DUB(ドクトル梅津バンド)(20160409)

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ドクトル梅津バンドを見るのは、2011年の5月以来の2回め。
昨年も今頃の時期にライブを演っていたのですが、それは残念ながら見にいけてません。
この4人が揃うのは、年1~2回とのことで、昨年は9月にできなかったので、1回だけだったよう。
梅津さんのスケジュール(http://amagaeru.com/cgi-bin/u-shi/ske/ume.cgi)を眺めてると、大きいライブ(仲井戸麗市とか、三宅伸治とか)で2人、3人が揃うことはありますが、4人ってのはさすがに・・
最近の菊地さん(http://www.geocities.jp/indra_dub/index.html)のライブ活動がこれだけって感じみたいです..。
ドクトル梅津バンドは1981年結成なので今年で結成35年になりますが、1987に解散していることにも実はなっていてw
現在の活動で新曲が出てくることもないので、活動中というよりは再開セッション的に年1~2回演奏しているという位置づけかもしれないですが、実は即興掛け合い、演奏がどう展開するかを面白がるのが主なので、だから新曲は必要ないのも事実。
でも、このメンツでの演奏を聴けるのはかなり貴重な機会だと思います。
というメンツは以下の通り。
ドクトル梅津バンド=DUB=梅津和時(As)、片山広明(Ts)、早川岳晴(B)、菊地隆(Ds)

今年から開場時間が遅く(19:30)なっているので19:20頃お店に赴いたところ、4~5人がお店の前に並んでまして(並んだのは、Kurt Rosenwinkel(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59239147.html)以来か?三宅さんとかスクリーントーンズとかでは並んでそうだが、自分は..)その後ろに並んで開場を待ち..、ほぼ定時に開場。
その後も続々とお客さんが入り、30人くらいの聴衆になっていたようです。

1stセットはほぼ定刻の20時頃から1時間弱、2ndセットは21:20頃からで、アンコールを入れてちょうど1時間くらいか..
菊地さんの叩き出すいかにもロックなビートにのっかって、早川さんの歪む寸前?(これが早川トーン、この音を聴くと)のベースがゴリゴリのサウンドを響かせる。
そこに2サックスの掛け合いが、少しのアレンジとともに奏でるテーマと、怒涛の即興と。

梅津さんは、1曲めはバスクラ2曲めはアルト、3曲めはソプラノと次々と楽器を変えて強烈なブローをぶちかます。
片山さんは、いつものようにお酒片手にこぶしを利かせた片山節絶好調ってな演奏を繰り広げ..
曲のアレンジは昔からのを踏襲しているようでキメとか馴れたもんよと・・、展開をちょっと間違えたり、両者でタイミングを図るところが寸劇調だったりと、想定内にいい意味でラフな演奏が気持ちよくも格好良い。

今回、早川さんと菊池さんのリズム2人でのデュオと、この2人のソロが多かったかなという印象があるが、これがジャズか?と言いたくなるような、強烈猛烈なビートの押収に、これはもうひれ伏すしかない状態に。。圧巻に圧倒的で凄いもんみせてもらいました。
このバンドでは、ソロでいろんな曲のフレーズをちょっとずつ挟みこむのが、また面白い聴きどころと認識しているが、今回は、早川さんのサーフミュージック集がなんとも秀逸で楽しかった。

ヴィジュアル的にも、ちょこっと趣向を凝らしていたりエンターテイメント的にも充実したライブでありました。
皆さんすでに還暦超えだと思いますが、まぁパワフルな演奏を約2時間たっぷりと。頭が下がります。

中央線ジャズを勝手な解釈で、ロックビートのうえで演歌フレーバー過多なフリージャズを演るジャズと思ってるんですが、ドクトル梅津バンドはまさにこの直球ど真ん中のバンドの1つであること間違いないです。

来年も今頃にライブを演ると行ってたので、それを楽しみに待ちたいと思います。
終演後、片付けを横目にちょこちょこお話をし日が変わる前後に辞してきました。

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