Julian Lage "Arclight"

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Julian Lageの新作は、ギタートリオです。
前作が、ソロ "Worlds Fair"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63176499.html) で、その前はデュオ作が続いていました。
 Fred Herschとのデュオ  "Free Flying"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62298826.html)
 Chris Eldridgeとのデュオ   "Avalon"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62997135.html)
 Nels Clineとのデュオ   "Room"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63039046.html)
個人的にもここらで、トリオかカルテットくらいの編成での演奏を聴きたいと思っていたので願ったりかなったりといったところ。

そんな期待感たっぷりのギタートリオのメンツは以下の通り、ドラムのKenny Wollesenは記憶にない名前ですが調べると、自blogでは、Bill Frisellの近作 "Guitar In The Space Age!"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63007173.html)を含め、アルバム3枚が検索され、他にはDavid Binneyの"Graylen Epicenter"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61101524.html)
が引っかかりました。ドラムの言及はないですが..。他には、John Zornとかと演ってるようです。
Julian Lage(G)、Scott Colley(B)、Kenny Wollesen(Ds,Per,Vib)

演奏曲は、4曲(2,3,9,10)を除いてJulian Lageのオリジナルです。
01. Fortune Teller
02. Persian Rug
03. Nocturne
04. Supera
05. Stop Go Start
06. Activate
07. Presley
08. Prospero
09. I'll Be Seeing
10. Harlem Blues
11. Ryland


カントリー系のフレイバーを醸したオーソドックスなスタイルで、曲によってそう雰囲気をがらがらとは変えてこない。
一番遠いのがほぼフリーインプロって感じの5曲めか。
が、その表現力の多彩さ、広さには感嘆させられる。
あまり派手な立ち回りをするわけでもなく、多少ラフに見える部分もあるので、軽く聴くと軽く聴けてしまうが、ギターの上手さは厳然たるものがありながら、その技術面を全面に出して聴かせるなんてことは一切無く、技術の裏打ちを持ったうえでの表現の上手さ、旨さで、しっかりと聴かせる力量に凄さを感じさせられる。

5曲めのフリーっぽいところですらフレーズに迷いがなくどこを切り取っても大したもんだと感じさせる見事なサウンドを聴かせてくれる。

Julian Lageは天才だと言われており、これまでもいろいろなスタイルの演奏を広くやっており、当初 "?" と思われるものもないことはないが、いずれもしっかり聴けばしっかりとした内容で、自分の感性の足りなさを思い知らされる。
この盤でもつくづく天才だと思わせる凄いサウンドを堪能させてもらいました。

ベストは8曲めにします。


Julian Lage "Arclight"(http://www.amazon.co.jp/dp/B019R9BJ6I/)

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