Terje Gewelt "Steppingstone"

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Terje Geweltの2015年の新作です。
Terje GeweltはChristian JacobとのDUO作で一気にハマって、その後Dag Arnesenのトリオ作を買ったところでひと息ついて、2012年のアルバムを2014年に紹介したのが久々で、今年リリースしてからしばらく経って新作を見つけ、ちょっと試聴して良さそうだったので買いこんだものです。

ということで、デュオ作が3つ
 "InterPlay" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a51950617.html)
 "Duality" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45577178.html)
 "Hope" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45827890.html)
他の紹介はトリオが2作
 "OSLO" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56747688.html)
 "If Time Stood Still" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a51581883.html)
カルテットが1作
 "Spindrift" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62662976.html)
ということになります。

メンツは、ギタートリオで下記3人ですが。ギタリストは知らない名前です。
Terje Gewelt(B)、Staffan William-Olsson(G)、Adam Nussbaum(Ds)

演奏曲は10曲がTerje Geweltのオリジナルで、Staffan William-Olssonが1曲、Adam Nussbaum夫妻?名義で1曲で全部で12曲。
1. NEVER SAY NEVER
2. SONG FOR CECILIE
3. BE RIGHT BACK
4. BROKENLAND
5. STEP BY STEP
6. HIGHLAND STROLL
7. THE FENS
8. LETTING GO
9. MISSING BELLS
10. DAYS OF OLD
11. SOLYANA
12. BLUE SWELLS


編成は、ギタートリオのごくシンプルなもの。
ソリッドのエレキギターに、ほとんどエフェクトをかけていないストレートな音色のギターがシンプルで心地良い。
あまり大掛かりではなさそうなセットのドラムは、タイトな音を叩き出す。

Terje Geweltは、アコべで知ったのでそのイメージが強いが、本作の前に紹介しているアルバムもエレベだったので、最近は、エレベでの活動に重点をおいているのかもしれません。
そのベースがたぶんフレットレスだと思いますが、とても綺麗な音色で、流暢な美旋律から、ジャコばりの早弾きまでを駆使しての演奏なんだかんだ上手いなぁと感じさせます。

全体の印象は、Marc Johnsonの"sound of summer running"とか、john abercrombieがやりそうな演奏とかに似た雰囲気と感じてます。

ということで、全体にあまり肩肘はらない心地良いサウンドスタイルで、個人的にはTerje Geweltのリーダー作には、もうちょっと冷徹な感じを期待したいところではありますが、現在の彼の嗜好はこっち方面にあるのでしょうから…。


ベストは、11曲めにします。

Terje Gewelt "Steppingstone"(http://www.amazon.co.jp/dp/B010D88WQC/)

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