NHORHM "NEW HERITAGE OF REAL HEAVY METAL"
西山瞳さんの新作はヘヴィメタ集です。
西山さんが学生時代にヘヴィメタをよく聴いていたそうで、その辺からヘヴィメタ集を作ろうってことになったようです。
本人の曲紹介、インタビューとか詳細は下記参照。
http://blog.livedoor.jp/hitomipf79/archives/52341894.html
個人的には、元来ヘヴィメタはおろかロックもろくに聴いていなかったので、この作品の元曲もほとんど知らないものばかりでして…。
リリース情報をみたときも、実はあまり面白がって聴けない、この作品の真骨頂を楽しめないのではないかと危惧していたんです。
今でも、この作品の真骨頂、本当の面白さはすべて解ってはいないんじゃないかと訝っているんですが、とはいえ、知らないなら知らないなりの楽しみ方ってのもあるんじゃないかって開き直っての紹介します。
メンツは、織原さん橋本さんとのトリオを中心に曲ごとにゲストが入るものがあるという構成。
西山瞳(P)、織原良次(B)、橋本学(Ds)
小田朋美(Vo:4)、馬場孝喜(G:5)、市原ひかり(Tp:8)、橋爪亮督(Sax:10)
演奏曲は以下の通り。前述の通りなんで、1曲を除きすべてヘヴィメタの既成曲ですが、元曲は個人的に知ってるのはありません。
あ、7曲目は・・・ だったんですね(驚)
01. In the Dead of Night / U.K.
02. Walk / Pantera
03. Man On the Silver Mountain / Rainbow
04. Skin O' My Teeth / Megadeth
05. Fear of the Dark / Iron Maden
06. Upper Levels / ANGRA
07. 悪夢の輪舞曲 / BABYMETAL
08. Demon's Eye / Deep Purple
09. The Halfway to Babylon / 西山瞳
10. Green-Tinted Sixties Mind / Mr.BIG
基本的には、普通にピアノトリオでの演奏で、特にヘヴィメタだからといって特別な楽器の起用はなし。
ピアノは、アコースティック、ベースはエレベだがこれまでの織原さんのサウンドを踏襲、ドラムもジャズのセッティングぽく、音数も多くなく、ほとんど強打もせずに繊細なドラミングに終始。
ゲストで入る、ギターも、トランペットも抑制の効いたサウンドで、ピアノトリオが基本にある全体のイメージを崩さない演奏。
さすがに元曲がロックなだけあって、元曲を知らないのでどこまで元曲に忠実か判らないが、印象的な部分だけ残して換骨奪胎して、曲のキメの部分等判りやすいイディオムはしっかりと残していながら、おそらくジャズなコードを挟んだり、いろいろな仕掛けを多用して音楽としてはしっかりとジャズの範疇に収めていると推測。
アレンジは、すべて西山さん。
いずれも原曲を愛聴していて、自身の中に曲の印象もイメージが出来上がっていたでしょうから、元曲のイメージを残しつつジャズに作り変えていくのは、先入観とのせめぎ合いは凄かったんじゃないか、演奏していても原曲のイメージが湧いてきて抑えた演奏をするのは大変だったんじゃないかとか変なことを考えながら聴いてしまいました。
唯一ボーカルの入った5曲めが一番ヘビメタな感じが残っているか。ほぼ真ん中に持ってきているのは、インタールードか、ヘビメタ渇望症対策か。
ということで、おそらく元曲は、楽器音に歪みかけまくり、ドラムは音数多めの乱打、ボーカルは絶叫に近いと、荒々しいものだったでしょうから(偏見)、本作ではそれらの音に隠れて見えにくかった曲の良さがみえてきているんじゃないかと感じています。
と言う意味でも西山さんのアレンジが秀逸なんだろうなとは思います。
ベストは5曲目ですかねぇ。個人的にこの曲は好きな気がします。元曲も聴いてみよう(笑)
NHORHM "NEW HERITAGE OF REAL HEAVY METAL" (http://www.amazon.co.jp/dp/B014842K38/)
