Ari Hoenig "The Pauper & the Magician"
リーダー作としては2011年の↓以来になるんでしょうか。
"Lines Of Oppression"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60439819.html)
ということは、約5年ぶりのアルバムということです。その前が2008年なので、それでも長周期とはいえ、概ねコンスタントにリリースしていると言えそうです。
"Bert's Playground"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a55059089.html)
メンツは、前作ではTigran Hamasyan、Gilad Hekselmanという中東布陣でしたが、今作ではGilad Hekselmanは同じですが、ピアニストがShai Maestroに代わった中東布陣になっています。
前々作でもGilad Hekselmanを起用しているので、Orlando le Flemingのベースとともに、好相性というか、Ari Hoenigは彼らのサウンドを信用しているってことなんでしょう。
逆(Gilad Hekselmanのリーダー作)はないんですけどね。(Marcus Gilmoreが多い)
このメンツの中では、Tivon Pennicottというサックス奏者だけ知らないですが、最近のAri Hoenig Quartetのメンバーのよう。
amazonで2014年のリーダー作が見つかりました(http://www.amazon.co.jp/dp/B00Q6AWCL8/)
Ari Hoenig(Ds)、Gilad Hekselman(G)、Orlando le Fleming(B)、Shai Maestro(P)、Tivon Pennicott(Ts)
演奏曲は、Ari Hoenigのオリジナル5曲に、You Are My Sunshine で全部で6曲。
01. The Pauper and the Magician
02. I'll Think About It
03. The Other
04. Lyric
05. Alana
06. You Are My Sunshine
1曲め、そこはかとなく中東色を感じさせる曲。
ギターが奏でるテーマが印象的な前半から、下降音の連続が魔法な雰囲気を醸す中盤へと展開する、ちょっと物語っぽさを感じさせる。
2曲め、4ビート基調でありながら変幻自在なリズムの変化を見せる曲、4ビートは概ねしっかりしてるが展開が目まぐるしく、聴いてるとあれよあれよと場面が変わりビビる。
3者の同時ソロ状態での掛け合いと、それを煽るドラムの面白さが聴きどころ。
3曲めも中東色濃い曲で、前半はShai Maestroのがっつりしたピアノソロをたっぷり堪能し、後半はGilad Hekselmanのキレキレのギターソロを楽しむという構成。
8ビートの哀愁系旋律の曲を、サックスの主旋律とギターソロとで聴かせる4曲め。
サックスとギターがエモーショナルに絡むしっとりめのテーマから、ピアノ、ベースと続くメロディアスなソロが印象的な5曲め。
6曲めのYou Are My Sunshine でお得意のメロディ奏法を披露。但し曲のテーマ部分だけで、中間部の一節は普通にサックスがテーマを奏でる。
全体に1曲の中での展開が面白く、作曲というか、アレンジというか、しっかり作りこんでいることを感じさせる内容。
サウンド的には、ドラムは当然として、サックスとギターの音色に耳が持ってかれる場面が個人的には多め。
ベストは、2曲めにしましょう。
Ari Hoenig "The Pauper & the Magician"(http://www.amazon.co.jp/dp/B01AOGZG5S/)
"Lines Of Oppression"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60439819.html)
ということは、約5年ぶりのアルバムということです。その前が2008年なので、それでも長周期とはいえ、概ねコンスタントにリリースしていると言えそうです。
"Bert's Playground"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a55059089.html)
メンツは、前作ではTigran Hamasyan、Gilad Hekselmanという中東布陣でしたが、今作ではGilad Hekselmanは同じですが、ピアニストがShai Maestroに代わった中東布陣になっています。
前々作でもGilad Hekselmanを起用しているので、Orlando le Flemingのベースとともに、好相性というか、Ari Hoenigは彼らのサウンドを信用しているってことなんでしょう。
逆(Gilad Hekselmanのリーダー作)はないんですけどね。(Marcus Gilmoreが多い)
このメンツの中では、Tivon Pennicottというサックス奏者だけ知らないですが、最近のAri Hoenig Quartetのメンバーのよう。
amazonで2014年のリーダー作が見つかりました(http://www.amazon.co.jp/dp/B00Q6AWCL8/)
Ari Hoenig(Ds)、Gilad Hekselman(G)、Orlando le Fleming(B)、Shai Maestro(P)、Tivon Pennicott(Ts)
演奏曲は、Ari Hoenigのオリジナル5曲に、You Are My Sunshine で全部で6曲。
01. The Pauper and the Magician
02. I'll Think About It
03. The Other
04. Lyric
05. Alana
06. You Are My Sunshine
1曲め、そこはかとなく中東色を感じさせる曲。
ギターが奏でるテーマが印象的な前半から、下降音の連続が魔法な雰囲気を醸す中盤へと展開する、ちょっと物語っぽさを感じさせる。
2曲め、4ビート基調でありながら変幻自在なリズムの変化を見せる曲、4ビートは概ねしっかりしてるが展開が目まぐるしく、聴いてるとあれよあれよと場面が変わりビビる。
3者の同時ソロ状態での掛け合いと、それを煽るドラムの面白さが聴きどころ。
3曲めも中東色濃い曲で、前半はShai Maestroのがっつりしたピアノソロをたっぷり堪能し、後半はGilad Hekselmanのキレキレのギターソロを楽しむという構成。
8ビートの哀愁系旋律の曲を、サックスの主旋律とギターソロとで聴かせる4曲め。
サックスとギターがエモーショナルに絡むしっとりめのテーマから、ピアノ、ベースと続くメロディアスなソロが印象的な5曲め。
6曲めのYou Are My Sunshine でお得意のメロディ奏法を披露。但し曲のテーマ部分だけで、中間部の一節は普通にサックスがテーマを奏でる。
全体に1曲の中での展開が面白く、作曲というか、アレンジというか、しっかり作りこんでいることを感じさせる内容。
サウンド的には、ドラムは当然として、サックスとギターの音色に耳が持ってかれる場面が個人的には多め。
ベストは、2曲めにしましょう。
Ari Hoenig "The Pauper & the Magician"(http://www.amazon.co.jp/dp/B01AOGZG5S/)
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