石若駿Quartet (20150916)

イメージ 1

バンドのメンツが吉本さんのアルバム(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63339524.html)のメンツに近いってことでちょっと気になって、期待感たっぷりに会社を休んで会場に赴きました。気合い入ってますw

開演20分くらい前に入って、5人目くらいだったんだと思います。前から3列目(最前列は空いてたが)に陣取って、開演を待ちます。
聴衆は、終演時に数えて20人前後はいたと思います。
場所柄は言うに及ばず、若手4人の(石若氏が一番かもしれませんが、)人気、期待度の大きさを感じざるを得ない集客力です。
とはいえ、普段聴いてる中央線奥地(地元)のお店の集客力を考えると隔世の感を感じざるを得ません(泣)

メンツは以下のとおり
石若駿(Ds)、吉本章紘(Ts,Ss)、高橋佑成(P)、須川崇志(B)

演奏した曲は1曲を除きすべてが石若さんのオリジナルで、5~6年くらい前の曲(で、高校生のころ作曲)から、できたてほやほやの曲からの選曲で全部で7~8曲くらい。

それぞれの曲は、テーマだけ決まっていてあとはアドリブ回しと言うスタイルではなく、それぞれ多かれ少なかれ曲構成がしっかり出来ているもので、途中で大きく展開が変わるようなもの、拍子が変化するもの、一気にフリーな展開になだれ込むものとか、4ビートのモード基調の曲が多かったとじは思いますがしっかりアレンジされたものが大半だったと思います。

前述の通り、吉本さんのリーダー作で3/4のメンツを聴いているので、ライブの雰囲気を多少なりとも予想はしていたんですが、やっぱりアルバムとライブは違うのは当然でして。。。。。
ライブを見てあらためて感じ入ったのは。。
吉岡さんはアルバムでは比較的端正なスタイルと言う印象だったんですが、興が乗って演奏が盛り上がってくると、熱いフレーズをこれでもかと繰り出し、やるときはやるなってことが良く分かったこと。
須山さんが予想以上にテクニシャンで、早いフレーズから荒々しい演奏から、緩急自在のエモーショナルを感じさせる演奏は、ちょっと驚くくらい。
石若さんの緩急自在、変幻自在な演奏の凄さは言うに及ばず...。
今回初聴きのピアノの高橋さんが殊のほか良い演奏を聴かせてくれていまして、大雑把には山下洋輔由来の打楽器系ビアニストってことになると思いますが、肘、拳の演奏も繰り出しつつ美麗な旋律も魅力的で、若干力感に不足を感じるものの素性的には良いものを感じさせてもらいました。 偉そうなこと言ってすいません。

演奏が、2セットとも40分程度と短めでさらにアンコール無しというのがちょっと物足りないのが玉に瑕ではありますが、それでも密度の濃い満足度の高い演奏を堪能させてもらいました。

終演後ちょっとだけ待って、吉本さんのリーダー作にサインを頂いて辞してきました。

石若さん、近々リーダー作をスタジオ録音するそうで、うまくいけば年内リリースされるそうです。
ここのところ、進化著しい(と個人的には感じている)石若さんの新作がどうなるか興味津々です。

この記事へのコメント