西山さんが学生時代にヘヴィメタをよく聴いていたそうで、その辺からヘヴィメタ集を作ろうってことになったようです。
本人の曲紹介、インタビューとか詳細は下記参照。
http://blog.livedoor.jp/hitomipf79/archives/52341894.html
個人的には、元来ヘヴィメタはおろかロックもろくに聴いていなかったので、この作品の元曲もほとんど知らないものばかりでして…。
リリース情報をみたときも、実はあまり面白がって聴けない、この作品の真骨頂を楽しめないのではないかと危惧していたんです。
今でも、この作品の真骨頂、本当の面白さはすべて解ってはいないんじゃないかと訝っているんですが、とはいえ、知らないなら知らないなりの楽しみ方ってのもあるんじゃないかって開き直っての紹介します。
メンツは、織原さん橋本さんとのトリオを中心に曲ごとにゲストが入るものがあるという構成。
西山瞳(P)、織原良次(B)、橋本学(Ds)
小田朋美(Vo:4)、馬場孝喜(G:5)、市原ひかり(Tp:8)、橋爪亮督(Sax:10)
演奏曲は以下の通り。前述の通りなんで、1曲を除きすべてヘヴィメタの既成曲ですが、元曲は個人的に知ってるのはありません。
あ、7曲目は・・・ だったんですね(驚)
01. In the Dead of Night / U.K.
02. Walk / Pantera
03. Man On the Silver Mountain / Rainbow
04. Skin O' My Teeth / Megadeth
05. Fear of the Dark / Iron Maden
06. Upper Levels / ANGRA
07. 悪夢の輪舞曲 / BABYMETAL
08. Demon's Eye / Deep Purple
09. The Halfway to Babylon / 西山瞳
10. Green-Tinted Sixties Mind / Mr.BIG
基本的には、普通にピアノトリオでの演奏で、特にヘヴィメタだからといって特別な楽器の起用はなし。
ピアノは、アコースティック、ベースはエレベだがこれまでの織原さんのサウンドを踏襲、ドラムもジャズのセッティングぽく、音数も多くなく、ほとんど強打もせずに繊細なドラミングに終始。
ゲストで入る、ギターも、トランペットも抑制の効いたサウンドで、ピアノトリオが基本にある全体のイメージを崩さない演奏。
さすがに元曲がロックなだけあって、元曲を知らないのでどこまで元曲に忠実か判らないが、印象的な部分だけ残して換骨奪胎して、曲のキメの部分等判りやすいイディオムはしっかりと残していながら、おそらくジャズなコードを挟んだり、いろいろな仕掛けを多用して音楽としてはしっかりとジャズの範疇に収めていると推測。
アレンジは、すべて西山さん。
いずれも原曲を愛聴していて、自身の中に曲の印象もイメージが出来上がっていたでしょうから、元曲のイメージを残しつつジャズに作り変えていくのは、先入観とのせめぎ合いは凄かったんじゃないか、演奏していても原曲のイメージが湧いてきて抑えた演奏をするのは大変だったんじゃないかとか変なことを考えながら聴いてしまいました。
唯一ボーカルの入った5曲めが一番ヘビメタな感じが残っているか。ほぼ真ん中に持ってきているのは、インタールードか、ヘビメタ渇望症対策か。
ということで、おそらく元曲は、楽器音に歪みかけまくり、ドラムは音数多めの乱打、ボーカルは絶叫に近いと、荒々しいものだったでしょうから(偏見)、本作ではそれらの音に隠れて見えにくかった曲の良さがみえてきているんじゃないかと感じています。
と言う意味でも西山さんのアレンジが秀逸なんだろうなとは思います。
ベストは5曲目ですかねぇ。個人的にこの曲は好きな気がします。元曲も聴いてみよう(笑)
NHORHM "NEW HERITAGE OF REAL HEAVY METAL" (http://www.amazon.co.jp/dp/B014842K38/)
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