Gilad Hekselman "Homes"
Gilad Hekselmanは、3枚目のリーダー作を新譜会で聴かせてもらって良いと思ったところからで、その次作、本作と立て続けに買ってます。
本作はリリース直後に買ってるので結構な値段でしたが、国内リリースも決まったようなので12月ですが、自分が購入した価格より安価に購入できるようになります。(ちぇっw)
"Hearts Wide Open"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61059261.html)
"This Just In"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61991560.html)
メンツは、ほぼレギュラーなメンツと化している3人。それにJeff Ballardが2曲に客演してます。
Gilad Hekselman(G)、Joel Martin(B)、Marcus Gilmore(Ds:1-9,11,12)、Jeff Ballard(Ds:3,10)
1~7曲めまでと最後の曲がオリジナル。8がBud Powell、9がBaden Powell、10がPat Metheny、11がMatti Caspiとカバーと言う構成。
ただし、1,4,5,12と2分未満の小品が挟まれるので実質は8曲ととらえたほうが良いでしょう。
1 Homes
2 Verona
3 KeeDee
4 Home E-minor
5 Space
6 Cosmic Patience
7 Eyes to See
8 Parisian Thoroughfare
9 Samba Em Preludio
10 Last Train Home
11 Dove Song
12 Place Like No Home
前半のオリジナルは、ちょっとダークな色調に彩られた曲に、Gilad Hekselmanのギターが優しく怪しく鳴り響くようなスタイルが多めで、初期のKurt Rosenwinkelに代表されるコンテンポラリジャズギターサウンドの王道をいくような作風。
2曲め、3曲めとかイントロが長めでちょっと冗長な感じが多いが本編は格好良いコンテンポラリジャズが展開される。
後半はカバー曲が4曲続く構成
8曲めではさらりと早いフレーズのテーマを弾いた後、4ビートのギターソロが長いが、Joel Martinのウォーキングが格好良いかなぁ
9曲めは、しっとりとしたボサノバは、雰囲気たっぷり。Gilad Hekselman、Joel Martinのコンビネーションが絶妙で美しい。
10曲めが、Pat Methenyの(特に最近日本で)有名な曲。原曲とは異なる(アフリカ調?)リズムで奏でられる。この雰囲気なんか良いです。
11曲めはMatti Caspiというイスラエルのミュージシャンの曲。中東感皆無のほのぼの感のある曲調で、良い曲だけどアルバム全体からは浮いているか..。
Gilad Hekselmanのギター音色は概してアタック感希薄のほんわかしたものだが、曲によってエフェクトを変えて変化を持たせたもの。
フレーズ的にはテクニック的な上手さもあるが淀みないソロを聴かせるが、凄くインパクトのあるフレーズが出てくるかと言うとそういう感じでもなく、そういう意味ではちょっと地味めなのかもしれない。
Joel Martinのベースがちょっと硬質なサウンドで、絶妙なフレーズで絶妙なバッキングを聴かせて、さすがに長らく共演しているらしくGilad Hekselmanと良いコンビネーションを見せている。
Marcus Gilmoreの曲調によっては音数多めに煽るような演奏、スローな曲では見事なくらい必要最低限の音数で、と緩急織り交ぜつつ、おおらかなで見事な演奏を見せつけてくれます。
この盤はMarcus Gilmoreの妙技を聴くのも1つの大きな楽しみになっていると思います。
Jeff Ballardが客演していて10曲めで叩いているが、これは他の曲と曲調が違うための起用か、3曲目のツインドラムは音の厚み出しのための起用でしょう。
この盤(特に前半)はコンテンポラリジャズギターサウンド好きははまる人多いと思うが、選曲と曲順は一考の余地があるか。
前半がオリジナルで後半がカバーで途中ちょこちょこ小品が入り、雰囲気も前半と後半でガラッと変わり、散漫な雰囲気になってしまっていると感じる。それぞれの演奏は良いのでちょっともったいないかなぁ。
ベストは、7曲めですかねぇ。このダークな感じがなんだかはまる。
Gilad Hekselman "Homes"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00LALVSYA/)
