中牟礼貞則 / 西山瞳 (20150829)
調べてみると
石田幹雄さん、栗田妙子さん、中島さち子さん、浅川太平さん、野本晴美さん、松本茜さん、佐藤浩一さん
と、蒼々たる面々が出演しております。
個人的には前回を聴いていまして今回が2回目です。
中牟礼貞則 / 佐藤浩一(20150110) (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63004234.html)
8回目の今日は、今をときめく(10月にヘヴィメタルをピアノトリオで演奏したアルバムが出る予定の)西山瞳さんとのデュオで、たぶん西山さんは今回がNo Trunksでの初演奏(のはず)、中牟礼さんと共演するのも初とのことです。(実は結構前から演ることは聴いていてずっと楽しみにしていた)
何回かはお店に来ているらしいですが..。
中牟礼版UnderCurrentというふれこみ通り、ギターピアノのデュオです。
中牟礼貞則(G)、西山瞳(P)
19時半過ぎにお店に入って、1stセットが20時10分くらいに演奏スタート。お客さんは意外に少なく10人弱くらい。
2ndセットが21時30頃からで、お客さんは入れ替わりがあって人数はあまり変わらず。曲数は両セットともたしか5曲程度。
アンコールはなし。
10~15分程度の演奏に、MCを挟み、打ち合わせ(笑)を挟んでという展開。
ちょっと話して、ちょっと打ち合わせして、演奏がスタートするような感じの進行が多かったか。
今回の選曲は西山さんが多かったようで北欧由来の曲が多めだったか。ジャズとしてはお馴染みの曲が中心で、曲解説も西山さんがやるものが多め。
ステージは、ピアノをちょっとだけ前に出して斜めにし、側板類をはずした状態。中牟礼さんがステージ中央に位置するような感じ。
このシリーズは、たぶん若手中堅のピアニストが中牟礼さんの胸を借りて、年季の入った、円熟のジャズを奏者、聴衆とも堪能するような意図のものと認識しています。
[この後、当初の文章が意味不明なので書き直し]
が、今回の演奏は西山さんの伴奏にのって、中牟礼さんが気持ちよくソロの演奏をしているように見えることしばし。
本来は、中牟礼さんが若手ピアニストを「手のひら」で「もて遊ぶ」が如くの演奏形態ってのを想定してるんじゃないかと想像するんですが、
今回は、西山さんの「手のひら」で、中牟礼さんが「楽しく遊ぶ」が如くの状況に感じることしばし。
表面的には、中牟礼さんが"心地良く"もて遊ばれてるように見えたのですが。実際は西山さんが一生懸命追従しているような構図だったのかもしれません。
[ここまで]
1曲にたっぷりと時間をかけているので、西山さんのソロも充分に堪能でき、2人のコラボレーション的にも西山さんのピアノ的にも、さらに中牟礼さんの滋味深いギターと、ゆったりたっぷりと満足のライブを楽しませてもらいました。
西山さんは、馬場さん、市野さんとギターとのデュオを演奏する機会も多いと思いますが、中牟礼さんのような重鎮と演奏する機会ってのは稀でしょうから、たぶん貴重な体験ができたんじゃないかと思います。
聴く側も(とはいえ、個人的に西山さんを生で聴くのは2回目)この組み合わせはほとんどないと思うので、聴けなかった人は後悔したほうが良いと思います。
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