Carla Bley, Andy Sheppard, Steve Swallow "Andando El Tiempo"

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Carla Bleyのではなくこの3人でのECMでの2作目です。
前作のときにも書いていますが、それまでCarla Bleyの演奏はほとんど聴いていなかったのですが、前作を聴いてこの音世界にはまってしまったようで、次作が出るという告知に思わず注文ボタンをポチっていました。
ちなみに前作は
 "Trios"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62501357.html)

そういうわけで、メンツは不動の3人。
Carla Bley(P)、Andy Sheppard(Ts,Ss)、Steve Swallow(B)

演奏曲は以下の通り。最初の3曲が組曲で、なんでも依存症からの回復における試練や苦難を描いており、
曲調は悲しみから喜び/希望へと続いているとのこと。
01. Sin Fin
02. Potacion de Guaya
03. Camino al Volver
04. Saints Alive!
05. Naked Bridges / Diving Brides

訥々と鳴らされるピアノに促され丁寧に紡ぎ出されるサックスが絡む。続けてベースかが雰囲気を壊さないよう丁寧に入れ替わる。美しい音空間が醸成されていく1曲め。
哀愁感漂うテーマを持った2曲めは、そろでは、少しファンタジックな雰囲気を醸す。やはり、美しい音空間を作り出していく。
ファンタジックな雰囲気にミステリアスなフレーバーを加味していながら、音数が多めなのでしっかりとした骨格が感じられる3曲め。
ここまでが組曲で、徐々に実体感が増していくような展開を感じる。実体感が増すのは希望かもしれない。

つづく4曲めは、6/8拍子に忠実なBleyの伴奏にスワローのベースによる美旋律が静かに紛れこむさまが見事。これも独特な音世界を楽しませてくれる。

5曲めも6/8拍子で、3者が美旋律の即興を同時進行で演るような進行から、中間のピアノソロでメンデルスゾーンが入る仕掛けもあり、少しだけ明るめの曲調なこともありもの凄く心地良い。

全体に、静謐で妖しげでありながら、見事に美しい音世界はこの3人ならではのものなんでしょう。
変わらぬ魅力みたいな感じかも知れませんが、間違いのない魅力でありましょう。

ベストは4曲めにします。


Carla Bley, Andy Sheppard, Steve Swallow "Andando El Tiempo"(http://www.amazon.co.jp/dp/B01CP7WWYM/)

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