本作はリリース直後に買ってるので結構な値段でしたが、国内リリースも決まったようなので12月ですが、自分が購入した価格より安価に購入できるようになります。(ちぇっw)
"Hearts Wide Open"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61059261.html)
"This Just In"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61991560.html)
メンツは、ほぼレギュラーなメンツと化している3人。それにJeff Ballardが2曲に客演してます。
Gilad Hekselman(G)、Joel Martin(B)、Marcus Gilmore(Ds:1-9,11,12)、Jeff Ballard(Ds:3,10)
1~7曲めまでと最後の曲がオリジナル。8がBud Powell、9がBaden Powell、10がPat Metheny、11がMatti Caspiとカバーと言う構成。
ただし、1,4,5,12と2分未満の小品が挟まれるので実質は8曲ととらえたほうが良いでしょう。
1 Homes
2 Verona
3 KeeDee
4 Home E-minor
5 Space
6 Cosmic Patience
7 Eyes to See
8 Parisian Thoroughfare
9 Samba Em Preludio
10 Last Train Home
11 Dove Song
12 Place Like No Home
前半のオリジナルは、ちょっとダークな色調に彩られた曲に、Gilad Hekselmanのギターが優しく怪しく鳴り響くようなスタイルが多めで、初期のKurt Rosenwinkelに代表されるコンテンポラリジャズギターサウンドの王道をいくような作風。
2曲め、3曲めとかイントロが長めでちょっと冗長な感じが多いが本編は格好良いコンテンポラリジャズが展開される。
後半はカバー曲が4曲続く構成
8曲めではさらりと早いフレーズのテーマを弾いた後、4ビートのギターソロが長いが、Joel Martinのウォーキングが格好良いかなぁ
9曲めは、しっとりとしたボサノバは、雰囲気たっぷり。Gilad Hekselman、Joel Martinのコンビネーションが絶妙で美しい。
10曲めが、Pat Methenyの(特に最近日本で)有名な曲。原曲とは異なる(アフリカ調?)リズムで奏でられる。この雰囲気なんか良いです。
11曲めはMatti Caspiというイスラエルのミュージシャンの曲。中東感皆無のほのぼの感のある曲調で、良い曲だけどアルバム全体からは浮いているか..。
Gilad Hekselmanのギター音色は概してアタック感希薄のほんわかしたものだが、曲によってエフェクトを変えて変化を持たせたもの。
フレーズ的にはテクニック的な上手さもあるが淀みないソロを聴かせるが、凄くインパクトのあるフレーズが出てくるかと言うとそういう感じでもなく、そういう意味ではちょっと地味めなのかもしれない。
Joel Martinのベースがちょっと硬質なサウンドで、絶妙なフレーズで絶妙なバッキングを聴かせて、さすがに長らく共演しているらしくGilad Hekselmanと良いコンビネーションを見せている。
Marcus Gilmoreの曲調によっては音数多めに煽るような演奏、スローな曲では見事なくらい必要最低限の音数で、と緩急織り交ぜつつ、おおらかなで見事な演奏を見せつけてくれます。
この盤はMarcus Gilmoreの妙技を聴くのも1つの大きな楽しみになっていると思います。
Jeff Ballardが客演していて10曲めで叩いているが、これは他の曲と曲調が違うための起用か、3曲目のツインドラムは音の厚み出しのための起用でしょう。
この盤(特に前半)はコンテンポラリジャズギターサウンド好きははまる人多いと思うが、選曲と曲順は一考の余地があるか。
前半がオリジナルで後半がカバーで途中ちょこちょこ小品が入り、雰囲気も前半と後半でガラッと変わり、散漫な雰囲気になってしまっていると感じる。それぞれの演奏は良いのでちょっともったいないかなぁ。
ベストは、7曲めですかねぇ。このダークな感じがなんだかはまる。
Gilad Hekselman "Homes"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00LALVSYA/)
この記事へのコメント