Ryan Truesdell "Lines Of Color:Live in NY" Gil Evans Project
Ryan Truesdellという作編曲家のGil Evans Projectのライブ盤です。
初作は2012年にリリースされた↓でした。
"Centennial"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61890668.html)
内容はたしかGil Evansの未発表の作曲、アレンジの譜面がいくつか見つかっていて、それを生誕100周年の年(2012年)に、再現(再演?)をしてアルバムにしたってことだったと思います。
そして、本作は2014年5月にNewYorkのJAZZ STANDARDで行われたライブを収録したアルバムです。
上記初作が米国で結構な話題になったようで、収録の4曲目 "How About You"(Claude Thornhill楽団のエンディング曲らしい) が、同年のbest instrument arrangement賞を受賞したとのこと。
アレンジの賞ということは、Ryan TruesdellではなくGil Evansが受賞したってことなんでこりゃ凄いです。
ということで、前作もそうでしたが、本作もNo Trunksで飲んでたとき話題にのぼって、調べてたらMaria Schneiderの新譜リリースも間近であることを知って、合わせて直接発注をしています。
artist share盤は元々の品代が高い上に送料も結構とられるので結構な値段になりますが早く聴きたい欲求に負けてます。
メンツは、ビッグバンドとなるのでいつものように割愛。
演奏曲は下記11曲。曲のクレジットとともにソロイストの名前が載っているのですが、作曲者の情報はジャケ上に書いてなさそうです。が、
All music arranged by GIL EVANS
という一文が、プロデュース、エンジニアのクレジットの下に燦然と輝いています。
01 Time Of The Barracudas
02 Davenport Blues
03 Avalon Town
04 Concorde
05 Can't We Talk It Over
06 Gypsy Jump
07 Green Sleeves
08 Easy Living Medley
09 Just One of Those Things
10 Sunday Drivin'
11 How High The Moon
演奏ですが、Gil Evansの相当に緻密なアレンジの見事さを噛み締めながら演奏を楽しむ状況と言うことで良いと思います。
晩年のMonday night orchestra(が、個人的Gil Evansの刷り込み) のようなある種の緩さなんてものもあまり感じられず、隅々まで計算しつくされた和音の美しさを全神経を集中させて再現しているかのような演奏。
もちろん、曲ごとに相応なソロ(即興)も入ってきて、100%完全に構築された演奏ではないのですが、構築美が演奏に息苦しさを与えるようなことも無く、えもいわれぬbigbandサウンドを楽しませてくれます。
聴衆も、ご機嫌なサウンドを固唾を飲んで聴き入り、演奏が終わると喝采を惜しまない。
CDで聴いているこちらも、全神経を集中させてこの構築美をとことんまで堪能すべきでしょう。堪能させてもらいました。
中後半の、5,8,10曲めでボーカルが入るが、これが程よく場の雰囲気を和らげている印象。
と、当日のライブレポートを見つけたのでそれも紹介。
http://www.jazztokyo.com/live_report/report690.html
ベストは4曲目でしょうか。心地よいノリの良さが個人的には気に入ってます。
(http://www.artistshare.com/v4/projects/experience/?artistID=279&projectId=457)
Ryan Truesdell "Lines Of Color:Live in NY" Gil Evans Project(http://www.amazon.co.jp/dp/B00RU99KBE/)
初作は2012年にリリースされた↓でした。
"Centennial"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61890668.html)
内容はたしかGil Evansの未発表の作曲、アレンジの譜面がいくつか見つかっていて、それを生誕100周年の年(2012年)に、再現(再演?)をしてアルバムにしたってことだったと思います。
そして、本作は2014年5月にNewYorkのJAZZ STANDARDで行われたライブを収録したアルバムです。
上記初作が米国で結構な話題になったようで、収録の4曲目 "How About You"(Claude Thornhill楽団のエンディング曲らしい) が、同年のbest instrument arrangement賞を受賞したとのこと。
アレンジの賞ということは、Ryan TruesdellではなくGil Evansが受賞したってことなんでこりゃ凄いです。
ということで、前作もそうでしたが、本作もNo Trunksで飲んでたとき話題にのぼって、調べてたらMaria Schneiderの新譜リリースも間近であることを知って、合わせて直接発注をしています。
artist share盤は元々の品代が高い上に送料も結構とられるので結構な値段になりますが早く聴きたい欲求に負けてます。
メンツは、ビッグバンドとなるのでいつものように割愛。
演奏曲は下記11曲。曲のクレジットとともにソロイストの名前が載っているのですが、作曲者の情報はジャケ上に書いてなさそうです。が、
All music arranged by GIL EVANS
という一文が、プロデュース、エンジニアのクレジットの下に燦然と輝いています。
01 Time Of The Barracudas
02 Davenport Blues
03 Avalon Town
04 Concorde
05 Can't We Talk It Over
06 Gypsy Jump
07 Green Sleeves
08 Easy Living Medley
09 Just One of Those Things
10 Sunday Drivin'
11 How High The Moon
演奏ですが、Gil Evansの相当に緻密なアレンジの見事さを噛み締めながら演奏を楽しむ状況と言うことで良いと思います。
晩年のMonday night orchestra(が、個人的Gil Evansの刷り込み) のようなある種の緩さなんてものもあまり感じられず、隅々まで計算しつくされた和音の美しさを全神経を集中させて再現しているかのような演奏。
もちろん、曲ごとに相応なソロ(即興)も入ってきて、100%完全に構築された演奏ではないのですが、構築美が演奏に息苦しさを与えるようなことも無く、えもいわれぬbigbandサウンドを楽しませてくれます。
聴衆も、ご機嫌なサウンドを固唾を飲んで聴き入り、演奏が終わると喝采を惜しまない。
CDで聴いているこちらも、全神経を集中させてこの構築美をとことんまで堪能すべきでしょう。堪能させてもらいました。
中後半の、5,8,10曲めでボーカルが入るが、これが程よく場の雰囲気を和らげている印象。
と、当日のライブレポートを見つけたのでそれも紹介。
http://www.jazztokyo.com/live_report/report690.html
ベストは4曲目でしょうか。心地よいノリの良さが個人的には気に入ってます。
(http://www.artistshare.com/v4/projects/experience/?artistID=279&projectId=457)
Ryan Truesdell "Lines Of Color:Live in NY" Gil Evans Project(http://www.amazon.co.jp/dp/B00RU99KBE/)
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