Christopher Zuar Orchestra "Musings"
Maria Schneiderから始まる、いわゆるラージアンサンブルと言われるコンテンポラリービッグバンド作品が、ここのところいくつかリリースされています。
自身でもいくつか購入してまして紹介しているのは以下のような感じ。
挾間美帆 "Time River"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63486002.html)
Darcy James Argue "Brooklyn Babylon"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63556337.html)
本作はWEBを漁っていて見つけた盤で、その後挾間さんが推薦しているらしいという情報を見つけました。
と思ったら、6/26の題名のない音楽会でアレンジされた曲が演奏されてまして、話題上昇中の人だとあらためて認識しました。
これが初リーダー作とのこと。
メンツはビッグバンドでもできるだけ書き出すようにしました。クレジットは下記であってると思います。
Dave Pietro(WoodWind)、Ben Kono(WoodWind)、Jason Rigby(WoodWind)、Lucas Pino(WoodWind)、Brian Landrus(WoodWind)
Tony Kadleck(Tp)、Jon Owens(Tp)、Mat Jodrell(Tp)、Matt Holman(Tp)
Tim Albright(Tb)、Matt McDonald(Tb)、Alan Ferber(Tb)、Max Siegel(Tb)
Pete McCann(G)、Frank Carlberg(P)、John Hebert(B)、Mark Feber(Ds)、Rogerio Boccato(Per)、Jo Lawry(Vo)
演奏曲は、7曲めがEgberto Gismontiで、他はChristopher Zuarのオリジナル。
1 Remembrance
2 Chacone
3 Vulnerable States
4 Ha! (Joke's On You)
5 So Close, Yet So Far Away
6 Anthem
7 Lonely Road
8 7 Aneis
ハーモニー自体は、そう凝った和音を多用している印象はない。
楽器の使い方は、アンサンブルに柔らかい音の楽器を多めに入れてソロが映えるような構成にはなっているか。
そのアンサンブルでの楽器の起用の旨さが秀逸で、そのハーモニーの重なり合いの美しさが見事と言うか際立って良いと感じられる。
リズムも特に変拍子で難易度を上げているとは感じられないが展開はしっかりドラマチックにアレンジされており、ミディアムテンポで美しさ、軽快さ、が映える曲調を並べることで全体の雰囲気も温かみのあるものになつていて、聴いててとても心地良い。
いずれの曲でも大概ソロが入るが、これがなかなかジャジーでハーモニーとの対比がなんとも良い感じの効果を生む。
途中、数曲でボーカルが入るが、歌唱というよりボイスという感じが強く、声という楽器として起用している感じか。
4曲めでは、ギターがカッティング、チョーキングと、前面に出てきてロックぽい雰囲気が強めに出しここがインターバルのよう。
全体的に、いわゆるラージアンサンブルの直球ど真ん中といった感じの作風でMaria Schneiderと比べると情景描写感は希薄で、より音楽としての心地良さを追求しているように受け止めてます。
ベストは3曲めでしょう。
Christopher Zuar Orchestra "Musings"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01AOHX7IA/)
自身でもいくつか購入してまして紹介しているのは以下のような感じ。
挾間美帆 "Time River"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63486002.html)
Darcy James Argue "Brooklyn Babylon"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63556337.html)
本作はWEBを漁っていて見つけた盤で、その後挾間さんが推薦しているらしいという情報を見つけました。
と思ったら、6/26の題名のない音楽会でアレンジされた曲が演奏されてまして、話題上昇中の人だとあらためて認識しました。
これが初リーダー作とのこと。
メンツはビッグバンドでもできるだけ書き出すようにしました。クレジットは下記であってると思います。
Dave Pietro(WoodWind)、Ben Kono(WoodWind)、Jason Rigby(WoodWind)、Lucas Pino(WoodWind)、Brian Landrus(WoodWind)
Tony Kadleck(Tp)、Jon Owens(Tp)、Mat Jodrell(Tp)、Matt Holman(Tp)
Tim Albright(Tb)、Matt McDonald(Tb)、Alan Ferber(Tb)、Max Siegel(Tb)
Pete McCann(G)、Frank Carlberg(P)、John Hebert(B)、Mark Feber(Ds)、Rogerio Boccato(Per)、Jo Lawry(Vo)
演奏曲は、7曲めがEgberto Gismontiで、他はChristopher Zuarのオリジナル。
1 Remembrance
2 Chacone
3 Vulnerable States
4 Ha! (Joke's On You)
5 So Close, Yet So Far Away
6 Anthem
7 Lonely Road
8 7 Aneis
ハーモニー自体は、そう凝った和音を多用している印象はない。
楽器の使い方は、アンサンブルに柔らかい音の楽器を多めに入れてソロが映えるような構成にはなっているか。
そのアンサンブルでの楽器の起用の旨さが秀逸で、そのハーモニーの重なり合いの美しさが見事と言うか際立って良いと感じられる。
リズムも特に変拍子で難易度を上げているとは感じられないが展開はしっかりドラマチックにアレンジされており、ミディアムテンポで美しさ、軽快さ、が映える曲調を並べることで全体の雰囲気も温かみのあるものになつていて、聴いててとても心地良い。
いずれの曲でも大概ソロが入るが、これがなかなかジャジーでハーモニーとの対比がなんとも良い感じの効果を生む。
途中、数曲でボーカルが入るが、歌唱というよりボイスという感じが強く、声という楽器として起用している感じか。
4曲めでは、ギターがカッティング、チョーキングと、前面に出てきてロックぽい雰囲気が強めに出しここがインターバルのよう。
全体的に、いわゆるラージアンサンブルの直球ど真ん中といった感じの作風でMaria Schneiderと比べると情景描写感は希薄で、より音楽としての心地良さを追求しているように受け止めてます。
ベストは3曲めでしょう。
Christopher Zuar Orchestra "Musings"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01AOHX7IA/)
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