Ben Williams "Coming Of Age"
Ben Williamsのリーダーアルバムはこれが2枚めのようです。(1枚めは"State of Art"(http://www.amazon.co.jp/dp/B0050I2O1A/))
Ben Williamsというと、昨今ではPat Methenyのバンドに加入したことで俄然知名度が上がってきた逸材ということになりますが、自Blogを検索するとそれでも14件(アルバムとしては13枚分)の記事が見つかり結構な頻度で聴いていたことが判ります。
自Blogでは、Marcus Stricklandのバンドでの登場頻度が高いんですが、Pat Metheny以降はいろいろなアルバムに参加しています。
代表的なのは、Next Collective "Cover Art"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61939992.html)でしょうか。
他のメンツですが、なかなかな面容が揃ってまして、上記Marcus Stricklandに、最近目立ってきてるギタリストのMatthew Stevens、Christian Sandsは2013年のベストに入れたChristian Mcbrideの近作"Out Here"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62158319.html)でピアノを弾いてた逸材...。
Ben Williams(B)、Marcus Strickland(Ts,Ss)、Matthew Stevens(G)、Christian Sands(P,Org)、Masayuki “Big Yuki” Hirano(Syn,Org)、Christian Scott(Tp)、John Davis(Ds)、Etienne Charles(Per) e.t.c.
演奏曲は9曲のオリジナルに、その他2曲と言う布陣。
01. Black Villain Music
02. Strength and Beauty
03. Half Steppin'
04. Voice of Freedom (For Mandela) feat. Goapele
05. Toy Soldiers
06. Lost & Found
07. Forecast
08. The Color of My Dreams
09. Smells Like Teen Spirit
10. Toy Soldiers
11. Coming of Age
全体に端正な響きを持った曲が多く、一聴smooth Jazzか?と、感じさせるくらい。
この辺の志向は、pat metheny と演奏していることで影響されている部分があるのかと邪推してますが、ただPat Methenyの音世界とは方向性が違う洗練具合に個人的には聴こえます…。
本盤の白眉であるMarcus Stricklandもあまり熱い演奏に入り込むことなく、またフリーキーなトーンでブギョーとかやるわけでもなく綺麗な音色で知的なソロを繰り広げてます。
Matthew Stevensですが、最近初リーダーアルバムが出ているはずでちょっと期待してる(まだ未聴)んですが、ソロに限らず一瞬のリフでさえもなかなかな冴えを見せるフレーズで、その期待に応えてくれそうな期待感を膨らませてくれるような演奏。
主役のBen Williamsは特に音量が大きいとか演奏が目立っているとかソロが異様に多いとかはなく、とはいえ程良くは目立っていてリーダー風を吹かせるよりトータルのサウンドを重視した志向を感じます。
が、見せ場もしっかりありまして、9曲めの有名曲Smells Like Teen Spiritはベースソロでの演奏。
Christian Scottは、6曲めでしっかりとフィーチャーされ"かすれ感"が良い味出してるFlhをたっぷり聴かせてくれてます。
そして、Christian Sandsのピアノ。バッキングから、曲の雰囲気にぴったりとあった温度感の演奏をしていて、この盤の要は彼のピアノであることは間違いないところでしょう。
4曲めで女性ボーカルが入ってきますがこの辺がまたsmooth jazz臭を醸している要因で、さらに10曲めのラップからの男性ボーカルはブラコン臭すら感じるくらい。
と、考えるとブラックミュージックを、現代感覚でできるだけ洗練させたサウンドってのを志向しているんだろうなと予想できますが、はてさて。
ベストは、Christian Sandsのピアノが格好良い7曲めにします。
Ben Williams "Coming Of Age"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00T9QDYOU/)
Ben Williamsというと、昨今ではPat Methenyのバンドに加入したことで俄然知名度が上がってきた逸材ということになりますが、自Blogを検索するとそれでも14件(アルバムとしては13枚分)の記事が見つかり結構な頻度で聴いていたことが判ります。
自Blogでは、Marcus Stricklandのバンドでの登場頻度が高いんですが、Pat Metheny以降はいろいろなアルバムに参加しています。
代表的なのは、Next Collective "Cover Art"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61939992.html)でしょうか。
他のメンツですが、なかなかな面容が揃ってまして、上記Marcus Stricklandに、最近目立ってきてるギタリストのMatthew Stevens、Christian Sandsは2013年のベストに入れたChristian Mcbrideの近作"Out Here"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62158319.html)でピアノを弾いてた逸材...。
Ben Williams(B)、Marcus Strickland(Ts,Ss)、Matthew Stevens(G)、Christian Sands(P,Org)、Masayuki “Big Yuki” Hirano(Syn,Org)、Christian Scott(Tp)、John Davis(Ds)、Etienne Charles(Per) e.t.c.
演奏曲は9曲のオリジナルに、その他2曲と言う布陣。
01. Black Villain Music
02. Strength and Beauty
03. Half Steppin'
04. Voice of Freedom (For Mandela) feat. Goapele
05. Toy Soldiers
06. Lost & Found
07. Forecast
08. The Color of My Dreams
09. Smells Like Teen Spirit
10. Toy Soldiers
11. Coming of Age
全体に端正な響きを持った曲が多く、一聴smooth Jazzか?と、感じさせるくらい。
この辺の志向は、pat metheny と演奏していることで影響されている部分があるのかと邪推してますが、ただPat Methenyの音世界とは方向性が違う洗練具合に個人的には聴こえます…。
本盤の白眉であるMarcus Stricklandもあまり熱い演奏に入り込むことなく、またフリーキーなトーンでブギョーとかやるわけでもなく綺麗な音色で知的なソロを繰り広げてます。
Matthew Stevensですが、最近初リーダーアルバムが出ているはずでちょっと期待してる(まだ未聴)んですが、ソロに限らず一瞬のリフでさえもなかなかな冴えを見せるフレーズで、その期待に応えてくれそうな期待感を膨らませてくれるような演奏。
主役のBen Williamsは特に音量が大きいとか演奏が目立っているとかソロが異様に多いとかはなく、とはいえ程良くは目立っていてリーダー風を吹かせるよりトータルのサウンドを重視した志向を感じます。
が、見せ場もしっかりありまして、9曲めの有名曲Smells Like Teen Spiritはベースソロでの演奏。
Christian Scottは、6曲めでしっかりとフィーチャーされ"かすれ感"が良い味出してるFlhをたっぷり聴かせてくれてます。
そして、Christian Sandsのピアノ。バッキングから、曲の雰囲気にぴったりとあった温度感の演奏をしていて、この盤の要は彼のピアノであることは間違いないところでしょう。
4曲めで女性ボーカルが入ってきますがこの辺がまたsmooth jazz臭を醸している要因で、さらに10曲めのラップからの男性ボーカルはブラコン臭すら感じるくらい。
と、考えるとブラックミュージックを、現代感覚でできるだけ洗練させたサウンドってのを志向しているんだろうなと予想できますが、はてさて。
ベストは、Christian Sandsのピアノが格好良い7曲めにします。
Ben Williams "Coming Of Age"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00T9QDYOU/)
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