Hiatus Kaiyote "Choose Your Weapon"

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Hiatus Kaiyoteという最近話題のオーストラリア出身のユニットで、結成は2011年で2013年に1枚目のアルバム"TawkTomahawk"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00DJ1SHC0/)がリリースされていて、本作が2作目で2015/5にリリースされたものとのこと。

バンドメンバーは下記4人。便宜的に担当楽器を1つ書きましたが、実際は皆いろいろ演っていそうです。
なれそめは、Paul BenderがNai Palmのボーカルを聴いて感銘を受け、他の2人を誘ってバンドを作ったということのようです。
Nai Palm(Vo,G)、Paul Bender(B)、Perrin Moss(Ds)、Simon Mavin(Kb)

演奏曲は、以下の18曲とてんこ盛りです。
01 Choose Your Weapon
02 Shaolin Monk Motherfunk
03 Laputa
04 Creations Part One
05 Borderline With My Atoms
06 Breathing Underwater
07 Cicada
08 Swamp Thing
09 Fingerprints
10 Jekyll
11 Prince Minikid
12 Atari
13 By Fire
14 Creations Part Two
15 The Lung
16 Only Time All The Time / Making Friends With Studio Owl
17 Molasses
18 Building A Ladder

正直なところ、ほとんど先入観なし、事前情報調査せず(上の文章も聴いた後書いている)。
広義のジャズ界隈で話題の一作という認識(それが合っているかも??)でいたので、それくらいの知識で、とりあえず聴いてみたというのが聴き始める前の状況であると、前提をさらし..。

冒頭、低音強めの強リズムに、電気系の楽器がスペイシーな印象を持たせるイントロ。
Robert Glasperなエッセンスを少し感じるサウンドに、女性ボーカルがのっかってくるところで、旧来からのジャズものとしては一筋縄ではいかないなと認識するわけであります。

サウンド的には、ファンク、ヒップホップ、R&B、ミニマル、テクノ、エレクトロ、フレンチポップ、東南アジア系、ネオソウル、。。。
と、野暮を承知でジャンルを言えばキリがなさそうなくらい様々な影響を少しずつ感じるような作風。
もちろんそれぞれがベタにそういう楽曲になっているわけはなく、ベースになっている部分が濃いとか、エッセンス的なのは薄いとか濃度の濃淡はあるが、聴いていて「あぁ、なんかこの辺**っぽいかなぁ」なんて感じる部分がそこここにあるような印象。

メンバーの写真を見れば、みなさんれっきとした白人であることは判るのですが、全体的には、あまり粘度は高くないブラックミュージックな雰囲気を色濃く感じる作風と聴いています。
後から、「エリカ・バドゥやジャイルズ・ピーターソンらのお墨付き」という語を見つけ、その辺が好きな人にははまるサウンドだろうなと納得したんですが、この作品をひと言で説明するには良い一文だと思います。

ということで、本作はジャズ界隈からのアプローチを意識して聴くというよりは、ソウル、R&Bあたりを聴いてみようってくらいの先入観のほうがすっきり体に入ってくるような気がします。
もっとも、個人的にボーカルものは、ボーカルというジャンルが別にあるような意識で聴いているところがあるので、そういう感覚だけで充分楽しめるくらいに、Nai Palmのボーカルに魅力を感じてもいるのですが..。

アルバムタイトルが"武器を選べ"で、1曲目がタイトル曲、その後 少林寺僧、天空の城、水中、。。。と続き12曲目(ATARI = ゲームメーカー)で察しが付くのですが、RPGゲームの世界感をアルバムコンセプトにしているようです。
そう考えると、電子音多めな音つくりや大胆な曲の展開とかなんとなく納得いきます。

ベストは、13曲めですかねぇ。。


Hiatus Kaiyote "Choose Your Weapon"(http://www.amazon.co.jp/dp/B010EB1K1C/)

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