"Passion Dance Orchestra" Lars Bartkuhn

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この盤は、店頭ポップで「Pat Metheny好きは。。」みたいな文言があって引っかかり、ちょこっと試聴して面白そうだったので買いを決めています。
Lars Bartkuhnはドイツの人のよう。Passion Dance Orchestraってのはユニット名で、2004年に1枚アルバムが"Dreamland"(http://www.amazon.co.jp/dp/B000194U5G/)出ていたようで、約10年ぶりのアルバムってことになるそうです。

メンツは、エレベ、アコベの2ベースを擁した6人編成。知ってる名前はいないと思います。
Lars Bartkuhn(G)
Lars Duppler(P)
Helmuth Fass(el-B)
Oliver Leicht(Fl)
Andreas Edelmann(ac-B)
Sebastian Merk(Ds)

演奏曲は、すべてLars Bartkuhnのオリジナルで良いようです。
1. Folksong
2. The Oracle
3. All Goes Onward
4. Through Hills And Valleys
5. Mind And Time
6. Quasar
7. Alegria (Children’s Dance)
8. Long Life
9. Zenrock
10. When We Arrive
11. The World Is Everything

1曲め、we live hereに入っていそうな雰囲気の曲。
2曲めでは、冒頭からピカソギターなサウンドが出てきてのけぞる。
3曲めは、sound of summer running から Red sky って感じか?
という感じで、その後も、ギター等楽器の音色、フレーズの一部、リズム、曲の展開、ボイスの入れ方、等々
そういう耳で聴くと笑っちゃうくらいにPat Methenyの音世界を意識した作風で、知ってる人が聴いていると高頻度に"アッ"とか"ウッ"とか敏感に反応し続けることになると思います。マジで。

とはいえ、曲自体は個人的感覚としてはあまり格好良い感じではなく、ちょっと下世話な雰囲気を持っていて、作曲という範疇でパクっているって感じはあまり感じないが、さりとて作曲能力が高いってことでもなさそうだが…。(個人的感覚)
Pat Metheny好きには、馴れ親しんだサウンドに安心感を感じるか、はたまたあぁあのサウンド、あのフレーズとニヤニヤしながら聴くか、あるいは上述の通り全然落ち着かないか…。Pat Methenyファンだったら一聴の価値はあると思います。

この作品のリリースがPat Metheny Groupの新作が出ていないが故の聴衆の飢餓感が生み出した現象なのか、はたまた極単純に人気のサウンドにあやかっただけなのか…。なんてことを思わず考えながら聴いていました。

ベストは6曲めにします。


"Passion Dance Orchestra" Lars Bartkuhn(http://www.amazon.co.jp/dp/B017KDRD0Y/)

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