Perez Patitucci Blade "Children Of The Light"

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Wayne Shorterバンドの親分抜きユニットってことになります。
まさかレコーディングの場にWayne Shorterが現れなかったためにトリオでの演奏になったってことではない(機嫌損ねたとか、体調損ねたとか色々考えちゃいます。)と思いたいですが…。
3人とも忙しい身でしょうし、トリオで充分高クオリティなアルバムは出来上がるでしょうから、御大が不在だからと言ってそのままレコーディングしないでそのまま帰すってのもないでしょうし、3人共同名義なのはそもそもWayne Shorter名義の録音だったから … とか、いろんなことを想像してしまいます。
ちなみにWayne Shorterの近作は、ライブ収録の↓
 "Without A Net"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61804493.html)

調べたら、Danilo Perezのリーダー作は紹介しておらず。所有も。。。 
他の人のリーダー作に参加しているのを2つ聴いています。
Jack Dejohnetteリーダー  "Music We Are"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58287241.html)
Roy Hayneリーダー  "The Roy Haynes Trio"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00004SRIF/)
いずれもJohn Patitucciと組んでいました。この2人の相性は良いんでしょう。
Danilo Perez(P)、John Patitucci(B)、Brian Blade(Ds)

演奏曲は、Danilo Perezが7曲(7の後半はWayne Shorter作)、John Patitucciが3曲(3,6,8)、Brian Bladeが1曲(5)という布陣。
01. Children of the Light
02. Sunburn and Mosquito (dedicated to Carolina)
03. Moonlight on Congo Square
04. Lumen
05. Within Everything
06. Milky Way
07. Light Echo/Dolores
08. Ballad for a Noble Man (in memory of Doug Sommer)
09. Looking for Light
10. Luz del Alma
11. African Wave

前半は、いかにもWayne Shorterが演奏しそうなモーダルでスピリチュアルな曲が多め、演奏もWayne Shorterばりに緊張感を感じる力の入った 演奏を繰り広げている。
が、どうも物足りない。

ここで一旦Wayne Shorterの前作を聴いたらWayne Shorterの存在感の凄さ、音の選び方の凄さ斬新さが際立っていていて、その神々しさを再認識してしまった次第であります。
この3人も相当の実力者揃いと認識しているが、役者が違うと言うか、Wayne Shorterが一枚も二枚も上手であることを充分認識してしまいました。
後半は、もう少しまろやかと言うか、緊張感薄めの演奏になって、このアルバムに関しては、Wayne Shorterの呪縛から離れたこちらの演奏の方がより楽しく演奏を聴いてます。

ベストは、一番ほのぼのした11曲めにします。


Perez Patitucci Blade "Children Of The Light"(http://www.amazon.co.jp/dp/B013I6YPAI/)

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