Stefano di Battista "Jazz Italiano Live 2006"

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Stefano di Battistaのリーダー作はこれで一通りそろったと思います。
この"Jazz Italiano Live"シリーズは2006年くらいから、約10枚ずつリリースされたもので、イタリアの良いところのライブが目白押しだったんですが、 http://jazzitalianolive.blogspot.jp/ に掲載のある30枚がすべてだと思います。
この中では、Enrico Pieranunziの盤が最高値で取引されてるんじゃないでしょうか。
個人的には、当時イタリアジャズはあえて目を逸らしていたんで、全然買ってなかったのですが、このStefano di Battistaの2枚はどうしても欲しくて中古を探してたんですが、全然見つからず。
2011年にようやく2009を見つけたのが以下の記事。国立ユニオン閉店の前後でした。
 "Jazz Italiano Live 2009"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60509138.html)
で、2006が全然見つからず。以前入手しかけたことがありましたがダメで、ここでようやく入手できた次第であります。
デッドストックが出てきたようです。未開封版でした。
本当は、Francesco Cafisoも欲しいんですが..

http://rateyourmusic.com/list/jazzfromitaly/jazz_italiano_live_2006/

Stefano Di Battista(As,Ss)、Eric Legnini(P)、Rosario Bonaccorso(B)、Andre Ceccarelli(Ds)
Nicky Nicolai(Vo:6)

演奏曲は以下の通り。
1. Night in Tunisia 12:54
2. Laura 14:01
3. Volare 13:14
4. Anastasia medley (Intro / Theme) 21:15
5. Mack the Knife 10:47
6. Doppi Significati 5:05


Stefano Di Battistaのサックスの咆哮から始まり、歌いながらのベースソロを挟んだ跳ねるような演奏の1曲めのNight in Tunisia。
シンバルレガートに煽られてStefano Di Battista がシーツオブサウンドを彷彿とさせるくらいに吹きまくり、続くピアノソロも熱い、少し早めのハードバピッシュな4ビートの、Volare。
と、4曲めの最長20分超の曲を挟んで、いずれも10分超の熱演を繰り広げている。
最後だけボーカルが入り。バラードを歌ってるんですがピアノトリオをバックに優しい歌声に癒されるEric Legniniのソロも曲調歌唱に寄り添うように優しく響く。

Stefano Di Battistaの、終始テンション高めの怒涛の演奏のもの凄さが聴きどころであることは間違いないところですが、この盤はなんと言ってもEric Legniniのピアノの素晴らしさに尽きる。
Andre Ceccarelliのあおりも相当効いていると思うが、それにも増してEric Legniniがいい仕事をしてると思います。
思わず、自所有のEric Legnini盤を探したくらい。 "The VOX"http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62800917.html

ベストは3曲めで良いと思います。

Stefano di Battista "Jazz Italiano Live 2006"(http://diskunion.net/avant/ct/detail/JZ110909-57?dss_mode=pc)

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