Nouon (20160221)

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Nouonはアルバムを聴いてそのサウンドに妙に惹かれまして、他の目的もあったりとちょうどタイミングが良かったので、ライブを見に荻窪まで赴きました。
"Nouon"は、濃音 を意識してつけられた名前で、アルバムタイトルの"Kuu"は 空 とのこと。

そのアルバムは↓
 "Kuu"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63552065.html)

このライブは全国ツアーの一発目で、この後の予定か以下の通り。
 2/21(日) 東京 荻窪Velvetsun
 3/3(木) 名古屋 Tokuzo
 3/4(金) 京都 Urban Guild
 3/5(土) 大阪 Environment Og
 3/6(日) 横浜 AIREGIN
 3/14(月) 東京 代官山晴れたら空に豆まいて

メンバーは(当然だが)アルバム通りの4人。
ステージの左手前にVibraphone、その奥にContrabass Clarinet、右手前がKeybord、その後ろにDrumsという立ち位置。
Contrabass Clarinetは、デリケートな楽器なのか、開演前後等演奏してないときは、客席から見えないところに隠して保管してました。
Azusa Yamada(Vib)、Kevin McHugh(Key)、Huw Lloyd(Contrabass Clarinet)、Junpei Yamamoto(Ds)

このバンドは、普通じゃない楽器編成の面白さもさることながら、この楽器構成で表現されるサウンドの面白さが最大の魅力になっていると思っていて..。
ビブラフォンの固めな打音、ビートを効かせたドラム、ビブラフォンの音の余韻の柔らかさ、バリサクの音の図太さ、エレピも柔らかめな音色と、各楽器の特徴を最大限に生かし、この楽器編成ならではの曲が作られ、アレンジもそのようにしっかりきちんとなされており、その魅力がアルバムを聴いて感じた以上によく再現されたもので、さらにライブならではのジャズな面々の交歓の面白さ(とくにアンコール)をも加味した、実に楽しいライブでした。

アルバムが昨年秋のリリースだが、すでに新曲がアルバム2枚分くらい溜まっているとのことで、このバンドでやりたいこと、できそうなことのアイデアがたくさんあるんだろなと、今後の活動も期待が持てます。

1st set 50分くらい、2nd set 45分くらいにアンコールと演奏時間若干短めなのは、時間の予測を見誤って準備してきた曲数がちょっと足らなかったよう。
ツアーでは、バランス良く充分な演奏を聴かせてくれると思います。

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