Mike Moreno "Lotus"
Mike Morenoの新作が出ました。Kurt Rosenwinkelを筆頭にしたコンテンポラリ系ギタリストの重要な一翼を担うギタリストと認識しているので、このリリースは個人的には待望のと言いたいところです。
調べると、2012年の↓以来なので3~4年新作が出ていなかったってことになります。
"Another Way"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61304962.html)
参加作は昨年のKendrick Scott盤があったので、昨年あたりから再始動って解釈で良いのかもしれません。
"We Are The Drum"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63483117.html)
本作も強力な布陣をそろえたカルテットで、そのメンツは以下の通り。
Mike Moreno(G)、Aaron Parks(P)、Doug Weiss(B)、Eric Harland(Ds)
演奏曲はすべてMike Morenoのオリジナルで以下の9曲だが。冒頭1分台のイントロが入る。
(最後がエピローグとなっているが、こちらは4分台)
1. Intro
2. The Hills Of Kykuit
3. Lotus
4. Hypnotic
5. The Empress
6. The Last Stand
7. Can We Stay Forever
8. Blind Imagination
9. Epilogue-The Rise
曲はコンテンポラリー系で、ちょっと単調めな感じがメカニカルな雰囲気と感じさせる美旋律、静謐系の曲が大半を占める。
ドラムが自由度高めに叩くリズムに、ギターとピアノがテーマと即興を絡めてくるような構図。
聴いていると、どうやらテーマのフレーズの一部が少しずつ形を変えてアルバムのいろんなところに顔を出していて、これが全体の雰囲気の統一感を醸しているところもありそう。
そもそもコンテンポラリ系の曲は温度感低めと認識しているが、本作ではギターもピアノも綺麗めな音色で奏でていることと、静謐な雰囲気を持った曲が多いため、全体の温度感としてはやっぱり若干低めに感じられる。
その、ともすると無機的に感じられる演奏にEric Harlandのドラムが入ることで、躍動感が加わる。
このEric Harlandの縦横無尽なドラミングが聴きどころのひとつでしょう。
そして、Mike Morenoと、Aaron Parksのフレーズとタッチのテイストがなんだか妙に(実にしっくりと)合っていて、この2人の交歓がもう1つの聴きどころと言えるでしょう。
前作から不変のメンツは彼だけなんですが、この2人の相性は結構良いんじゃないかと思います。
温度感若干低め、静謐な雰囲気(何度も書いてるが、それほどでもない)で淡々と進行していくイメージではあるんですが、じっくりと腰を据えて聴き込むほどに味わい深く感じられる格好良い作品に仕上がっていますかね。
ベストは、6曲めにします。
Mike Moreno "Lotus"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/1006930782)(http://www.amazon.co.jp/dp/B0196SIFGM/)
調べると、2012年の↓以来なので3~4年新作が出ていなかったってことになります。
"Another Way"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61304962.html)
参加作は昨年のKendrick Scott盤があったので、昨年あたりから再始動って解釈で良いのかもしれません。
"We Are The Drum"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63483117.html)
本作も強力な布陣をそろえたカルテットで、そのメンツは以下の通り。
Mike Moreno(G)、Aaron Parks(P)、Doug Weiss(B)、Eric Harland(Ds)
演奏曲はすべてMike Morenoのオリジナルで以下の9曲だが。冒頭1分台のイントロが入る。
(最後がエピローグとなっているが、こちらは4分台)
1. Intro
2. The Hills Of Kykuit
3. Lotus
4. Hypnotic
5. The Empress
6. The Last Stand
7. Can We Stay Forever
8. Blind Imagination
9. Epilogue-The Rise
曲はコンテンポラリー系で、ちょっと単調めな感じがメカニカルな雰囲気と感じさせる美旋律、静謐系の曲が大半を占める。
ドラムが自由度高めに叩くリズムに、ギターとピアノがテーマと即興を絡めてくるような構図。
聴いていると、どうやらテーマのフレーズの一部が少しずつ形を変えてアルバムのいろんなところに顔を出していて、これが全体の雰囲気の統一感を醸しているところもありそう。
そもそもコンテンポラリ系の曲は温度感低めと認識しているが、本作ではギターもピアノも綺麗めな音色で奏でていることと、静謐な雰囲気を持った曲が多いため、全体の温度感としてはやっぱり若干低めに感じられる。
その、ともすると無機的に感じられる演奏にEric Harlandのドラムが入ることで、躍動感が加わる。
このEric Harlandの縦横無尽なドラミングが聴きどころのひとつでしょう。
そして、Mike Morenoと、Aaron Parksのフレーズとタッチのテイストがなんだか妙に(実にしっくりと)合っていて、この2人の交歓がもう1つの聴きどころと言えるでしょう。
前作から不変のメンツは彼だけなんですが、この2人の相性は結構良いんじゃないかと思います。
温度感若干低め、静謐な雰囲気(何度も書いてるが、それほどでもない)で淡々と進行していくイメージではあるんですが、じっくりと腰を据えて聴き込むほどに味わい深く感じられる格好良い作品に仕上がっていますかね。
ベストは、6曲めにします。
Mike Moreno "Lotus"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/1006930782)(http://www.amazon.co.jp/dp/B0196SIFGM/)
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