Mary Halvorson "Meltframe"

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この盤は、2月5日に開催された、No Trunksの年間ベスト大会で、実質お店のベストになった盤だったので買ってしっかり聴こうという意志のもと、購入した盤です。
その年間ベスト大会の状況は、(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63575438.html)。
ソロギターでかかったのは6曲めでしたが、ちょっとクセのある演奏で実は購入をちょっと躊躇したんですが(局所的でも)多くの人が良いという盤は、やっぱり聴いてみたいという興味が勝ったということになります。
購入してから確認したのですが、Marc Ribotの"Live in Tokyo"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63649248.html)で2人のギターの1人がこの人でした。

ソロギターなので、メンツは以下の通り。
Mary Halvorson(G)

演奏曲は
1 Cascades
2 Blood
3 Cheshire Hotel
4 Sadness
5 Solitude
6 Ida Lupino
7 Aisha
8 Platform
9 When
10 Leola

冒頭から歪濃度濃いめのフリーインプロ的な演奏で、聴く側も聴くための気合いを入れる
続く2曲め以降も、音色は曲毎に多少の変化はあるがあまりエフェクトをかけないほぼもので、インプロビゼーションな演奏を繰り広げるなかで、独特な音世界を見せてくれる。
6曲めでしっかり作曲されたフレーズを聴いて安心感を感じつつ、演奏の上手さ旨さ巧さに感嘆する。
後半4曲は、前半より過激度を増しつつ展開も劇的なものが多く、聴く側の興味を逸らさないような作り。

演奏自体は、ギターをじゃかじゃか鳴らしまくるだけなんてことはほぼ無く1音1音をしっかりと弾き、フレーズの節回しも破綻無く淀みもないもので技術力の高さを見せつける。
それでいて、前述の通り独特な音世界を見せる変な魅力を持ったしっかりとした聴き応えを感じさせるもの。

ベストは、なんだかんだ6曲めになってしまうでしょう。


Mary Halvorson "Meltframe"(http://www.amazon.co.jp/dp/B0133G18B2/)

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