纐纈雅代、原田依幸 独壇場+ (20160530)

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年に何回か、月曜日の21時から「独壇場」というタイトルでライブを行っており、おもに若手奏者を主役にソロだったり、デュオだったりとライブを行っています。
月曜なので基本的には行けない(行かない)のですが、見たいライブがあったときは、翌日休みがとれたら赴くという程度で、これまで3回見てるはず。
うち2回は記事にしてます。3~4年に1回程度ですね(汗) 1回めは誰を見たんだろう..(忘却)
 スガダイロー (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58145579.html)
 石田幹雄 (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61366288.html)

今回は、纐纈雅代さんに、原田依幸さんが入ったデュオ。
原田さんの演奏を生で聴いたことはなく、アルバムでも生活向上委員会大管弦楽団界隈でしか聴いておらず、あとは、昨年の新譜として同店で良く聴いていた"1983"(http://www.amazon.co.jp/dp/B016XHK238/)くらい。
この秋に、梅津さんと生活委員会大管弦楽団の活動が始まるようで、ちょっと気になる存在だったので良い機会と赴いた次第であります。
 (http://offnote.org/pic-labo/llimg/13055534_231533467236134_7436565794770886574_n.jpg)

纐纈雅代(As)、原田依幸(P)

7時半頃お店について、焼酎を飲みながら開演を待ちます。
30分くらい前に、纐纈さん登場、BGMの邪魔にならないよう(音程と音量を調整して)ウォーミングアップをしていると、15分くらい前に原田さんが登場。
纐纈さんと、最近の活動の話などをしながら開演時間を待つ。 9時少し過ぎにスタート。

冒頭、ポロンとピアノを叩き始めたところから演奏スタート。
最初は、静かにお互いの出かたを探るような音出しからスタート、徐々に双方とも本領発揮的に自我を放出してくる。
纐纈さんの、和歌というか詩吟というか、雅楽というか、和のテイストを彷彿とさせるフレーズに原田さんのピアノがガツンガツンと絡んでいく。力感漲った演奏が繰り広げられる。

今回、原田さんのピアノを初めて生で聴いたんですが、フリーで打鍵でガンガンいくスタイルであることは間違いないですが、山下洋輔さん、スガダイローさんほど、拳、肘の使用頻度は高くなく、指の力でしっかり鍵をぶっ叩くところが印象的。出す音にかなり気を使っているんだろうなと思わせるもの。

始まって、10分もしたところで、お店に入ってくるおっさん..。なんか見たことあるような..と思ったら、渋谷毅さんでした。(スイマセン)

特に後半で、聴いていてなんとなく花火大会を見ているような気分になってきまして。
ドカンドカンと大玉が打ちあがった後に、スターマインのような怒涛の打ちあがりが続き、ちょっと休憩したかと思うと、様々な色彩を見せる中規模の花火が次々とあがり、形が特殊な仕掛けを凝らしたものがあがったりと、まさにそんな百花繚乱的大即興大会。
1時間をちょっと欠けるくらいの時間が経ったところで、今大会のハイライト的大玉披露で最高潮。
時間的にもこれで終わりかと思ったら、ここからスターマインが続いて、そっと終了したのでありました。

10人に欠けるくらいの人数(関係者含)だったと思いますが、月曜なので多いほうといえそう。
この演奏をそれだけの人で享受できたら、一人当たりの割り当てはそうとうなもの。圧巻の1時間でした。

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