没なので..。
4曲目は山下さんをフィーチャした曲で、中間部はほぼ山下さんのソロパフォーマンスに終始するが、これだけガッツリと山下節を聴けると、この演奏をLPで残したのが良く判る熱い演奏を堪能できます。
5曲目は、林、武田のバトルの様相を呈した演奏で、山下さんのピアノが煽りまくる中を、アルト、テナーの両者ががっぷりよつに組んだ演奏を繰り広げる。
最後は、またカタカナ英語のMCから林、武田、山下、小山の順で熱い熱いソロをたっぷりと詰め込んだこのアルバムで一番長い演奏で終了。終演後の聴衆の盛り上がりももの凄い。
この後、このトリオは解散してしまうそうですが、これだけの演奏をしてしまうと、この先が想像できなくなってしまった可能性は充分に考えられます。
ベストは、最後の曲なんでしょう。凄いものを聴かせていただきました。
"イン・ヨーロッパ-1983-complete-" 山下洋輔トリオ+1(http://www.amazon.co.jp/dp/B00PLODQXS/)
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