片山広明、太田惠資 "K.O."
Happy Hour(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63197838.html)に続き、片山さんのリーダー作がリリースされました。
本作は、バイオリンの太田惠資さんとのデュオ作です。
太田さんは、自blogを探したら、
大熊亘 "Cicala Mvta"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62052803.html)
で聴いてることになってますが、すいません、あまり印象には残ってないです。
きっと、渋さ知らズでも、ライブでも、CDでも、しっかりと聴いていると思いますが (ry
WEBを調べたら、2013年に急性心筋梗塞で生死をさまよってたようです。
片山さんも一時期かなり具合が悪かったようなので、快気祝いデュオっていう位置づけなのかもしれません。
ということで、これも冥途の土産か?と毒舌を吐きつつ、上述の通りの2人での作品となります。
片山広明(Ts)、太田惠資(Vln)
演奏曲は以下の通り、アルファベット2文字なんで、ジャケに記載はなさそうですが、全部オリジナル(即興)なんだと思います。
1. HB
2. TG
3. UA
4. BS
5. UN
1曲め、無調フリー系の曲なのでちょっととっつきは悪いが、サックスとバイオリンのそれぞれの響きをしっかり生かした音つくりは、両者の実力のせめぎあい(バトルってほどでもないが..)的な様相を呈していて聴き応えのある演奏。
2曲め、片山さんのブローにバイオリンが歪んだ擦過音で対抗するのが(テーマになると思うが、これが)衝撃的な小品。
3曲め、幻想的なイントロから、リズムマシンのエレクトリックなリズムが出てきてビビります。
クラブジャズ的な低音過多な強リズムから、ラップまがいのボイスまで入れての演奏は、アラ還で体調壊歴のある面々としては強烈に若いサウンドに挑戦しているという印象。まさかこんな音が出てくるとは思わなかったというのが正直な感想。
4曲め、サックスソロのイントロからスタート。途中でエフェクト掛けまくりのギターサウンド(正しくは、バイオリンにエフェクト掛けまくり)が絡んでくる過激な展開。後半はバイオリンが二胡っぽいサウンドに変化し雰囲気一変という大作。
5曲め、これも即興だと思うが、バイオリンがいろいろな奏法を駆使して伴奏的な演奏を繰り広げる上で、サックスがソロをぶちかますような構成で、なんだかしっかり構成ができているような感じ。
ドラムがしっかりビートを刻み、ベースがゴリゴリ言う(のが多い)中央線ジャズとは一線を画しそうでありながら、精神的には、しっかり同胞と感じられるサウンドは、聴き応え充分。
きっと全部即興だとは思うんですが、まぁいろいろな音が次から次へと出てくると、呆れてみたり、笑ってみたり、感心して
みたりと、まぁ懐の大きい方々だと驚嘆しながら聴いていました。
石渡さんのギターもジャズではロック色が強くアヴァンギャルドだと(当初は)思って(最近、慣れたので全然普通ですが)ましたが、ここでの太田さんのエレクトリックでノイジーなバイオリンもかなりアヴァンギャルドで唸ってしまいました。
しかし、このタイトル。絶対何かを意味していると思うんだが。。。気になる。
この盤のハイライトは3曲目でベストもこの曲で良いと思います。
片山広明、太田惠資 "K.O."(http://www.amazon.co.jp/dp/B00YQXMHXU/)
本作は、バイオリンの太田惠資さんとのデュオ作です。
太田さんは、自blogを探したら、
大熊亘 "Cicala Mvta"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62052803.html)
で聴いてることになってますが、すいません、あまり印象には残ってないです。
きっと、渋さ知らズでも、ライブでも、CDでも、しっかりと聴いていると思いますが (ry
WEBを調べたら、2013年に急性心筋梗塞で生死をさまよってたようです。
片山さんも一時期かなり具合が悪かったようなので、快気祝いデュオっていう位置づけなのかもしれません。
ということで、これも冥途の土産か?と毒舌を吐きつつ、上述の通りの2人での作品となります。
片山広明(Ts)、太田惠資(Vln)
演奏曲は以下の通り、アルファベット2文字なんで、ジャケに記載はなさそうですが、全部オリジナル(即興)なんだと思います。
1. HB
2. TG
3. UA
4. BS
5. UN
1曲め、無調フリー系の曲なのでちょっととっつきは悪いが、サックスとバイオリンのそれぞれの響きをしっかり生かした音つくりは、両者の実力のせめぎあい(バトルってほどでもないが..)的な様相を呈していて聴き応えのある演奏。
2曲め、片山さんのブローにバイオリンが歪んだ擦過音で対抗するのが(テーマになると思うが、これが)衝撃的な小品。
3曲め、幻想的なイントロから、リズムマシンのエレクトリックなリズムが出てきてビビります。
クラブジャズ的な低音過多な強リズムから、ラップまがいのボイスまで入れての演奏は、アラ還で体調壊歴のある面々としては強烈に若いサウンドに挑戦しているという印象。まさかこんな音が出てくるとは思わなかったというのが正直な感想。
4曲め、サックスソロのイントロからスタート。途中でエフェクト掛けまくりのギターサウンド(正しくは、バイオリンにエフェクト掛けまくり)が絡んでくる過激な展開。後半はバイオリンが二胡っぽいサウンドに変化し雰囲気一変という大作。
5曲め、これも即興だと思うが、バイオリンがいろいろな奏法を駆使して伴奏的な演奏を繰り広げる上で、サックスがソロをぶちかますような構成で、なんだかしっかり構成ができているような感じ。
ドラムがしっかりビートを刻み、ベースがゴリゴリ言う(のが多い)中央線ジャズとは一線を画しそうでありながら、精神的には、しっかり同胞と感じられるサウンドは、聴き応え充分。
きっと全部即興だとは思うんですが、まぁいろいろな音が次から次へと出てくると、呆れてみたり、笑ってみたり、感心して
みたりと、まぁ懐の大きい方々だと驚嘆しながら聴いていました。
石渡さんのギターもジャズではロック色が強くアヴァンギャルドだと(当初は)思って(最近、慣れたので全然普通ですが)ましたが、ここでの太田さんのエレクトリックでノイジーなバイオリンもかなりアヴァンギャルドで唸ってしまいました。
しかし、このタイトル。絶対何かを意味していると思うんだが。。。気になる。
この盤のハイライトは3曲目でベストもこの曲で良いと思います。
片山広明、太田惠資 "K.O."(http://www.amazon.co.jp/dp/B00YQXMHXU/)
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