Giulia Valle "Libera"

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Giulia Valleの新作を見つけたので買いこんできました。
最近、いろいろ話題になりやすい女性ベーシストですが、個人的には Esperanza Spalding , Linda Ohに比肩する存在という認識です。
そのGiulia Valleも、新譜試聴会で知った名前でして、リーダー作はたいがい買って聴いてるつもりです。
 "danza imprevista"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a48191275.html)
 "Enchanted House"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59504704.html)
 "Berenice"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60331195.html)
 "Live"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61767467.html)
一般的には、Jason LindnerのFSNT盤 "1, 2, 3, Etc."(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59539604.html)で、実は聴いている人が多いんじゃないかと思います。

本作は、スペイン制作で、Giulia Valle以外に知った名前は入っていませんし、その楽器構成もなかなか個性的で..
Giulia Valle(B)、Jon Robles(Fl)、David Pastor(Tp)、David Soler(G)、Oriol Roca(Ds)、Edurne Arizu(Acc)
Ruso Sala(Vo:2,3,7)

1. Plein Air
2. 2012
3. Popita
4. Punk 5.0
5. Nadie
6. Danzad poll's danzad
7. La Puree

ちょっと複雑なパターンを持ったドラムのリズムを聴かせる1曲め。ドラム以外はエフェクト音程度とジャズらしからぬオープニング
2曲めは、ベースがゆったりしたリズムを刻むうえでトランペットとボイスが奏でるちょっとドロドロした印象のテーマと、ペースが上がる即興パートが交互に現れる展開。これもジャズっぽいかと言われると..。
3曲め、ギターとベースがリズムを奏でるイントロから、2拍子なフレーズでとんとん進む前半から大仰感ある展開は、ちょっとOncenth Trioの曲調を想起させる。
歪あるベース音からドラムが激しくビートを打ち鳴らして本編が始まる、思いっきりロックな4曲め。
ゆったりした流れるような(実は他の曲でもよく聞く)フレーズを基調に、フルートの幽玄なサウンドが心地よい5曲め
スライドギターでトロピカルな(ルンバ調?)サウンドからペースを上げてギターソロ、フルートソロでフェードアウトと目まぐるしくもいかれた感のある6曲め。
これも違う雰囲気のトロピカルサウンドと言えそうな、おっとりとしたフレーズとちょっとフリーの入った即興とが入り交じった7曲め。

ギタリストが兼任して出している電子音と、フルートもトランペットもボイスも無機的な響きに感じる場面多めで、ジャズというより、個人的イメージとしてはプログレッシブロックに近いと感じています。

特にフリーだったり現代音楽に依ってる感じもなく、しっかりとしたリズムの楽曲が並んでいるし、各曲の雰囲気も大枠ではそうとっちらかった印象ではないが、でも、全体に「いかれた」と言いたくなる不思議な雰囲気を持ったアルバム。
でも、なんか魅力的。

ベストは、一番ぶっ飛んでる4曲めでしょう。


Giulia Valle "Libera"(https://www.amazon.com/dp/B018R380L2/)

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