Sam Bates "Backblocks"

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この盤は、某店で新品数種を安売り(未開封中古でなく新品の安売りだった、カット盤でもなかった)していたのを見つけてその中から適当に選んだ2枚のうちの1枚。
もう1枚は、Avishai Cohen(Tp)が入っていたの(未紹介)で購入理由は明確なんですが、こちらはメンツもとくに知ってる名前があるわけでなく、ジャケットも特に魅力的とは言えないですし、なにが決め手だったか自分でもよく判らないチョイス。
発売1年程度でそう古くない盤ですし、他にも数種類安売りされていましたが同一レーベルのものというわけでもなく、仕入れが過剰だったのか、仕入先の不良在庫を引き取ったか..。

というメンツは以下の通り..。皆、オーストラリアの人のようで、発売元のレーベル(NEW MARKET)もオーストラリアのもののようです。
Sam Bates(Ds)、Marc Hannaford(P)、Philip Rex(B)

演奏曲もすべて、Sam Batesのオリジナルなので、見知ったタイトルがあるはずもなく..。
1. He Who Laughs
2. Rat Rescue
3. Bubblegum Factory
4. Make It Stop
5. Superjumbo
6. Seaworthy
7. Wolverine

ドラムがリーダーのピアノトリオだからか、ドラムの音数が全体的に多め。
シンバルの打音が多く、堅めなスネアの音と共に結構な主張を見せる。
ほぼ全編に渡って、リズムを刻むだけという場面は無く、なんらかのおかずを入れてくる。

そして、それに負けじとピアノも弾きまくる意識が前に出てくるのは自然なこと。
但し、コードを弾きまくっての音数ではなく、右手のフレーズでの音数なので全然煩いという事はない。
そのピアノのタッチはあまり強くなく音色は綺麗めなのも、煩さに繋がってはいない印象。
ベースはあまり前面に出て自己主張する事はなく、渋く好サポートを見せる。

楽曲的には、シリアスめではあるが、比較的親しみやすいメロディで温度感も低過ぎない曲調が多め、リズムもしっかりビートが刻まれるので聴くのがヘビィになる事はない。

そういう曲調なんで、実は音数多めのドラムが、ノリを増長させる良い方に作用して気持ち良さにしっかり繋がっているとも言えそう。

ベストは、・・どれも決め手に欠ける感じではありますが、7曲めにしときます。


Sam Bates "Backblocks"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/1006192276)

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